起業はデメリット多し。だからこそメリットを積極的にとりにいく

  • URLをコピーしました!

先日の起業セミナーにて改めて考えたことです。
起業後のメリットは自分で積極的にとりにいくべきものだと思っています。
起業したらもれなくついてくるものでもありません。
写真
※写真は、ル・パン・コティディアンです。今日は午前中セミナー講師なので、一足早く会場近くに来ています。

一般的な起業のメリット

一般的に起業すると次のようなメリットがあると言われます。

・時間が自由になる
・がんばった分だけお金が入る
・好きな仕事ができる
・嫌な上司がいない
・経費を使える

こうやって挙げてみると、夢のような話でしょう。

 

 

実際はどうなのか……

しかし、実際はそうとは限りません。
上記のメリットは、デメリットにもなりがちです。

 

・時間が自由になる?

→自由になる反面、OFFはありません。
夜でも休みの日でも、延々仕事をしてしまう(せざるをえない)可能性もあります。
盆も正月も、連休も、GWも、有給休暇も忌引もありません。

 

・がんばった分だけお金が入る?

→がんばったからといってお金が入るわけではありません。
「がんばる」という自己評価ではなく、成果を出し、他者に評価されることが必須とされます。
成果を出したとしても、税金のシステム上、すぐに収入へ反映できるわけではありません。
ボーナスも出せません。
(正確には、出せますが経費になりません)
「起業とお金」セミナーで話した「起業するなら知っておきたい税金・会計8つの知識」 | EX-IT

 

 

 

 

 

・好きな仕事ができる?

→仕事を選んでいると食べれなくなります。
起業したのに嫌な仕事をせざるを得ないわけです。
会社員のときは、嫌な仕事を社内の誰かがやってくれていました。
起業するとそうはいきません。

 

・嫌な上司がいない?

→「だれの指図も受けず自由に仕事できるぜ!」と思っていても、人との関わりは避けられません。
嫌なお客さんにあたる可能性もあるわけです。
上司だと、無視しても飲み会の付き合わなくても支障がないかもしれませんが、お客様からはお金をいただいている以上、そうはいかないことも多いでしょう。

 

・経費を使える?

→「起業したら経費をガンガン使って、飲みに行こう!」「いいなぁ、経費におとせて…」というイメージがあります。
経費といっても、自分の会社にお金がないと支払えません。
単に、会社から自分(社長)への未払が増えるだけです。
あくまで事業がうまくいかないと、経費にしても意味はありません。
(未払にしておいて将来支払うことはできます)

 

 

メリットを積極的にとりにいく!(今は無理でも)

そもそも起業には、大きなデメリットがあります。
・固定収入がなくなる
・明日の売上がゼロになる可能性もある
・自分のお金を出さざるを得なくなる
・自分が病気・けがをしたときに収入がなくなる
・誰もかわりに仕事をしてくれない(有能なスタッフがいれば別ですが)

起業して何も考えずにがむしゃらに仕事をしていても、メリットは得られず、上記のようなデメリットだけがつきまとってきます。

私は起業して6年弱となりますが、やっておいてよかったと思うことの1つは、

【起業のメリットを積極的にとりにいく】

ことです。

・好きな仕事(顧客、種類)をする
・自分のペースで仕事をする
・決して大もうけはしなくても、お金のために仕事をとらなくていいようにする
というようなことを常に意識しておかないと、ついつい日々に流されて、メリットも得られないと思うのです。

もちろん、まだまだ理想の形ではありません。
きれいごとだけではすまないこともありますし、楽ではありませんし、大小まじえたやけどもしました(^^;)
それでも起業時(約6年前)から思い描いていた理想像に少しずつ近づいてはいます。

「最初から思い描きつづける」というのも重要でしょうね。
「起業時は我慢」「起業したら3年は寝ないで働く」というのでは、目指す理想像にはいつまでたっても近づかないでしょう。

方向性を意識しているかどうかで日々の過ごし方や選択基準は変わってきます。

起業のメリットを積極的にとりにいくには、自分の軸が必要です。

その軸となっているのは、このブログやメルマガ、やらないことリスト、タスク管理だといえます。

 

ーーーまとめーーー
起業には大きなデメリットがありますので、それに負けず、積極的にメリットをとりにいき、仕事を楽しみましょう。

 





【編集後記】
トライアスロンシーズン開幕にむけて、昨日、新兵器が届きました。
ぶっつけ本番になりますが、どのくらいの効果があるか楽しみです(^^;)

  • URLをコピーしました!