仕事の工夫、スキル、時間。会社員時代にも譲らなかった3つのこと

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「会社員の頃(雇われていた頃)はどうしていたんですか?」ときかれることも多いです。
「ちゃんとやれてたのか?」「おとなしくしていたのか?」ということかもしれません(^^;)
それなりに工夫はしていました。
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転職4回 5カ所

私は
・総務省統計局 3年3ヶ月
(1年ちょっと税理士受験専念)
・税理士事務所 7ヶ月
(半年ほど税理士受験専念)
・税理士事務所 1年5ヶ月
・IT企業経理 1年2ヶ月
・税理士事務所 2年
といった職歴で、独立まで転職4回5カ所に勤めました。

最初のところを除いて、専門的な仕事とはいえ、それほど適合していたともいえません。
今となっては、短期間で様々な職場を経験できたのはよかったと思っていますし、大きな力になっています。

 

表面上はおとなしく

ブログ読者の方や友人からみると、「雇われていたときにおとなしくしていたのか?」「ちゃんと仕事していたのか?」と思われるかもしれません(^^;)
古いこと、理不尽なこと、しがらみが嫌いですからね。

それはずっと変わらないのですが、やはり組織にいる以上、おとなしくはしていました。

組織のルールは守るべきだからです。
少なくとも表面上は。

内心ではいらいらしたり、不満はありましたが(だからこそ転職が多いのですが)、本音をいったり、正論をかざしたりはしてなかったつもりです。

 

雇われていたときにも譲らなかった3つのこと

ただ、雇われているときも譲らなかったことはあります。それは次の3つです。

1 仕事を工夫する

職場の同僚や上司がいくら嫌いでも、そのお客様には関係ありません。
自分に与えられた仕事、担当する仕事は、職場への感情とは別にきっちりやっていました。

いわれたことはやっていましたが、工夫はしています。
アウトプットは同じでやり方を変えることもありましたし、Excelを使ってそれまで3日かかっていた仕事を3分で終わらせるようにしたこともありました。
もちろん、3分で終わったことは報告しません。その分仕事がふってくるからです。
ただし、さぼらずに、その貯金を使って別のスキルを磨いていました。

そっとやらないですませたこともあります。
慣習で意味なくやっていることは、さりげなくやめても問題ないことが多いです。
「これって必要ですか?」と聞くと、だいたい「必要」といわれますし、「やめてもいいですか?」と聞くと、「いや、続けて」といわれるのが関の山でしょう。

仕事の工夫の基準は、内部ではなく、外部(お客様・取引先)なのです。

 

2 牙を研ぐ

今後のことを考えて、自分のスキルを磨く、知識を身につけることは怠りませんでした。
Excel、PC、IT、税務会計など、私が歩んできたキャリアが、知識やスキルを必要としていたこともありますが、これはどの仕事でも同じでしょう。
従順に雇われているようで、その牙は常に研いでいました。
(別に寝首をとるわけではありませんが)

仕事はチームワークや仲間意識も重要ですが、個の力も必要だと思うのです。
サッカーでは、チームプレーや戦術と同様に、個の力、シュートの技術やポジショニング、ボールをとめる技術、パス・ドリブルの技術などが欠かせません。
それは仕事も同じでしょう。

漠然といわれた仕事だけをやっていてはスキルは伸びません。ときには現場判断で改善しちゃうこともありました。
雇う側が求めるスキルと、雇われる側が身につけたいスキルは違います。
そのギャップをうまく埋めなければいけません。

3 時間を大事に

私のキャリアはそれほど給料がよくありませんでした。
違う道へ進んだ友人が倍以上ももらっていたこともありました。
まあ、お金はしょうがないとあきらめていましたが、時間は大事に守っていたのです。

時間まで「しょうがない」とあきらめていたら、その先の道は開きません。

日々の仕事を工夫し、残業をできるだけしないように努力していました。

仕事はついつい「やりがい」で長くやり続けてしまいます。残業代がでるでないかかわらず、「働き続けてしまう」ので、注意しなければいけません。

仕事がおわっても帰れない「つきあい残業」も強敵です。

今でこそ、「二次会にはいくな」「つきあいで飲むな」といわれていますが、私が働き出した15年前ほどはそんな風潮もなく、だらだらした飲みにつきあわされることもありました。

それでもある日悟ったのです。
・21時に帰ったとき、「はやいね~」といわれました。24時まで残ってこそ「残ってがんばっている」という評価だったのです。それなら・・と思い、17時(定時)すぎには帰るようにしました。最初の職場で悟ったのでそれ以降もそんな感じです。税理士試験がはじまってからは、試験を大義名分にしていました。

・残業代がついていましたが、それに頼ってはいけないと感じていたのです。そうしないと無駄に残業して小遣い稼ぎをしてしまいます。現に、「残って稼いだ方がいいよ」と何人にもいわれたのです。
ゲームをやりながら残る人、昼間は適当にすごして、あえて残る人などを横目に、帰るようにしました。

・人生のうち、仕事をしめる割合は大きいです。たとえ8時間、定時で帰っても大きな割合占めます。それ以上を無理に費やさず、別のことに時間を使いたいと当時思っていました。

・・・とこんなことを最初の年に考えたのが運の尽きで、社会不適合となったのでしょう。

 

どっちみち職場の飲みは愚痴やネガティブなことが多かったので、今でも後悔していません。

ランチ時も同様で、毎回、ランチの場所を選び、ランチに悩み、それとない会話をするのがイヤだったので、弁当を作って持って行き、席で食べてかんたんにすませていました。
その後の時間、50分くらいは、仕事上の研究(ExcelやPC)や勉強をしていたのです。
早く帰りたいときには、その時間を仕事に使うこともありましたし、朝早く来て仕事をすることもありました。

きれいにまとめるなら、そのときの50分の積み重ねが今活きています。

まとめ

ここまでお読みいただいた方、当ブログの読者の方は、私と似通っている部分が少なからずあると思います。
だとすると、やはり少数派なのです。
自分だけが変と思わずに、地道に仕事を工夫しながらこなしつつも、牙を研ぎ、時間を大事にしておけば、道はひらけます。
(独立だけでなく転職、昇進などいろんな道があります)
周りに流されること、低きに流れることだけはやらないようにしましょう。

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