かんたん！と思えることこそ難しい。「かんたん！」「わかりやすい」を信じてはいけない。

見ているだけだと簡単そうに見えることでも、やってみると大変なことは多いです。
かんたんそうに見えること、かんたん！といわれることこそ気をつけなければいけません。

※はなももマラソン応援中。　iPhone 6s

外から見ているとかんたんに思えてしまう

昨日、茨城県古河市で行われたはなももマラソンの応援に行ってきました。
チームメイトが4人参加していたからです。

現地に到着すると、さっそくランナーの列が見えてきました。
タイミング的には、3時間くらいで完走するくらいのペースのランナーです。

フルマラソン42.195kmは、優勝者が2時間半くらい、制限時間は6時間から6時間半です。
3時間だと速い方で、4時間を切る（サブフォー）のがランナーの目標の1つとなっています。
私のベストは、3時間42分48秒です。

3時間くらいで走るなんてまだまだの話なのですが、外から見ると、「こんなもんなのかな」というペースに見えてしまいます。
それほどスピードを感じません。

外から見ていると、どうしてもかんたんに見えてしまうものです。
いざ自分でやってみると、そうではなく、それが難しいとわかります。
もし、やらないなら、「かんたん」とずっと思い込んでしまうでしょう。

これは非常に危険なことでもあります。

「かんたん！」を信じない

ビジネス的には、
・かんたんにできる！
・楽にできる！
・1日でわかる！
・だれにでもできる！
・わかりやすい！
などといった方が、目を引きますし、人も集まるでしょう。

ただ、それは真実ではありません。
あらゆるものごとは、それなりの手間がかかります。
自分がやってきたこと、できていることを考えると、決してかんたんではなかったはずです。

私も自分がやっていること、すすめることは、かんたん！とは片付けません。
税務、経理、フリーで食べていくこと、Excel、IT、ブログなど、それなりに苦労するし、続けなければいけません。

例外は、
・ずば抜けた才能
・運
・ポジション
です。

これらのものがあると、それほど努力しなくてもかんたんにできる可能性がありますが、多くの場合、期待はできません。

才能や運があれば、かんたんにできてしまうでしょう。
ポジションというのは、知名度や地位。
ブログで言えば、芸能人がかんたんにブログを書いて、アクセスが上がるのは当然です。一般の人は、それなりに役立つことを書かないとアクセスは上がりません。
名言を引用したり、本を紹介したりする場合も、ポジションにより評価は変わります。

他人がいう「かんたん」、他人が見せる「かんたん」を信じずに、自分の目で確かめ自分の体で感じることが大事です。

勤めていたとき、上司がいう「かんたんだよ」や、独立直後に先輩にいわれた「かんたん！」は信じられませんでした。
過ぎ去ってみれば「かんたん」かもしれませんが、その過程は決してそうではなかったはずです。
人は過去を美化する傾向にあるので、注意する必要があります。

「かんたん」「わかりやすい」が入ったタイトルの本で、そうだった試しはありません。

 

「難しい」「時間がかかる」「継続が必要」と考えていた方が楽

私は、「かんたん」といわないようにしています。
税金、経理、PC、IT、ブログ、トライアスロン、マラソンなど、私が提供しているものも、かんたんではありませんし、かんたんといいたくありません。
それなりに難しく、時間がかかり、継続が必要です。
ただ、より楽にする方法はあるので、それを提供するようにしています。

「かんたん」を信じず、物事は、
・難しい
・時間がかかる
・継続が必要
と考えていた方が楽です。

「かんたん」と思っていると、いざ難しかったときとのギャップに苦しみます。

 

もし「かんたん」なことがあるとしても、違いを作ることを考えると、
・難しい
・時間がかかる
・継続が必要
といったことをやっておかないと差が付きません。

「かんたん」がいいことではなく、「難しい」ことがいいことなのです。

 

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【編集後記】

はなももマラソンの応援、自宅から68km、バイクでいく予定でしたが、時間的に間に合わず、自宅から新宿までバイク、新宿から古河まで電車（バイクを解体して袋に包んで）、トレーニングがてら、現地ではバイクで応援でした。

見ているとやっぱり走りたくなります。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

恵比寿　きらり
はなももマラソン応援　バイクで