フリーランス、ひとり社長としてクリアしてきた8つの葛藤

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フリーランス、ひとり社長として仕事をするには、様々な葛藤があります。
私がクリアしてきた葛藤を8個挙げてみました。

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大きくするか、しないか?

ビジネスを大きくするか、しないか?というのは1つの分岐点です。
フリーランス(個人事業主)、社長(法人)となり、順調にビジネスがのびてくると、必ず訪れます。

「大きくする」とは、
・人を雇う
・オフィスを広げる、移転する
ことを伴います。

これらをやることが、必ずしも、顧客のため、自分のためになるとは限りません。

【あえて】フリーランス、ひとり社長を選ぶ方法、生き方もあるはずです。

しかし、右肩上がり・拡大が世の流れでもあり(あった)、葛藤もあります。
私自身、独立して約7年、まだひとりで仕事をやっています。
(正確には1人雇っていた時代もありました。)
これはあえて選んでいることで、それなりに葛藤をクリアしてきました。

 

 

私がクリアしてきた葛藤

前提として、私は、税理士業をフリーランス(個人事業主)で、ひとり社長でコンサル、セミナー、執筆をやっています。

1 雇用をうまないのでは?

「人を雇わないと、雇用をうまないのではないか?」

私も悩んだ時期があります。
税理士業だと、受験生、独立を目指す人を雇って、育てたいという気持ちがありました。
ただ、もし雇ったとしても、1人、2人・・・と少しずつしか育てられません。
そこで考えたのが、個別に相談を受けたり、メルマガを発行したりすることです。

今だとメルマガ「税理士進化論」の読者は740名。これだけの方を雇うのはなかなか難しいでしょう。

このように、情報発信、知識の提供で、雇用に近い形で、貢献できます。
お金を支払うわけではありませんが、知識を得て、自分で食べていける力をつけることが可能です。

むしろ、雇ってお金を払っているだけで、何も教えない・提供しないという方が罪でしょう。

2 一人で寂しくないか

「ひとりだと寂しいし、喜びをわかちあえない・・・」

もともとひきこもりがちなので問題ありません(笑)

フリーランス、ひとり社長といっても、完全にひとりではありません。
チームを組んで仕事をすることもありますし、ネット上でのつながりもあります。
このつながりを保つのが、ブログやメルマガなのです。

3 社会貢献のスケールが小さくならないか

「こじんまりとしていて、貢献できないのでは」

税理士業でいえば、1人で担当できるのは、10社程度が限界でしょう。
もちろん、関わりを少なくすれば、もっと担当できますが、20社、30社、40社・・・と増やしても、それ以上は無理です。

大きくしないと、影響力も増えていかないと考えていた時期もありました。
だからこそ、影響力を大きくできる仕事を増やしています。
ブログ、メルマガ、本の出版、セミナー、単発のコンサルなど、顧問業務以外を増やしているのはそのためです。
顧問を10社から20社にするなら、10社にとどめて、残りの時間とお金を影響力を高める部門に投入します。
ブログで言うと、現在月間で30万ページビュー、20万人の方に読んでいただいています。
規模を大きくしてもなかなかこの数字は難しいはずです。

出版、ブログだけではなく、モノを売ることも影響力を増やす方法でしょう。

4 もしものときがあったらどうする?

「病気やけが、万が一の死亡のときにどうするか?」
「後継者がいないのはまずいのではないか?」

ただ、これは、規模の大きな会社でも同じことです。
後継者がいない会社、万が一のことがあったら困る会社は多いでしょう。

フリーランス、ひとり社長に限ったことではないのです。
私は「万が一ファイル」というものを作っています。
「万が一ファイル」のすすめと5つの効果 | EX-IT

 

 

 

 

5 わからないことがあったらどうする?

「仕事でわからないことがあったらどうする? 組織だと聞けるのに」

組織を作っても、自分がわからないことを聞ける相手はなかなかいないでしょう。
もちろん自分よりスキルのある人を採用し、会社にいてもらうのが理想です。

仕事をしていてわからないこと、検討しなければいけないことは必ずあります。
必要なのは、解決する能力と、外とのつながりでしょう。

私も、外とのつながりは大事にし、プロフェッショナルの力を借りています。
ひとりだからといってもなんでも1人というわけではありません。
単に同じ組織ではなく、同じ場所で仕事をしていないだけです。

6 雑用も自分でやらなきゃいけない

「郵便、電話、印刷など雑用も自分でやらなきゃいけない」

人を雇ってこういった仕事をやってもらうと楽です。
ただ、本当にこういった仕事が必要か?を考えなければいけません。

ネットやITを使えば、雑用をなくせます。
むしろ人がいるからこそ、無駄な仕事を増やしているところもあるのです。

7 お客様にどう思われるか

「ひとりだと、お客様に不安に思われるのでは?」

これはわりきるしかないでしょうね。
規模で判断されたら、完全に負けます。
そう判断される方からは選ばれません。

ただ、規模だけで仕事の質は変わらないはずです。
万人に選ばれることを目指していては、うまくいきませんし、ひとりの良さ(フットワークの軽さ、担当者にまかせない、意思決定のスピードなど)を評価してもらうしかありません。

8 売上に限界が来るのでは

「ひとりだと売上に限界がある」

たしかにそうです。
1人で普通に考えると、3,000万円くらいが限界でしょう。
(時間や自分をどれだけ犠牲にするかによります)

そもそも売上を拡大することが必要かを考えなければいけません。
売上を拡大しても、人を雇い、オフィスを立派にして経費が増えれば、利益は減り、時間もなくなります。
右肩上がりなのは売上だけで、その他のことは右肩下がりになっては意味がないでしょう。

ひとりでビジネスをやるということは、その価値観を変えなければいけません。

 

オススメ本と迷いを断ち切ってくれる言葉

フリーランス、ひとり社長にオススメの3冊です。
迷いを断ち切ってくれる印象的な言葉とともに紹介します。
3冊目は超おすすめで、まだブログでも紹介してません。

”小さいことは通過点ではない。小さいことは、目的地でもあるのだ。”

”規模ではなく影響力で成長する”

”ならば人を雇うという手段もあるでしょう。すると三つの問題が生じます。一つ目は、トイレ掃除も、床掃除も、酒も料理もサービスも、レジ精算も、皿洗いも、全部自分でやりたいのに、人にお願いしなければなりません。二つ目は、ヒマなときに本を飲んだり、居眠りしたりできなくなります。給料を払うからには働いてもらわねばならず、その横で私だけ好き勝手するのは、さすがに気が引けます。三つ目は人件費です。給料を払うためには常に繁盛させねばならず、やりたくない販促をしなければなりません。”





【編集後記】

来週、ブログコンサルをさせていただくことになりました。
今回の記事にも書いたように、ブログは、ぜひやっていただきたいことも1つです。
私自身も楽しみにしています。

個別コンサルティング

【1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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