強みの組み合わせは可能性を広げるため。ワンピース×歌舞伎！

昨日は公開初日の　スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』へ。
強みの組み合わせの力を改めて感じました。

※新橋演舞場　上演前（上演中は撮影不可）。iPhone 6s

スーパー歌舞伎Ⅱ（セカンド）『ワンピース』

スーパー歌舞伎Ⅱ（セカンド）『ワンピース』とは、あの歌舞伎と漫画ワンピースのコラボです。

スーパー歌舞伎Ⅱ（セカンド）は、特設サイトによるとこう書いてあります。

三代目市川猿之助(現猿翁)によって創造された、かつてないスケール感と重厚な物語性を併せ持ったスーパー歌舞伎は、数々の金字塔を打ち立て、演劇界に新しいジャンルを拓いた。そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が自らの手で創造したスーパー歌舞伎、それが「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)」である。

現代の演劇界を代表する才能たちと共に全く新しい舞台空間の創造を目指し、第一弾公演として2014年3月に新橋演舞場、続いて4月には大阪松竹座でのロングラン上演を果たし、成功に導いた。

歌舞伎も見に行ったことがあるのですが、スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』は、演出がさらに濃くなり、コンサートやショーのようでした。
ワンピースの世界観をうまく表現しつつ、歌舞伎のよさと融合されています。
カラフルかつ重厚な歌舞伎の衣装や演技、ワンピースの個性豊かなキャラクターの組み合わせも絶妙でした。
特に、
主役級のルフィ・ハンコック、白ひげ、ボンちゃん（ミスター2。ボン・クレー）、サンジ、イナズマ（イワちゃんの側近）、はっちゃん（魚人族）、エース、ウソップ
はいい味です。

ワンピースファン、歌舞伎ファンのどちらにも楽しめるかと思いますが、ワンピースを知っている（ストーリーを知っている）方がより楽しめるかもしれません。
昨日は、平日16時からの講演ということもあったからか、歌舞伎ファンの方がやや多く、年齢層も高めでした。

上演場所

場所は、新橋演舞場。
東銀座駅から徒歩5分、築地市場駅（大江戸線）から徒歩3分ほど。
歌舞伎座とは異なる点に注意です。

上演スケジュール

10月7日から11月25日。すでにチケットは発売されています。

大阪でも、3月に上演されることが決まりました。
もう一度観るなら、大阪で観たいと思っています。

演目

コミックでいうと、51巻から60巻。
シャボンディ諸島のオークションから、アマゾンリリー（ハンコックの島）→インペルタウン（収容所）→マリンフォード（海軍基地）→アマゾンリリーといった舞台が描かれます。

ワンピースの中でも最も盛り上がった箇所がうまく再現されていました。
アマゾンリリーからマリンフォードまでは、ルフィの仲間が出てこないのですが、シャボンディ諸島が冒頭に入っていることで、仲間（ゾロ、サンジ、ナミ、ロビン、フランキー、ウソップ、ブルック、チョッパー）も登場します。

ボンちゃん、イワちゃんが活躍するインペルタウン脱出から、エース救出のマリンフォードでの戦いは息をのむ展開です。
白ひげ海賊団も、スクアードはもちろん、マルコ、ビスタなども再現されていて感激でした。

上演時間は、昼の部11:00から15:50と夜の部16:30から21:20の2回（日によって1回のみの場合あり）。

夜の部でいうと、
・第一幕（シャボンディ諸島からアマゾンリリー）　16:30ー17:40
幕間　30分
・第二幕（インペルタウン）　18:10ー19:20
幕間　25分
・第三幕（マリンフォード）　19:45ー21:20
と、約5時間も楽しめます。

幕間（休憩）でご飯を食べる感じです。

配役

配役はこのような感じです。
1人で複数の役を演じるケースもあります。

役者さんを知っている方ならより楽しめるでしょう。

ルフィ/ハンコック/シャンクス	市川 猿之助
白ひげ	市川 右近
ゾロ/ボン・クレー/スクアード	坂東 巳之助
サンジ/イナズマ	中村 隼人
ナミ/サンダーソニア	市川 春猿
はっちゃん/戦桃丸	市川 弘太郎
アバロ・ピサロ	市川 寿猿
ベラドンナ	坂東 竹三郎
ニョン婆	市川 笑三郎
ジンベエ/黒ひげ(ティーチ)	市川 猿弥
ニコ・ロビン/マリーゴールド	市川 笑也
マゼラン	市川 男女蔵
つる	市川 門之助
エース	福士 誠治
ブルック/赤犬サカズキ	嘉島 典俊
レイリー/イワンコフ/センゴク	浅野 和之

チケット

チケットの料金は次のとおりです。

1等席
16,500円
2等A席
9,500円
2等B席
5,000円
3階A席
5,000円
3階B席
3,000円
桟敷席
17,500円

安くはないのですが、このクオリティで約5時間楽しめるならアリだと思います。
えいやっと、桟敷席（左前方）で観ました。
テーブルがあり、ゆっくりできるのですが、ベストは、やはり花道かつ舞台に近い、赤枠の席（A2、A3。1等席16,500円）です。
この席は、早めに売り切れていますが、10月下旬だと何日か空いていました。
（11月はほぼ埋まっている感じです）

チケットはネットでも買えます。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2015/10/ii_1.html#ticket

歌舞伎×ワンピース

スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』の魅力は、歌舞伎とワンピースの組み合わせだと思います。

歌舞伎だけだと興味がなかった私が、ワンピースとの組み合わせにより、お金を払い、楽しんだわけです。
同様の方も多いでしょう。

逆に、ワンピースは知らなくても歌舞伎（又は役者さん）に興味があり、スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』を観て、ワンピースに興味を持つ可能性もあります。

提供するコンテンツ（サービス）の組み合わせは、独自のものを生み出すことができるとともに、自分のサービス・商品を買ってもらえるチャンスを増やしてくれるのです。

強みを組み合わせるのは、絞りつつ広げるため

ビジネスにおいて（特に小規模）、強みをかけあわせるべきという話をよくしています。
強みをかけあわせると、より強固なものを提供できますし、独自性が出るからです。

また、独自性があればあるほど、対象の方を絞ることになる一方で、チャンスは広がるという理由もあります。

AとBの強みがあり、これを組み合わせた場合、Aに興味がある人にBを、Bに興味がある人にAを提供する可能性が出てくるのです。
今回のワンピースと歌舞伎がその例でしょう。

私がやっているものの1例として、税理士×ブログがあります。
これは、税理士に対してブログのノウハウを提供することもできますし、ブログを読んでくれる方へ税金の情報を提供することもできます。
税理士ということから興味を持ってもらっても、ブロガーということから興味を持ってもらってもいいのです。

経理×ITだと、経理に興味がある方へITを、ITに興味がある方へ経理を提供できる可能性があります。

ただし、大事なのは掛け合わせる強みのどちらにも全力を注ぐことです。
どちらかを適当にやっていては、その効果も激減します。

適当にブログをやっているわけでも、適当に税理士をやっているわけでもなく、もしそうであれば、どちらの強みも伝わらないでしょう。
片手間でちょろっとやって強みとして通じるほど、甘くはないです。

今回のワンピースと歌舞伎は、どちらも高いレベルだからこそ、その組み合わせに魅力がありました。
組み合わせる強みは、どちらも全力をつくしましょう。
（た、大変ですが・・）

---

---

---

---

【編集後記】

昨日は、ランチミーティングで、有楽町のラメール・プラールへ。

モン・サン・ミッシェルのオムレツということで期待大でした。
おいしいのですが、大きすぎるなぁ。。という印象です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
ラメール・ブラール　オムレツ
ワンピース歌舞伎
FIFA16

【1日1節】
時間術の本を1日1節書く。12月22日完了予定。
8/84