フリーランス・ひとり社長が出版を断る勇気

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ここ数日、新刊の詰めをやっていました。
もうちょっと続きます・・。
フリーランス、ひとり社長が本を書くべきかどうかについて考えてみました。
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個を打ち出すフリーランス・ひとり社長が出版するメリット

これまで4冊の本を書き、今も本を書いているところです。
個を打ち出すフリーランス、ひとり社長にとっては、出版の意味は大きくメリットもあります。

最も大きなメリットは、影響力です。

出版して、本が全国の書店に並ぶというインパクトはすさまじいもので、本をきっかけに知っていただける、仕事をいただくということもありました。
(それほど殺到しているわけではありませんが)

反面、出版にはデメリットも

そのメリットは、収入ではありません。
印税収入は、単価×部数×印税率で計算されます。
単価は店頭に並ぶ金額で税抜で計算する場合・税込で計算する場合があり、部数は、印刷した部数の場合・実際に売れた部数の場合があり、印税率はおおむね10%です。
部数がわかれば、だいたいの印税収入はわかるはずです。
1,620円の本が1万部売れて、10%なら、1,620円×10,000×10%で、162万円。
1万部売れる確証はありません。

かけた時間・労力、出したノウハウに見合う対価を得られるかどうかは、売れたかどうかにかかわります。
普通にビジネスをやった方が、割がいいのは確かです。
これは出版のデメリットともいえるでしょう。

また、メリットである影響力も、見方を変えればデメリットになります。
本のイメージで語られるようになり、下手に本を出すと、違った形で伝わってしまうこともあるでしょう。

出版を断る勇気も必要

出版は、夢物語ではなく、ビジネスだということ、利害関係がまじわるものだという認識が必要です。
私は幸い、最初の出版から、いいお話をいただいていましたが、ちまたで聞くといろいろ怪しげなものもあります。

舞い上がらず(舞い上がってましたが・・・)、慎重に吟味しなければいけません。
これは通常の仕事も同じです。
スタッフに仕事を任せて執筆に集中できればいいのですが、フリーランス、ひとり社長は、自分で仕事をこなしながら、執筆しなければいけません。
知識やスキルも削り取る必要があるため、出版はある意味リスクともいえるでしょう。

出版オファーを断る勇気も必須です。

これまで断ってきたものもあります。
断ったのは
・自費出版で230万円かかるといわれたもの
・今まで出した本と似たような路線
・条件面(印税、支払)が悪かったもの
・自分以外の方にも書けそうなもの
・自分の方針と違うもの
などです。

自費出版、共同出版(お金を出して帯や表紙に名前を出してもらう)は絶対にやりませんし、お問い合わせフォームにも「お断り」と明記しています。

オファーの考え方については、こちらの記事が参考になります。
独立系の出版プロデューサーの方のブログです。
出版について、事前に勉強するには最適ですので、ぜひ読んでみていただければ。

出版社から(初めての)執筆のオファーがあるのは、とってもうれしいことだと思います。「やります!」「がんばります!」と即答したい気持ちもわかりますが、返事をするまえに、考えてほしいことがあります。

執筆のオファーがあったときに考えること
http://www.socialcapital.co.jp/blog/publishing/2014/11/theme-schedule.html

締めくくりにはこんな言葉も。

担当編集者には感謝されるかもしれませんが、それと引き換えに、納得の行かないものを世に出すことの意味を考えたほうがいいかなとも思います。

確かにそうです。
影響力があるが故に、慎重にじっくりと本を書かなければいけません。

出版していることで、友人や読者の方からいろんな相談を受けていますが、
「やめといた方がいい」
「絶対にチャンスは来る」
と答えることも多いです。

本を書くべきか?という問いに対しては、「書くべき」と答えますが、なんでもいいわけではなく「納得のいくものならば」という条件がつきます。
条件が多少悪くても世に出す価値があると考えるならば出すという選択もありでしょう。

今年も1冊断っていますが、断った後に少々後悔していました(汗)
今では、断ったことは正しかったと確信しています。
ゆらいだことを反省して、今後はもっと基準を厳しくします。。。

・自分にしか書けないか
・いくらでも語れる内容か
・売れるにおいがするか
・自費出版、共同出版はやらない
・自分が知らなかった出版社とはやらない
・編集者さんに違和感があったらやらない
など基準を決めておくといいでしょうね。

あ、今書いている本は、納得して世に出せるものと確信しています。

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【編集後記】
山本憲明さんの新刊『仕事が速い人の8つの習慣』で、”私がよく読ませていただいている仕事術のウェブサイト”として、当ブログが紹介されていました。
ありがとうございます!

地味ですが確実に仕事が速くなるには、習慣が大事だと思っています。
その習慣について書かれている本です。
本に何度もでてくる「実際にやってみてください」が響きます。
ぜひ、読んで、実際にやってみていただければ。
真似をする、完璧を目指さない、必要のないことはしないようにするなど、参考になることが満載です。

山本さんもブログを毎日書いてらっしゃいます。
http://ameblo.jp/asa1jikan/

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※詳細は→「1日1新」

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井ノ上 陽一
1972年生まれ。大阪生まれ宮崎育ち東京在住。 ひとりビジネスを、時間・お金の両面でサポート。 ・株式会社タイムコンサルティング代表取締役 ・MicrosoftMVP for Excel ・アイアンマン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km) ・著書に『ひとり社長の経理の基本』、『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』、『ひとり社長の経理の基本』,『そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』ほか。 さらに詳細なプロフィールはこちら