講演会で入場チェックがなかった件。自分のサービスで無駄な手続きを強いていないか

2015年6月4日

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この手続き、必要？という思うことは常々あります。
先日参加した講演会で、入場チェックがなかったことにびっくりしました。
自分のサービスで、無用な手続きを強いていないかを常に意識すべきです。

1 「あれ、入場チェックなかったよね？」
2 これって必要？と思うことは多い
3 サービス提供側として、手続きを極限までそぎ落とす

「あれ、入場チェックなかったよね？」

先日、高城剛さんの講演会に参加しました。

・抽選
・無料
・撮影自由
という形式で、渋谷公会堂で行われたものです。

当選メールが来なくて、がっかりしていたところ、友人が誘ってくれました。
（2名当選するようになっているようです）

会場に入り、椅子に座って、ふと「あれ、入場チェックなかったよね？」と気づいたのです。
2,000名ほどが入る渋谷公会堂。
当選していない人が来る可能性は少ないでしょうし、2,000名（ほぼ満員でした）の人をチェックするのは手間もかかり、こちら側も大変ではあります。

もちろん、警備など別の理由からチェックをする必要もあるかもしれませんが、無料ですし、その必要は感じません。
そもそも、当選の案内に「当選メールを見せる必要はありません」と書いてありました。

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これって必要？と思うことは多い

世の中、形だけのチェックやわずらわしい手続きが多いように感じるのです。

私がめんどくさいなぁ。。と思うものでセミナー・講演会に関するものとして次のようなものがあります。

・申し込むと、請求書が送られてきて、それを見て振り込むセミナー
・受講票をプリントアウトして持っていかなければいけないセミナー（紙嫌いですし）
・入り口で名刺を出さなければいけないセミナー
・住所、電話番号まできかれるセミナー
・職業も書かされるセミナー

「受講票をプリントアウトしてもってきてください」と書いてあって、持って行ったらそのチェックがなかったということも意外とありました。

そのほか、
・会員登録って本当に必要か
・登録の際に、職業まで書く必要があるか
・FAX番号まで必要か（FAX持ってませんし）
といったこともあります。

詳細な情報を書かされるときに、どのくらい省略しても大丈夫なんだろう？と、たとえば、職業欄や答えにくい質問を空欄にすると、そのままOKの場合がほとんどです。
「じゃあ、最初から書かせないで・・・」と思います。

本人確認や会員証も、全部スマホの写真でいいのでは？という気もするのですがそうもいかないんでしょうね。
スマホの写真で偽造をする可能性はかなり低いです。
（機械で読み取るタイプのものは別ですが）

サービス提供側として、手続きを極限までそぎ落とす

ルールや慣習はあるかと思いますが、サービス提供側としては、手続きを極限までそぎ落とすよう心がけています。

税理士でも、
・契約時に詳細な情報を求める
・すべての資料がそろっていること、売上がもれていないこと、経費にいつわりがないことなどの承諾書にサインを求める
・最終的な提出書類にすべて目を通していただく
などといった、手続きをする場合もありますが、私は特にやっていません。

決算書や税務申告書を見ていただき、「これで大丈夫ですか？」と聞くのはおかしいからです。
（飲食店で、「注文を繰り返します」とか、ケーキ屋で「こちらでよろしいでしょうか？」と確認されるのが嫌いなので。。）

事業の数字を把握していただき、支払う税金がわかっていれば、それ以上の手続きは必要ないと思っています。

自分で開催するセミナーでも受講票を持ってきていただくことはありません。

手続きを増やし、チェックを増やしても、印鑑や署名をもらっても、それですべてが解決するわけではないでしょう。
もちろん、与信（取引をしても大丈夫か）の観点から、支払金額、支払時期、提供サービスの同意は必要ですし、法律で本人確認が定められている場合はしかたがない部分もありますが、手続きは極力減らすべきです。

銀行なんて何枚書類を書かされることか。。。

先日はじめて行った美容院のブロッコリーでは、お客様カードもなく、登録もありませんでした。
思わず、「そういう主義ですか？」と聞いたら、「そうなんです。最初はいるかなぁ。。と思ったけどいらないやと。お客様からも大丈夫？ときかれることもあります」と。

感激しました。