勉強したことと実務の違い

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税理士受験生であり,かつ,経理をされている方と
「税理士受験で勉強したことと実務でやっていることが違う」
という話題がありました。
確かに,異なる部分もあり,
私も実務をやってから驚いたことは多いです。
私の場合,税理士試験3科目を1年間勉強してから,
初めて税理士事務所に勤務しましたので。
「実務ではこうする」
という言葉ですべて済んでしまうことに
何かしっくりいかないこともありました。
しかし,こういう実務上の基準は,意外と根拠がないこともある気がします。
例えば,
会社の経理の方からすると,「顧問税理士がいいって言うなら・・・」
税理士事務所の担当者からすると,「事務所の上司がいいって言うなら」
税理士からすると,「前の顧問税理士がやってたから」
というように特に検討,質問することもなく,
単に今までの方法で行われていることも多いのではないかと思います。
私は経理担当も,税理士事務所担当も経験がありますので,
身に覚えがあります・・・。
やはり,
会社(経営者,経理担当者)と税理士との間で,
また,税理士事務所内でも,
疑問があったら質問できる環境を作ることは必要です。
そして,お互いに納得がいく結論を見出すべきでしょうね。
その中には,当然,理論上(受験勉強等)ではこうだが,
実務上では簡便性を重視して,こうしているという結論もあります。
私も,つい最近,経理の方から質問があり,
相談したうえ,経理方法をより細かく変更したことがありました。
まだまだお客様又はスタッフから質問を引き出すことを
意識しなければいけないと改めて感じます。

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