会計事務所業界の勉強方法

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昨日,法人税の研修講師を担当しました。
9/1,9/9の2回に分けて,会計事務所職員向けに
開催されたものです。
昨年に続いて,担当させていただきました。
参加者は,70名弱。
ほとんどが会計事務所経験3年未満の方です。
参加者の方は,よく集中して聞いてくださり,感謝すると同時に,
その意欲の高さに感心しました。
機会があれば,また研修講師を担当したいものです。
会計事務所に入ったばかりの頃は,
仕事も覚えなければならないし,
知識も身につけなければならないということで
大変な時期でもあります。
私もそういった時期を過ごしてきました。
まあ,仕事しながら知識をつけるというのは,今も変わらないことですが。
研修中に話したことも含めて,
会計事務所業界の勉強方法を3つ挙げてみました。
1 クライアントのために
「クライアントのために」と考えることが,
最も知識が身につく方法です。
クライアントが理解しやすい説明は?
クライアントが節税できる方法は?
クライアントの経営に役立つ情報は?
というように日々考えていると,
自然と勉強しますし,知識も身につきます。
会計事務所スタッフであっても
担当するクライアントを自分のクライアントと思って,
接することが重要です。
2 実務と知識をリンクさせる
実務と勉強したことを相互に結びつけることが重要です。
実務で行ったことを法律の条文で確認したり,
勉強したことを実務に当てはめて考えてみたりすると,
知識の定着は早くなります。
今回の研修でも講義の内容を実際の書類(申告書等)で確認するように
話しました。
3 一般の書籍も読む
実務書で専門性を高めることも重要ですが,
一般に販売されている税金や会計の書籍も
目を通しておくことをおすすめします。
クライアントに分かりやすく説明するヒントや
様々な視点からの考え方を得ることができます。
特に経営者が書いた会計の本はオススメです。
例えば,この2冊があります。

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今年の研修講師はこれで完了です。
担当したのは6月 2つ,7月 1つ,8月 1つ,9月 3つでした。
10月以降は自主開催でセミナー・勉強会をいくつか行います。
現在は次の勉強会の申込を受付中です。
第4回 決算書を作る勉強会(9/27),第5回 決算書を読む勉強会(10/3) 

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