会計や税金がまったく分からなかった自分

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「初心忘るべからず」と言いますが,
私が税理士として忘れないようにしているのは,
「会計や税金がまったく分からなかった自分」
です。
会計との出会い
簿記をはじめて知ったのは,18歳。
数学は得意な方だった私は,簿記もなんとかなるだろうと思っていたら,
大間違いでした。
借方,貸方,どっちがどっちとも分からず,
そもそも何を目的にやっているのかも理解していませんでした。
当然,簿記も嫌いになりました。
しばらく簿記から離れる時期もありましたが,
この簿記嫌いを完全に払拭したのは,税理士試験を受験し始めた27歳ごろです。
税金との出会い
「アルバイト代を確定申告すると,税金が戻ってくるらしい・・」
ということを知り,はじめて確定申告をしたのが23歳の頃。
当時は,公務員試験に合格し,プランタン銀座の地下のベーグル屋でバイトを
していました。
ほぼ休みなしでしたので,給料は20万円弱~25万円もらっています。
しかし,確定申告のやり方は全く分からないので,
源泉徴収票を片手に,新宿税務署の無料相談に行きました。
相談員に不安ながらに源泉徴収票を渡すと,さっさと税金を計算して,
「全部戻ってきますよ」と。
そのときの計算が非常に速く,
自分が全くわからない税金をこんなに速く計算できるなんて・・・
と感動した覚えがあります。
税金が戻ってきたので,まあいいかとだけ考えていましたが,
理由や根拠も分からず,何か釈然としない気持ちがあったのも事実です。
その後も,
「なぜ前職の源泉徴収票を出すように言われるのか?」
「この紙(年末調整の用紙)は何の意味があるのか?」
「住民税はどのくらいかかるのか?」
など,税金に関して不安に思うことはよくありました。
不安・もやもやの解消
会計や税金は,高校生までは,ほとんど学ぶことがありません(商業高校等除く)
しかし,社会に出ると,否応なしに必要とされます。
起業したり,投資を始めたりした場合には,特に必要な知識です。
私が会計や税金と出会ったときの不安感や,もやもや感はなんともいえないものでした。
今となっては,より多くの方が持つ不安・もやもやを解消することが
使命だと思っています。
どうすれば会計・税金が分かりやすくなるかと日々考えているところです。
今日は,個人事業主向けの確定申告勉強会でした。
参加者の方々にとって,
会計や税金に関する不安・もやもやの解消になっていれば幸いです。
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【編集後記】
今日は勉強会開催後,参加者の方々とランチ
→東京駅での打ち合わせへ。
打ち合わせは,税理士同士のコラボについて。
お互いの強みを活かした面白いものができそうです。

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