・4年のスパンと税理士試験

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冬季オリンピックは4年に一度の開催であり,サッカーのワールドカップと同じ年に行われます。
サッカー好きの私としては,ワールドカップの年というイメージが強いです。

税理士受験とワールドカップ

税理士受験時代にこの「4年に一度」のワールドカップがあった年があります。
2002年のワールドカップです。
このときに強く思ったのは,次の2つでした。
・その瞬間に成果を出さなければいけない点でワールドカップと税理士試験は似ているが,4年に一度しか開催されないワールドカップに比べて,税理士試験は毎年行われる。チャンスとしては恵まれている!
・次のワールドカップ(2006)には税理士試験が終わっていて(=税理士に合格),心置きなくサッカーを楽しむ!
幸運にも2006年時点では税理士試験が終わることができました。
何かを犠牲に・・・。
人生という大きな枠で考えた場合,何かを得るために何かを犠牲にすることがあります。
しかし,目指したいのは,過度に犠牲を増やさず,バランスよく望むものを手に入れることですし,不可能ではないと考えています。
ただ,オリンピック,ワールドカップ,試験というのは,瞬間的にアウトプットをし,その成果が求められるものです。
いくら練習で成果を出していても,模擬試験で成果を出していても意味がありません。
こういったものは,それなりに何かを犠牲にする必要があるのだと思います。
実際,私が税理士受験のときは,かなりのものを犠牲にしました。
受験に専念していたときには,収入を犠牲にしていましたし,その他やりたいこともせずに試験に集中しています。
サッカーもワールドカップは見ていましたが,毎週各国で行われるリーグ戦は見ていません。
そういったものを得ながら合格する道もあったのでしょうけど,当時はその余裕はありませんでした。
税理士試験は5科目合格が求められ,複数年にわたる試験です。
集中して成果を出すことが,その犠牲を最も少なくする方法だと思います。
ある先輩税理士は,現在かなりお好きなものがあるのですが,税理士試験期間中は,そのお好きなものを断っていたそうです。その期間は情報自体も空白という徹底ぶりでした。
その結果,試験に短期間で合格されています。
オリンピックであれ,ワールドカップであれ,4年というスパンは,税理士試験の目標設定の目安になりやすいと思います。
4年で5科目合格というのは決して達成できない目標ではありませんし,今科目をお持ちの方はなおさらです。
今の私としては,次のワールドカップ(2014年 ブラジル)のときは,何をやっているか・・・とやっぱり考えてしまいます。そのころは,年齢も42歳ですし,独立して7年目にもなるし,いろいろと成し遂げていたいこと,到達しておきたいレベルはありますね。
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【編集後記】
昨日,所得税確定申告のご依頼を新規でいただきました。
1月末に最初にお会いして以来,私もブログも見てくださっていたようで,非常に光栄です。
私は「新規契約のお話をいただいたときのために・・・」と常に余裕を作っておくことを考えていますが,今回は見事にその努力が実りました。
【読み終わった本】

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先日参加したセミナーで小山龍介さんが取り上げてくださった本です。
著者はイシス編集学校の学長である松岡正剛さん。
「本はノートである」,「キーブック」「書くことと読むことは酷似している」など,単に本を多く読むのではなく,読書の楽しみ方,スタイルが紹介されています。

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