・繁忙期は突然やってこないー負の連鎖を断ち切ろう その1ー

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昨日、税理士事務所に勤める20代の友人と会いました。
目下の悩みは、「残業が多いこと」「1月から土曜日出勤になったこと」。
仕事について思うところがありますので、記事にしてみました。
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【今日のテーマ】
・繁忙期は突然やってこない~負の連鎖を断ち切ろう その1~
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繁忙期は突然やってこない
「繁忙期なんだから、残業や土曜日出社はしょうがないだろう!」ってその友人の上司は言いそうです。
他の業種ならともかく、税理士事務所の繁忙期は毎年分かっています。
繁忙期が来ることは予測できるわけです。
12月~3月、3月決算の会社が多い場合は12月~5月が繁忙期と言われています。
突然やってくるわけではなく、比較的計画を立てやすいと思います。
私が心がけていることの1つは、着手を早くすること。
完了すべき締め切りが決まっている以上、それが一番効果的です。
通常なら
12月中旬~下旬 
 年末調整
1月中旬~下旬
 法定調書・償却資産・給与支払報告書
2月中旬~3月15日
 確定申告
というスケジュールでやることが多いです。
私は勤務時代からおおむねこんな感じで進めています。
11月下旬~12月下旬
 年末調整
12月上旬~1月中旬
 法定調書・償却資産・給与支払報告書
12月~3月上旬
 確定申告
いろいろと組み合わせて仕事をしているので、重なる部分はあります。
これに加えて、打ち合わせ時や毎月の処理をする際に、繁忙期の業務を分散しています。
固定資産を買ったら、償却資産のシステムに入力する、賃金台帳を加工しやすくする、社員のデータベースを随時整備するなどです。
友人の事務所では、案の定、確定申告には未着手でした。
その理由が「人が足りない」というのであれば、人を増やす、仕事の総量規制をするなどの判断が必要でしょう。
ただ、たいていの場合、仕事のすすめ方に問題があると思います。
そういえば、前に勤めていた事務所で1月に確定申告の仕事をしていたら、同僚から「気が早いね~」と鼻で笑われたことがあります(笑)
気にしませんでしたが。
彼は延々と残業するタイプでした。今は当然付き合いはありません。
負の連鎖
私は「負の連鎖を断ち切る!」という言葉をよく使います。(心の中で)
「繁忙期になる→時間がない→いつもつらい思いをする→気合いと根性で乗り切る→繁忙期になる→・・・」というのが負の連鎖です。
この連鎖が毎日、毎週、毎月というスパンになっていることもあるでしょう。
負の連鎖はいつか断ち切らなければいけないものです。
今回のケースで言えば、仕事の総量を把握する、計画を立てる、早めに着手するというのが負の連鎖を断ち切る方法となるでしょう。
「今の時期にそんなこと言っても、もう遅い」と思われるかもしれませんが、まだ間に合います。
もちろん、仕事のスピードを上げることも重要ですw
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【編集後記】
昨日は、不動産投資家のための税金セミナーの講師でした。
計算方法や手続きなどもお話ししましたが、最も強調したのは考え方。
税金ってどういうものなのか、どう考えればいいのかについて話しました。
心配された30kmマラソンの筋肉痛も、セミナーが始まってみれば気になりませんでした(^_^;)

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