・仕事を時間で解決すべきではないー負の連鎖を断ち切ろう その2ー

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前回の記事に続いて、友人の話です。
・繁忙期は突然やってこない~負の連鎖を断ち切ろう その1~
この繁忙期に備えて、土曜日も出勤となったそうです。
受験生である彼にとっては、勉強するという貴重な時間が奪われてしまうことになります。
(面接時は、土曜日出勤の話はなく、通常も残業がないということだったそうです。)
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【今日のテーマ】
・仕事を時間で解決すべきではない~負の連鎖を断ち切ろう その2~

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仕事を時間で解決すべきではない
私が勤務した3つの税理士事務所は、基本的に残業がありませんでした。
それなりに努力が必要だったのはいうまでもありませんし、私以外で残業していた方がいた事務所もあります。
そのうちの1つの事務所は、12月から3月までの土曜日と、月末の土曜日は出勤する必要がありました。
税理士事務所の仕事が集中する時期、いわゆる繁忙期だからです。
結局は、私がそのときのトップにかけあい、この土曜日出社はなくなりました。
仕事が終わらない結果、土曜日に出社するならともかく、最初から時間で解決するのは猛反対だったからです。
仕事の成果は時間だけで判断するものではないと思っています。
例えば、9時~18時まで働いても、9時間。休憩すれば8時間。
この限られた時間で、どういう成果を出せるかを考え、工夫することが仕事の成果の質を上げ、個人のスキルを上げると考えています。
「仕事が終われば18時に帰り、その後は友人と会ったり、買い物ができる」とと
「仕事が終わっても21時まで帰れない」
というのでは、日中の仕事の効率が違ってきます。
時間があればあるほど、無駄に時間をかけてしまったり、必要のないこともやってしまいます。
イギリスの学者パーキンソンは、この状態をこう言っています。
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(パーキンソンの法則)
仕事を時間で解決するのは得策ではありません。
仕事の成果
新人のうちは、「実力不足だから、時間をかけてひたすらやるべき」という考え方もあるでしょう。
「質より量」という言葉もあります。
私なりの考え方は、「ある程度の質があってこその量」ということです。
ただ、がむしゃらに仕事をやるのでは、いつまでたっても質は高まりません。
例えば、税金や会計を理解しないまま、作業だけをやっても意味がないのです。
その作業の背景や趣旨を理解しながらやった方が、ミスも減り、やっている本人も楽しいはずです。
負の連鎖
仕事を時間で解決するのも負の連鎖です。
時間が足りない→長時間労働→仕事の質を上げる時間がない→時間が足りない→長時間労働・・・・・・・
どこかで断ち切らなければいけません。
とはいっても、会社の負の連鎖に巻き込まれたら、どうするか?
非常に難しい問題ですが、私が実際にやっていた、やっていることをいくつか挙げてみます。
(自戒の念を込めて)
・これから何をやるべきか整理する
→何を、いつまでにやるか分かっていないと時間がかかる。徹底して上司に聞く。
(時間管理できていない上司ほど嫌がりますがw)

・量より質に着目して仕事をこなす
→質を上げれば、量を解決できることが多い(例、PCスキル)
・時間を制限する
→○時までしか仕事をしないと決める。
・自分のデスク、PCファイルの整理整頓
→時間がないときこそ大事です

・上司のタスク、スケジュールを聞く
→仕事に割り込んでくる上司・同僚をコントロールすることもときには必要です。
会社、事務所の負の連鎖に流されず、質を意識した働き方をしていると、将来、別の職場に転職したとき、又は起業したときにきっと役立ちます。
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【編集後記】
おとといから500円玉貯金を始めました。
実は貯金箱に貯金するなんて、小学生以来です。
財布に500円玉があれば、入れるようにしています。
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