・会計データの記録→分析→活用

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今日の午後、経営調査研究会で開催された『エクセルでできる経営判断に役立つ財務データの統計解析とシミュレーション』というセミナーに参加してきました。
会計データをExcelを使い、統計的な手法で分析するという内容で、講師は税理士松波さん です。
先日の会計事務所セミナーに続いての参加でした。

会計、Excel、統計は、私にとって非常に縁のあるキーワードです。
総務省統計局時代は、Excelと統計、税理士時代(修業時代を含めて)は、Excelと会計を組み合わせて、仕事に活かしてきました。
特にExcelと会計という組み合わせでは、その経験のおかげで先日、『そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門 』を出版することができたといえます。
今回のセミナーに参加したのは、Excelと会計に、統計の要素を加えるというスキルや手法を学ぶことが目的であり、その目的どおり貴重なヒントを多く得ることができました。


会計データの活用

会社の会計データは非常に貴重なものです。
なぜなら、その会社の活動がすべて記録されているからです。
この記録を有効に活用することで、経営上の問題点を発見し、今後どうすればいいかという方向性をつかむことができます。
これは、会社の事業の規模にかかわらずいえることです。

会計データの活用といっても、3つのステップがあります。
会計データを記録して、そのデータを分析し、分析結果を解釈して、はじめて経営に活用できるようになるのです。

しかし、最初の記録の時点で力尽きていたり、タイムリーな記録ができていないケースが多く見受けられます。
税務署への税金の申告を考えると、この記録だけで済んでしまうことも原因の1つです。

仮に記録が終わっても、どう分析するかという問題がたちはだかります。
今回のセミナーは、その分析手法を学ぶことできるものでした。
私が講師を務める『経理アウトプット1級認定講座』もこの分析をテーマとするものです。
Excelを使って、効果的で効率的な分析をすることを目的としています。
統計の内容は含んでいませんが、今回のセミナーで得たものも反映させる予定です。

興味のある方は、こちらを参照していただければと思います。

Excelで効率よく効果的な資料を作成できる
「12/3【金】経理アウトプット1級認定講座」

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【編集後記】
本は読んでみなければ、そのよさが分からないものです。
10冊読んでも、いい本に巡り会うことができないこともあれば、続けていい本に出会うこともあります。
今日読んだ『食える数学』 は非常に面白い本でした。
『食える数学』は、因数分解がSuicaの暗号化に応用されている例、確率論がSuicaの暗号化に利用されている例など、数学が実際にどのように役立っているかを解説した本です。
セミナーといい、読んだ本といい、数字漬けの1日でした(^_^)

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