来年は「確定申告、今日の何時までに提出?」なんて考えないようにしよう

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確定申告の期限は今日です。
フリーランスの方で、もし今日提出できなかったらどうなるのでしょう??
確定申告 遅れたら

 

確定申告・経理を後回しにしない

フリーランスの方は、
・仕事が忙しくて
・ついつい後回しにしちゃって
・仕事を優先して・・・

といった理由で、確定申告が毎年ぎりぎりになるのはもうやめましょう。

経理→確定申告という流れで、最も時間がかかるのは、経理です。

日々、経理をやっておかないと、確定申告を早く終わらせることはできません。
クラウド会計ソフトを使って、多少楽にはなれど、それだけでは解決しないのです。

経理と確定申告で考えると、

・経理→自分のためにもなる

・確定申告→納税のため、国のためにやる

ですので、経理はやっておくべきなのです。

確定申告はむしろどうでもいいのですが、法律なので従わざるを得ません。
経理をやってメリットを受けた上で、ついでにやるべきものともいえます。

確定申告をやらなきゃいけない→経理もやらなきゃいけない となってしまうと経理のメリットは受けられません。
自分の数字を把握することで、それに基づいて単価を決め、仕事の取り方を考え、仕事を断り、経費を減らせるといったメリットがあります。

経理をやらないデメリットも大きいです。

・レシートがたまって憂鬱になる
・思い出しながら処理すると、時間もかかりストレス
・自分の状況が分からないので、安く手間のかかる仕事をとっていたり、無駄遣いをしていたりする

仕事を優先して・・・と考えて後回しにしていても、3月にも仕事はあるはずです。
いつやってもある程度の手間はかかるので、リスクヘッジとして、1年間に分散してちょっとずつ経理をやった方が楽になります。

今日は3月16日。すでに1月、2月、3月と、昨日までの74日分の経理がたまっているのです。
これに追いついておかないとまた来年同じ思いをします。

日々やっていれば、「期限までに提出できなかったらどうなるのだろう?」と考えることがナンセンスです。

「税理士だから日々経理できるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、税理士でも日々経理をやってなく、今日提出する人はたくさんいます。
むしろ、税理士向けに、「日々経理を」「確定申告は自分のを先に」とうったえかけています。
税理士がぎりぎりだから、お客様がぎりぎりでも気にしないという世の中の悪循環もあるのです。
確定申告をやればお金になるので、日々の経理までいわないケースもあります。

「確定申告が終わればいい」

だけではなく、

「経理が重要」

ということを強く意識しましょう。

私自身は、経理を日々やり今年の1月5日に確定申告書を提出しています。
もうはるか昔の話です。
経理はめんどくさく、めんどくさいからこそ、日々やっています。

 

それでも今日終わっていない人のための情報

・・とここでこの記事を終わらせることも考えましたが、知識として把握しておくべきことでもありますので、情報をまとめておきます。

・確定申告の期限とは

毎年3月15日が確定申告の期限です。
土日の場合は、翌営業日ですので、今年は3月16日(月)なのです。
じゃあ、3月16日のいつが期限なのでしょうか?

・直接持参の場合→税務署が開いている時間(通常17時)までに受付へ持って行きます。時間外は、時間外受付のポストがあり、そこに入れるとその日とみなしてくれます。
翌日、税務署職員がポストを開くまで・・といわれていますが、そこまでぎりぎりにしないようにしましょう。

・郵送の場合→今日の消印なら有効です。24時間営業の郵便局(東京駅)では、今日の24時時点に並んでいる場合のみ有効といわれています。。。毎年並んでいる税理士事務所もあるそうです。
寒いのでそこまでやらないようにしましょう。

・e-Taxの場合→e-Taxが一番厳しく、23:59までできっちり締め切られます。送信エラー、PCトラブル、サーバーエラーなどあらゆるエラーは認められません。

・税金はいつまでに払う?

確定申告の結果、納税の場合は申告期限と同じく今日が納付期限です。
金融機関なら15時まで、税務署なら19時まで。ネットバンクでペイジーによって支払うなら、今日中です(念のためはやめの納付を)。

【関連記事】ネットで法人税、消費税、所得税を納付する方法 | EX-IT
リンク

口座振替依頼書を、税務署に提出すれば、今回から口座振替にできます。
(インターネット専業銀行は原則対応していません)

こちらのページからPDFを印刷し、記入してから提出しましょう。
今年は4月20日に引き落とされます。
期限を延ばせる効果もあるので便利です。
口座振替依頼書

遅れたらどうなる?

次のようなペナルティがかかります。

・原則として納税額の5%の罰金(税務調査があった場合は原則15%)
・青色申告の特典が受けられない(65万円控除)

納税額がなく、青色申告の特典がない場合は、特に問題はありません。

しかし、「期限までに提出する」という約束事を破るというのは、事業をやっていく上で目に見えなくても大きなペナルティです。

還付がある場合は、期限後だからといって還付が受けられないわけではありません。
今回だけではなく、過去5年さかのぼれます。

 

 

来年確定申告で困らないようにするには

来年困らないように、ぜひ経理からはじめましょう。

ネットバンクの契約

ネットバンクにすれば通帳記帳の必要もなく、クラウド会計ソフトで取り込むこともできます。

預金の入力

入力する場合は、1月1日から今日までの預金を毎日ちょっとずつ入力していきましょう。
1日10日分、1日5日分とちょっとずつ分けて追いつくようにします。
追いついたら預金の入力は月に1回でかまいません。

現金、カード、Suica等の経費入力

現金で使った経費(事業主借の経費)は、明日の朝から、前日分を入力する習慣を作りましょう。
この習慣を作るのが先です。
慣れてきたら1月1日から3月15日までの経費もちょっとずつ入れていきましょう。

経理を勉強する

一生働くと決めているなら、経理からは一生逃げられません。
ある程度身につければ、一生使える知識です。
本やセミナーで勉強していきましょう。

 

 





【編集後記】

昨日は横浜マラソン。仮装サブフォーを達成できました。
レースレポート、仮装ランについてはまた記事にします。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

横浜マラソン
仮装でフルマラソン&サブ4

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