強みを書き出せない場合は、「強みっぽい」を探そう

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『フリーランスのための一生仕事に困らない本』でも、当ブログでも取り上げている、強み。

この強みの作り方について、改めて考えてみました。

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※大崎ブライトシティ スタバ前にて DSC-RX100M3

強みを100個書き出す・・っていうけれど

「強みを100個書き出しましょう!」ということをすすめています。

多くの場合、自分の強みにきづいていません。

書き出してみて、ひねり出してみて、ようやく自覚できるものも多いです。

私も定期的に書き出しをやっています。

しばらくたってからやると、新たな気づきがあり面白いです。

【関連記事】強みを100個書き出して、強みに気づき、強みを磨き、強みを増やそう | EX-IT
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ただ、この100個を書き出すのがなかなか難しいという声も多くききます。

私も、最初に100個を書き出した2009年ごろには苦戦していました。

「強みは必ずある」ではなく、「強みは必ず作れる」

「強みは必ずある」といわれることが多いのですが、私はそうは思いません。

私自身がそうでしたが、強みはありませんでした。

今、私が「強み」と感じているものは、

・もともと強みとしてあったもの

というよりも

・作ってきた強み

です。

「強みっぽいかな」「強みになるかも」というものを強みに変えてきました。

たとえば、Excel×税金、Excel×経理といった強みも、「強みかもしれない」というものを意識して、積極的に磨いてきたものです。

・「強みに気づく」→すぐに活用できる

というものではなく、

・「強みっぽいものに気づく」→それを磨き、強みにする

というステップの方が、現実的といえます。

だからこそ、100個書き出す際にも、「強みっぽいもの」「強みかも」と敷居を下げてみましょう。

もちろん、強みが直接見つかればそれにこしたことはありませんが、そうでなければ、強みのタネをみつけてそれを強みに変えていくしかありません。

まずは、「強みっぽい」を探す

強みのタネ、「強みっぽい」をまず探してみましょう。

今できていることを書き出す

今できていること、やっていることを書き出してみましょう。

「また、書き出す??」と思われるかもしれませんが、今度は、「強み」ではありません。

できていること、やっていることを書き出すだけです。

・メールする

・資料を作る

・新人に教える

など、単純に、やっていることだけを書き出してみましょう。

それが商売になる、お金になるなどを考えてはいけません。

シンプルに書き出すだけです。

同じことができている人、できていない人を探す

上記の書き出したもので、同じことができている人を探してみます。

もしいなければ、それが強みっぽいものです。

同じ職業であれば、みんなできていると思うかもしれませんが、それは当然です。

家族、友人など身近な人、別の職業の人など、視野を広げてみましょう。

場を変えて考える

強みっぽいかどうかは、場によって変わります。

たとえば、PC売り場で比較すれば、PCの知識はみんな持っているはずです。

ただ、一般の人にはそれはありません。

同じ職場でも、家電売り場の人には、PCの知識が強みっぽいものになりえます。

女性には当然のことでも、男性には目新しいことも多いです。

男性に対しては、強みっぽくなる可能性があります。

その他、

・同世代には当然のことでも、世代が変わると、強みになりうる

・東京では当然のことでも、地域が変わると強みになりうる

・職場では当然のことでも、職場の外では強みになりうる

ということです。

今いる場所の外から探さないと強みっぽいものも見つかりません。

だからこそ、別の場(業界)の経験・体験、変わった経験、面白い経験、新しい経験は強みのタネになりえます。

仕事を1つの場と考えると、プライベートや遊びは別の場です。

そこから見つかるもの、そこでつちかったものは強みになりえます。

逆説的ですが、目の前の仕事を一生懸命見つめていても強みっぽいものは見つかりません。

過去の仕事や職歴もヒントになるはずです。