ChatGPTを提供しているOpenAIがブラウザを出しました。
使ってみてどうだったか。
Chromeに戻った理由、ブラウザの使い方も含めて書いてみます。


※ChatGPT Atlasの画面 by Nikon Z9+24-70mmF2.8Ⅱ

AI 検索 それぞれのよさ

何かを調べるのに、ちょっと前までは検索だけでしたが、今はAIに聞く(入力する)ということができます。
AIのメリットは、コンパクトにまとまっているということ。
検索は、表示された複数のサイトから、その答えを探さなければいけません。
ただ、その一方でAIは、嘘を言います。
これをどう考えるか。
本当かどうかを確かめなければいけません。現状、私はAIをちらっとみて、怪しげだったら検索するようにしています。
ただ、これは、自分が知っている分野でのこと。
そうでないことでAIに聞くのはちょっと怖いものです。

よしあし、嘘かホントかがわかりませんので。

このAIと検索をうまく使っていきたいものです。
現場でも、Google ChromeでAIの回答と検索結果が同時に表示されることもあります。
ブラウザには、すでにAIは組み込まれているのです。

AIで最たるものであるChatGPT。
そのChatGPTの開発元であるOpenAIがブラウザを出しました。

ChatGPTメインのブラウザ Atlas

ChatGPTを提供するOpenAIのブラウザは、Allas(アトラス)。
記事執筆現在では、Mac版のみ提供されております。
たとえばAtlasのバーに「井ノ上陽一」と入力すると、まずAIの結果が出てきて、その上に参考のサイトが出てきます。
(Command+Enterで検索することも)

AIのほうがメインということです。
さらりと見てみると、まぁまぁ合ってるかなぁと。

noteの情報もつかんでいるんだなーと。
留意点は、逆に笑えます。
そりゃそうだがなと。

このブラウザ、処理も軽いし、なかなかいいなーと思うこともあるのですが、今は、Chromeに戻っています。
Chromeのよさがあるからです。

AtlasよりChromeを選ぶ理由

AtlasはAIがメイン。
ということは、少なくとも現状はノイズが多すぎます。
余計な情報が多いということです。AIの回答を、「なんかまた嘘を言ってるな」とモヤモヤするのが私は好きではありません。
古いかもしれませんが。
今後、精度は上がってくるでしょうが、「これは本当か」をまた調べる必要もあります。

検索も「これは本当か」を判断しなければいけないのですが、サイトによっては、信頼できる場合も多いです。
たとえばYahoo!知恵袋やQ&Aサイトだと、さほど信頼性はありません。

一度見たことがあるサイトや知っているサイトであれば、信頼性はある程度確保されます。
このサイトは適当に書いてある、それこそAIで適当に記事を書いているなというのは、やはりわかるものです。

・当たり障りのない記事で、なんら解決にならない
・仕事の依頼を得る、いわゆる集客のためにだけ書いている
・誰が書いているかわからない(一方で匿名でも信頼できるサイトはあります)
ということも。

「詳しい」人が書いているサイトも、何が書いてあるかわからないことがあります。
ITや税金でも。
初歩的なところや途中をはしょっているので、伝わらないのです。
私はそういったサイトを見ませんし、見ることをおすすめしていません。

検索は、サイトである程度フィルタリングができるわけです。

現状はやはり検索をメインにしたいなぁと。

そして、こういったことよりも、Chromeにない機能が現状あります。
逆にいうと、Chromeで重宝している機能です。

たとえば、Chromeでは、起動したときにどのサイトを開くかを設定できます。
私は、ブログ、メルマガ、YouTube、カレンダーなどを一斉に開くようにしています。

朝1番にChromeを開くと仕事の準備が整うわけです。

これがないのは非常に痛く……。
起動のときだけChrome、あとはAtlasということもできるでしょうけどね。
また、Googleアカウントとの関連も、ちょっと不便でした。
ChatGPTのGoogleアカウントは私のサブアカウントです。
AtlasはGoogleでログインするとそれに紐づけられるので、サブアカウントでログインしなければいけません。

そうするとAtlasでのGmailやGoogleカレンダーはサブのものになってしまうのです。

ChatGPTでメインアドレスを使えばいいのですが……。

逆に、AtlasがChromeよりも使いやすいと思ったのは、ブックマークバー。
これが横にスクロールするのは便利です。
Chromeだとこれはできません。

Atrasにはエージェントモードというものがあります。
これは、ChatGPT自体にもあるもので、ブラウザ上の操作をお願いできるものです。

ただ、IDやパスワードのところは、機密の問題からもお願いできません。
そこで止まって、こちらが入力しなければいけないのです。
また、処理も遅いかなーと。
見ていると楽しいんですけどね。

現状は、PythonやRPAでそういうことをしています。

Atlasでこういったこともできます。
ChatGPTへ直接入力でき、記事のリストをつくることができるのです。

 

ただ、途中で止まって、このように聞かれます。
対話型なのでしかたないのでしょうが、私はこの手間が嫌いで。
1ヶ月の記事のリストと言ったら、余計なことを言わずさっとやってほしいのです。

やりとりこそ手間。
なんとかしたいものです。

AIを使いこなせていないのかもしれませんが……。

というわけで、Chromeに戻りましたという話です。
ただ、Atlas、おもしろい使い方もできそうですし、今度も進化していきます。
Atlasというよりも、AIは日々使っていきましょう。
どこかで、ピタッとくることもありえますので。



■編集後記
昨日は、娘の学芸発表会。
今年は演奏でした。
夕方は冷たい雨の中ハロウィンイベント。

1日1新Kindle『1日1新』
死神コスプレ
ホットクックでキャベツ丸ごとスープ
スタディサプリを娘用に

■娘(8歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
土曜日でしたが学校の日。
学芸発表会でした。
娘が担当したのは、バスマスター。
緊張しているようでしたが、無事こなせました。
夕方はハロウィン。
娘は悪魔、パパは死神で、お菓子をもらいに雨の中、なんとか。

過去記事一覧(直近365)

■著書
『改訂版 税理士のためのRPA入門 ~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~』
『税理士は「話せなくても」うまくいく ―独立がより楽しくなるコミュニケーション思考―』
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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