2026年からパソコンを買ったときの節税の幅が広がる予定です

※32万円のパソコン by Nikon Zf+50mmF1.2
パソコンは、原則として一度に経費にならない
独立後、通常、お金を使ったら、一度に経費にできます。
たとえば打ち合わせでカフェを使ったら、その払った金額は、そのときに経費にできるのです。
しかしながら、パソコンをはじめ、モノを買ったときには、原則としては一度に経費にできません。
なぜなら、カフェはそのときで利用するのが終わるのですが、パソコンを買ったときは、それなりに長い期間使えるからです。
一度に経費にせずに、その使える期間は経費にしようという考え方をします。
パソコンだと法律上、4年です。
2025年12月現在では、例外もあり、10万円未満だったら、一度に経費にでき、さらに青色申告で年間300万円までは、30万円未満なら経費にできるというルールがあります。
30万円を4年で経費にするよりは、1年で経費にしたほうが早く節税することができるわけです。
4年間だと一緒ではありますが。
この例外のルールが2026年(まだ詳細な時期は明言されていないのですが個人は2026年、法人の場合は2026年4月以降に始まる年度と思われます)から40万円になります。
40万円未満なら一度に経費になるように
パソコンは、現状でも値段が上がり気味であり、今後、世界的な部品の高騰により、さらに上がる見込みではあります。十分な性能のパソコンを買おうとすると30万円を超えることも多いものです。
冒頭の写真のMacBook Pro 14インチも322,800円でした。
ただ、これでも整備品を買っているので、安く済んでいます。
定価だと40万円を超えています。
322,800円なら、「40万円未満」ということですので、これも今後は一括で経費に落ちるのです。
仮に、322,800円を4年間で経費=減価償却だと、16万円、8万円、4万円、4万円くらいで、経費になります。
これを1年で、一度に経費にできると、1年目の節税額は、5万円くらい違ってくるのです。
ただし、このように節税額が増えるとしても、それを理由に40万円未満のものを買おうとしないようにしましょう。
税金で行動を変えない
幸いパソコンであれば40万円を超えなくてもまだ大丈夫なくらいですが、今後値上げがあると何とも言えません。
もし必要な性能のパソコンが40万円超えていたら、一度に経費にできないとしてもそれを買いましょう。
節税したいからといって、40万円未満のものを無理に探す必要はありません。
「税金で行動変えない」のが原理原則です。
節税できなくても、パソコンは仕事の中核。
躊躇なく投資しましょう。
そして、法律のルールどおり4年も使う必要はなく、1年、長くても2年で買い替えたいものです。
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