独立後、経費をたくさん使ったほうがいいのかどうか。
「経費をたくさん使いなさい」と言われたという話も聞くことがあります。
実際どうなのか、私の考えを書いてみました。

※稼いだお金は夜にパァーッと? by Sony α1 Ⅱ+24mmF1.4

経費をたくさん使わないといけない?

独立後は経理をしなければいけません。
利益と税金を計算して、税金を払う必要があるからです。

売上から経費を引いた利益で税金を計算します。
(別途、消費税の納税の必要があれば、消費税も)
この利益が少なくなれば税金は少なくなるわけです。

経費を増やすと、利益は少なくなり、税金も少なくなります。
だからこそ「経費をたくさん使おう」という話になるのでしょうが、使わなければいけないというわけではありません。
別に売上が1000万円で、経費が0でもいいわけです。

無理に経費を増やさないようにしましょう。

そもそも経費とはどういうものか。
改めてまとめてみました。

 

経費とは

経費とは、独立後の売上に必要なものでもあります。
直接的に必要な仕入や、営業に使う経費もあれば、間接的にパソコン代や本代といったものもあります。
その他人件費や家賃も。

売上=仕事に関係するものが経費です。

自分が払っていない経費はもちろんのこと、払っていても、プライベートなものは経費になりません。
日常の食事代や家族との旅行代、仕事に関係ない本などは経費にならないわけです。

家族や友人に、「これを経費にしている」と言えるかどうかも基準にしましょう。
言うかどうかは別として。
お子さんがいらっしゃる方は、お子さんに言えるかどうかです。

一方、仕事に関係あるとしても、経費を無駄に増やすのはおすすめではありません。

 

経費の使い方

1000万円の売上があって、経費が970万円であれば、利益は30万円、税金はざっくりと10万円ほどです。
差し引きで30万円-10万円=20万円のお金しか残らないということになります。

もし1,000万円の売り上げがあって経費が700万円だったら、利益は300万円、税金はざっくりと100万円もかかりますが、そのかわり差し引きで200万円ほど残るわけです。

経費を無駄に使いすぎると、税金は減ってもお金が減ります。
税金を減らしたいのか、お金を増やしたいのか、お金を増やしたほうがいいでしょう。

「経費を使わなきゃ」というのは、「いいの?税金払わなきゃいけないよ」「稼いだお金はバァーと使わなきゃ!」というような意味もありえます。

「経費が少ないですね。 もっと使わなきゃ」と言われたら、「利益とお金を重視してますので」と答えておきましょう。
まあ言われることはないと思いますが、言われることもありえます。
私のお客様には言いませんけど。

「経費がない」という話もよく聞きますが、経費をかけずに売上を立てられるというのはいいことなのです。 税金を払いたくないためにお金を無駄に使わないようにしましょう。
これは、独立後の転換点の1つです。

とは言え、無理に節約するわけではなく、仕事に関係があり、必要なもの、使いたいものには経費を使っていきましょう。
「好きなように経費を使っても利益が出る」というバランスが理想です。

 



■編集後記
昨日は、学校公開、東京駅のApple、丸善に行って、娘のダンスイベント。
いろいろ段取りが大変でしたが、いいステージで踊れました。

丸善では自分の新刊が並んでいるのを確認。

1日1新Kindle『1日1新』
AirPodsPro3
ファウンドリーのマスカットゼリー
千駄ヶ谷サブウェイに家族で

■娘(8歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
学校公開は国語をちょっとだけ観ました。
その後、ダンスイベントへ移動。
受付からリハ、本番まで長時間かつ子どもたちだけ(親は入れず)でしたが、きっちりやりきりました。
打ち上げにケーキを探しつつ、結局高島屋の地下で。
気に入ったものが見つかってよかったです。