独立してひとりで仕事をするとき、大きく2つの方向があります。
「手を動かす仕事」と「教える仕事」です。
これらの仕事は両立できるか。
考えてみました。

※手を動かす仕事も好き by Leica M EV1+35mmF2(娘撮影)

ひとりしごとの選択

独立してひとりで仕事をしていく中で、「手を動かす仕事」と「教える仕事」と大きく分けることができます。
自分が現場に立ち、仕事をガシガシやっていくのが「手を動かす仕事」。
一方、自分の持っている知識やスキルを、伝えていくのが「教える仕事」です。

ひとりで仕事をすると決めた以上、「人に任せる」という選択肢はありません。
(外注はできるとしても)
誰かを雇って手を動かしてもらい、自分は管理に回る、というやり方は、そもそも「ひとりしごと」ではなくなってしまうわけです。
(本来はそこでも「教える」という要素はあるんですけどね)

自分でする仕事として、手を動かす、教えるというもののうち、どちらを選ぶか。
それとも、両立するのか。
私は両方やっています。
それぞれのデメリットをやわらげながら。

注意点を書いてみました。

手を動かす仕事の注意点

手を動かす仕事は楽しいもの。
「つくる」というものです。

組織にいると、この手を動かす仕事だけをやっていくということはできません。
管理職とやらもあるからです。
仮に手を動かす仕事だけできたとして、給料は上がらない可能性もあります。
それを口実として。

だから独立した!という方も多いでしょう。
私もそうです。
公務員のとき、最初の3年は、プログラミングやExcelを仕事にしていました。
怖かったのは、役職がつくこと。
そうなると現場だけをやってられません。
会議も増えるでしょうし。

幸いにも、3年3か月で辞めたので、管理職を経験せずに現場だけで辞められました。
そして、税理士業界。
手を動かす仕事はできるのですが、……という仕事も多いもの。
自分の方向性で手を動かす仕事がしたいと独立しました。
手を動かせればいいというものでありませんからね。
電卓、紙は嫌ですし。

このあたりが注意点です。
手を動かす「仕事」の選び方が大事ということ。
選ぶためには営業、力が必要です。

そうやって、望む「手を動かす仕事」ができるようになっても注意しなければいけません。
それに夢中になりすぎると、仕事の時間は増えていくからです。
ひとりで限界があるのに。

手を動かしながら、方向性や時間、お金は考えていかなければいけません。
司令塔も自分ですからね。

手を動かす仕事を増やしすぎないということが大事なのです。
その知識とスキルを別の形で売るのが、教える仕事。
教える仕事も混ぜていきましょう。
コンサルティング、セミナー、動画販売、出版といったものがあります。
教える、つまり、書く・話すというものです。

その教える仕事の注意点もあります。

教える仕事の注意点

教える仕事、おすすめしていますが、楽ではありません。
手を動かしていたほうが楽な部分も。
ちゃちゃっとできますからね。

それを言語化して、手を動かさないというのは、また別の難しさ、そして楽しさがあります。
教える仕事だけにして、手を動かさないという道もありますが、これはさらに難しいもの。
普通にそうしてしまうと、説得力がないものになってしまいます。

自分が営業していなくても、営業しましょう!とすすめることはできますが、それがどうか。
それでも成り立つ場合もありますが。
・自らも営業しつつ、営業を教える
・自らも勉強しつつ、勉強方法を教える
・自らも描きつつ、描き方を教える
というほうが私は好きです。

絶大な実績があれば別でしょうけどね。
知識やスキルを磨きながら教えるということをするなら、手を動かす仕事と教える仕事を両立したほうがいいかなと。

両立のポイントとしては、
・手を動かす仕事の売上を減らす
でしょうね。

私は、日々手を動かしていますが、それ自体での売上はほぼありません。
たとえば、ブログだと、売上はありますが、ちょっとだけですし。
請け負って、ブログ記事を書いて納品という仕事はしていません。

手を動かす仕事は時間がそれなりにかかり、利益率がそれほどではなく、時間の自由度もなくなるからです。
そして、手を動かす仕事、教える仕事、それぞれの値付けも難しさはあります。
代行してお任せください!のほうが高い場合もあれば、その逆もあるのです。

値付け、というよりもそれなりの値段にできる基準として、希少性があります。
教える仕事は希少性があるので、値付けしやすいと考えているのです。
成果物が見えない仕事なので、値付けはかんたんではありませんけどね。
ただ、成果物が見えないだけで、成果はあるわけですし。

希少性=代替不可能であり、手を動かす仕事は代替可能性が高いかと。
AIでもできることが増えてきました。

だからこそ私は教える仕事をメインにしています。
じゃあ、手を動かす仕事ができていないかというと、そうでもありません。
ひたすら手を動かした結果を、セミナーや個別コンサルティング、本で提供していますし、教える現場でも手を動かします。
AIを動かしたり、写真を撮ったり、Excelをつくったり、パソコンを操作したり。

手を動かすことを捨てずに教える仕事もできます。
教える仕事で利益率を高めつつ、そこで生んだ時間をさらに手を動かすことにも使えますし。

手を動かす仕事もやっていきたいけど、教える仕事もしたいという方は、ぜひ両立を目指していただければ。

 



■編集後記
昨日は、1日空いたので、那須へレッサーパンダに。
十分日帰りできます。
空いていてよかったです。
ちょっと朝あわてたこともあり、レンズの選択をミスしましたが……。

那須塩原駅は駅構内に、テーブルと椅子があるのが便利で、よく利用しています。

1日1新Kindle『1日1新』  動画『1日1新セミナー』
那須どうぶつ王国 シャトルバス
那須どうぶつ王国 ヤマネコテラス
新配置のレッサーパンダたち

■娘(9歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
那須のお土産に、チーズを。
おもしろくおいしそうなチーズがあったので。
妻には、藤のパックを。

過去記事一覧(直近365)

■著書
『改訂版 税理士のためのRPA入門 ~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~』
『税理士は「話せなくても」うまくいく ―独立がより楽しくなるコミュニケーション思考―』
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
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