独立後、教える仕事は柱となりうるものです。
そのコツは「昔できなかったこと」です。

※娘にスイムを特訓 by Sony α1 Ⅱ*50-150mmF2

教える仕事をする理由

独立後から今に至るまで、教える仕事をしています。
・税理士業
・セミナー
・個別コンサルティング
・本
・ブログ、メルマガなどの発信
というように。

厳密には、教えるという要素もある仕事です。
こういった仕事をしている理由は、楽しいから。
何かをできるようになる、わかるようになるというのは楽しいものです。
自分自身も提供する側も。

教えずに、こちらで請け負う仕事よりも、教える仕事が好きということもあります。
だからこそ、請け負う仕事だけではなく、教える仕事もバリエーションの1つとして、そしてメニューの1つとしておすすめしているのです。

その教える仕事、難しいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにかんたんではないのですが、コツはあります。
自分のことを思い出しましょう。

「できなかった」という財産

私が教えているのは、すべて「できなかったこと」です。
不器用、どんくさくてよかったなと。

今、娘に教えているスイムもそうです。
小学校5年生ではじめて泳げて、おとなになり37歳でトライアスロンをはじめたときも、25mろくに泳げず。
今も得意というわけでもありません。
だからこそ教えられます。

・水が怖い
・息が苦しい
・腕が疲れる
などすべて体験していますから。

スイムだけではありません。
税金もそうです。
アルバイトをして、その税金が戻ってくるかもしれないと聞いたのはいいのですが、まったくわかりません。
確定申告に行って、逆に多く取られたら嫌だなーと。
恐る恐る新宿の税務署に行った覚えがあります。
(結果、戻ってきたのですが。)

簿記もわからず、簿記3級は不合格で、落ち込んだことも。

ITやExcelも、わけがわからず、どう使えばいいか悩んだことがありました。
プログラミング、そしてこのブログもそうです。

最初からできるということもありますが、その元をたどれば、「できなかった」ことのはず。
それを忘れないようにしましょう。

たとえば、私も生成AIだと、あーこんなもんかとわかっていますし、新しいMacが出ても、普通に使えますし、税金の法律が変わっても、別に苦じゃありません。
ただ、昔、AIにはじめて接したときはできなかったですし、Macもどれだけ苦労したことか、税金も前述のとおりです。
そういった、「できなかった」を忘れないようにしていることがあります。

「できなかったこと」を忘れないために

私が今も新しいことをしているのは、「できないこと」を忘れないためです。
日々、できないことに出くわすことがあります。
そのたびに、自分のできなかったことを思い出し、教えるときに役立つのです。

たまたまできることがあるだけですから。
「できなかったこと」は忘れがち。
それなりの年数、生きていれば、できることは増えていきます。
その一方で、「できなかったこと」を忘れないというのが大きな武器になるのです。

「なんでこんなかんたんなこと、できないのか!」も消すことができます。
これがあると、教わる側は嫌ですからね。
私も過去、そういうことを言われ、「あんたも最初はできなかっただろうに」と思ったことも。
この意味でも忘れないこと、根に持つことは大事です。
今はこういう人との距離を置いています。
最初に教わりに行って、こういう感じだったら、二度と行きませんし。

互いに、できなかったことを忘れず、できるようになったことを提供し合う関係性を望んでいます。
だからこそ、教える仕事もやってみましょう。

発信し、セミナーをやり、本を書き、相談を受け、コンサルティングをしていきましょうということです。
楽しいですよ。



■編集後記
昨日は午前中にオンラインセミナー受講。
午後は、娘の学校面談、打ち合わせに池袋へ。

1日1新Kindle『1日1新』
3年生学校面談
氷りんご
税理士依田さんのセミナー

■娘(8歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
娘の学校面談へ。
学校での様子を聞けてよかったです。
展示物もひと足早く見れました。
そのうち持って帰って来るでしょうけど。