レクイエム・シナリオ|出現する未来

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今読んでいる本にレクイエム・シナリオという言葉が出てきます。
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フレッドという世界銀行に勤めるジャマイカ人が
不治の病と診断されました。
最初の数週間,彼は治らないという事実を否認していましたが,
友人たちにも助けられ,
後数ヶ月の寿命ということをだんだん受け入れていきます。
すると,すばらしいことが起きたそうです。
・重要でないこと,どうでもいいことは全部やめた。
・前からやりたかったプロジェクトに取りかかった。
・運転中に割り込まれると腹を立てていたが,腹が立たなくなった。

 その後,フレッドは,ある女性のすすめで,
別の医師の診断を受けたそうです。
その結果は,症状は珍しいですが,治る病気だと診断されました。
フレッドが目覚めるには,死期が近いというシナリオ,
つまり,レクイエム・シナリオが必要だったという
話です。
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フレッドに起こったことは,
今,私自身が課題にしていることと一致します。
文中にもありましたが,シナリオで意識が変えられると考えると,
うまくシナリオを描くことで,未来を変えることができるのではないか
と思います。
「もし,寿命があと数ヶ月だったら,何をするか,そして,何を捨てるか」
と真剣に考えることができるかどうかでしょうね。
まだ読んでいる途中ですが,いい本に出会えました。
次の予定まで少し時間が空いたので,最後まで読んでみます。

出現する未来 (講談社BIZ)/P. センゲ
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