ソニーの新しいレンズを買ってみました。
50-150mmF2 です。
これまで持っていた 70-200mm F2.8Ⅱ と比べてみました。

※50-150mmF2と70−200mmF2.8Ⅱ by Sony α1 Ⅱ+35mmF1.4

広く?遠く?

レンズを選ぶ基準として、焦点距離というものがあります。
焦点距離とは、どこからどこまでの範囲が撮れるかというもので、ズームレンズだと範囲で撮ることができますが、単焦点レンズだとその一定の距離でしか取れません。
その代わり、単焦点レンズは明るく、一般的に映りがいいという特徴があります。
今回買ってみたレンズは、50mm から 150mm という範囲です。
これまでのものは 70mm から 200mm なので、これまでよりも広く撮れるようになり、遠くが撮れなくなったということにはなります。
これを実際使ってみてどうだったかというと、「広く」というのはなかなか代わりになるものはありません。
たとえば、もっと広く撮りたいなと思うときに後ろに下がれない場合もあります。

左が50mm、右が70mm。
50-150mmF2だと3人とも入り、70-200mm F2.8Ⅱだと入りません。

娘もこんな感じに。
 
ペンギンもこれくらい違います。
  
 
あじさい。   
遠くであれば、150mmと200mmはこれくらいの差です。
プレーリードッグだとこれくらい。
 
 
ただ、その場で撮っておいて、後でトリミングして、あたかもズームしたかのようにすることはできます。
「広く」というのはなかなか実現がしづらいのです。
その点でいうと、50mm という標準的な距離が取れるレンズの方が便利ではあります。
150mm と 200mm は、正直、もうちょっと望遠が欲しいと思うことはあるのですが、まあなんとかなるかなという範囲です。

F値は正義?

レンズには F 値というものがあり、その数字が小さいほど明るく、背景がボケます。
F 値は正義なのかどうか?

一般的に、F 値が小さくなると値段が高く、そして重く大きくなりがちなので、なんともいえません。

今回の場合、50-150mm F2 と 70-200mm F2.8Ⅱ を比べると値段は高くなっています。

ただこれはレンズの性能だけではなくて、発売した時期にもよるものです。
70-200mm F2.8Ⅱ は 2021年の発売、50-150mm F2 は 2025年の発売。
昨今、いろいろと値上がりしていますので、その分も加味されています。
また、50-150mm F2 は新品しか今のところ回っていません。
中古だともうちょっと値段の差が変わってくるでしょう。
F 値が小さいものがいいというわけではないのです。
実際に大きさを比べると、これぐらいの違いがあります。
 
     
重さは 200g の違いがあるのですが、それほど感じません。
最近出ているソニーのレンズは小型化、軽量化とともに重量バランスがいいような気がします。
同じ 1.3キロでも重く感じるレンズはあるものです。

大きさに関していうと、フィルターの大きさが違い、50-150mm F2は 95mm、70-200mm F2.8Ⅱは 77mm です。
なお、50-150mm にフィルターをつけようとしたら枠が分厚くて、フードと一緒につけることができませんでした。
結果、薄枠のをつけています。

そして、F 値が小さいと背景がボケるというのを比べてみると、こういう違いがあります。
これをどう考えるかどうか。
さほどさほど変わらないかなという感じではあります。
ボケが欲しければ、70-200mm F2.8Ⅱ の方であれば 200mm を使えばいいでしょうから。
ただ、いざというときの明るさというのは大事かなと。
まあ、F 値はロマンみたいなものもあるので、それぞれの判断でしょうね。

残すのは 50-150mmF2

実際、この 2つを比べてみて残すのは 50-150mm F2 です。
70-200mm F2.8Ⅱ は残しておきたい気持ちもあるのですが、購入資金にもあてるため、手放します。
やはり大きな違いは 50mm です。
50mm かつ 40cm まで寄れるというのが便利で、気に入っています。

このレンズがあったら、他のレンズがかすんでしまうほどです。

広角の軽いレンズ(24mmF1.4)を 1個 持っておけばいいかなと。

ただ、望遠が 150mm というので物足りない場合もあるので、もう 1個 望遠レンズがあったほうがいいかもです。
私のレンズの用途は、プロフィール写真撮影とレッサーパンダ。
それぞれちょうどいいのです。

レッサーパンダはちょっと遠くで、望遠が足りなくなるときもあるかもしれませんが、そのときはもう1つ望遠レンズを持っていきます。
ただ、これまでだったら 70-200mm と 50mm というようなものが必要だったものが 1本ですむということです。
また、明るさ的にも F2 なので、より使い勝手があります。

心配されていたレモンボケ。
(光がレモンの形のようになる)
F2だと確かにそうなりますが、F2.8にすれば改善します。

まあ、これは、70-200mm F2.8Ⅱでも同じような感じです。 
その他、大きな違いとしては、手ブレ補正が 50-150mm F2 にはないこと。
カメラの方に手ぶれ補正があるので何とかなるといえばなるのですが、気をつけたいところです。

また、焦点距離を伸ばすことができるテレコンを 50-150mm F2 にはつけることができません。
70-200mm F2.8 Ⅱ はテレコンをつけて、98-280mm、 140-280mm として使えるのですが、 50-150mm F2だと使えないのです。
そしてレッサーパンダに関していうと、もう1つ欠点があります。
それは、フォーカスリミッターがないということです。

フォーカスリミッターがあると、3m 以上の距離のものにフォーカスするという設定ができます。

そうすると、前に金網があったり草があったりしても、遠くのレッサーパンダを捉えることができるのです。
こういったガラスで水滴がついていると、そちらにフォーカスが合ってしまいます。
そういうときにフォーカスリミッターは便利です。
もちろん、マニュアルフォーカスを併用して使うことはできるのですが、このときは、傘をさしながら片手でした。
片手でマニュアルフォーカスはなかなか難しいので、70-200mm F2.8 Ⅱのフォーカスリミッターがあると便利です。
ただ両手を使えば何とかなる範囲ではあります。
50-150mm F2は、 50mm の使い勝手と F2 のズーム(他にない)というロマンから残したいなというところです。
レンズ選びの参考にしていただければ。

 


■編集後記
昨日は、朝は自宅で。
Zoom個別コンサルティング(税理士業の効率化。データ変換など)、請求書発行、税理士業など。
午後は、カフェを移りつつ、note週刊マガジン、本の執筆、チェックを。
深夜にJALのセールを。
なかなかとれず……。

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■娘(8歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
夕方、ママがピラティスだったので、カフェで合流。
最近、スクランブルエッグを気に入っています。
卵もおいしいのですが、つくり方にも秘訣がありそうです。