【税理士の実務】 税理士の業務範囲

先週の金曜日は,
丸1日お客様訪問でした。
3月決算ですので,
通常の月次業務と決算業務をあわせて行っています。
9:15
到着 社長とお話しし,近況確認。
午前中
・お客様の会計ソフトデータをバックアップし,
持参したパソコンにデータをコピー。
・そのデータで3月分の数字を請求書等でチェック
→追加,修正点の把握
・3月分の追加,修正点を会計ソフトに反映
・決算に必要な処理の追加
→棚卸,前払費用等の償却,不明残高の確認,消費税のチェック等
残高証明書の確認

・経理担当者の方と打ち合わせ,質問回答

・午前中で3月分の数字を固める。
・決算の着地点を把握。
→前月まで作成していた決算予測に3月分の数字を追加し,調整。

昼食
・社長に着地点をお話しし,営業会議に必要な資料の方向性を決める。
午後
・3月分の追加,修正点を会計ソフトに反映。
・3月分の分析データ作成。
(予算実績比較,前期比較,経費の比較グラフ,キャッシュフロー等)

・追加・修正点を経理担当者にフィードバック。

・決算の数字により,納税額を試算。

・今期(2010.3月期)の事業計画案を作成
→経費等を予測し,
正確に見積もることができる数字は算出(減価償却,借入金返済額,利息額)
→損益分岐点を把握
・社長及び経営幹部の方と打ち合わせ
→3月の分析
→決算の着地点,納税額
→事業計画案と社長の予測とのすりあわせ
→営業会議資料に関する打ち合わせ
・営業会議資料の作成
→打ち合わせ内容を反映
・給与計算のサポート
新規入社の方のデータ入力状況確認
ソフトのバージョンアップ
18:00~
・営業会議
2枚に資料により,2009.3月期の概要,予算・前期との比較及び決算予測の説明
必要売上高及び会社の方向性について20分弱,コメント
Newtype税理士 井ノ上陽一のブログ|-20090413073444.jpg
※EXCELにて作成。念のため,数字はダミーです。
18:40~
場所を移して,今期より役員になる方を交えて,
打ち合わせ兼食事。
役員になるにあたっての税務上や法律上の取り扱いを冒頭に説明。
22:00頃 終了
と,こんな1日でした。
このお客様は,毎月このような流れです。
社長との打ち合わせの資料や営業会議の資料は,
そのときのひらめきや会話の中からヒントを得て,
その場で作成しています。
現場の方がいいひらめきがあること多いです。

決算の方は,これから細部のチェックを行いつつ,
申告書を作成します。
税理士の業務範囲はどこまでか?
という問いの明確な答えというものはないです。
税理士自身のスタンスやクライアントのニーズにもよると
思います。
ニーズが増え,自分ができることが増えてくると
業務範囲は広がっていきます。
一方でニーズがあっても,自分ができないことは
はっきり断ることも重要ですね。

 


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