公務員から税理士(試験)を目指して20年。そのリスクとリターン

2020年の今年、公務員から税理士を目指した2000年から20年たちました。
そのリスクとリターンについて書いてみます。

 

公務員から税理士を目指した理由

国家公務員(総務省統計局)で3年経過した後、税理士を目指しました。

独立までの道から見出す独立のノウハウは、週刊メルマガで連載しています。
週刊メルマガ『雇われない雇わない生き方への道』 | EX-IT

公務員から税理士を目指した理由は、こういったものでした。
・そのときの仕事(3年たって異動になった国会関係の仕事)が嫌だった。2,3年続けるなら(1つの部署は2,3年)辞めるのも手→短期的
・将来的に組織は厳しい(自分の性格的にも、自分が似ている父の苦悩を見ても)ので独立できる資格→長期的
・当時26歳(27歳になる年)、税理士試験を受けてダメでもなんとかなるかも→弱気
・公務員を辞めて税理士になれたら、ネタにできるかも→まさに今
・公務員試験を受けたので、同じ「試験」を受ける抵抗は薄かった
・祖父(税理士。8歳の時に他界)から知った税理士。何度も挑戦しようとしてあきらめていたので、もう一度挑戦したかった

同様に、公務員から税理士を目指す方もいらっしゃるでしょう。
この場合、公務員在職中または退職後に税理士資格をとることを想定しています。
(実際、同じように公務員から税理士になった方にも出会いました。10数名。)

この道は、それなりにリスクがあるものです。

公務員から税理士を目指したリスク

公務員だと、活躍するフィールドも広く、雇用も基本的に保証されています。
それを捨てて、税理士になるのは、やはりリスクです。

税理士資格をとっても、すぐに独立できるわけではなく、税理士資格と前後して実務経験(税理士事務所や経理など)2年の証明をもらわなければいけません。

その実務経験を得るために税理士事務所(法人)も大変で、まあ黒っぽいところが多いわけです。
ときには、勉強する暇がないほど、勉強の意欲がそがれるほど、忙しいところも。
待遇もいいとはいえず、24歳で公務員(就職浪人したので)になったときの給料より、27歳で最初に勤めた税理士事務所の給料のほうが少ないものでした。

税理士試験は、5科目を複数年(2年以上)受験するので、公務員在職中にいくらか科目に合格していれば、リスクは減らせるでしょう。

残業がない部署なら、勉強もできます。
(私はそうでなかったので辞めました。)

私の場合は、
・2000年6月退職→2000年8月に国税徴収法を受験(×。2000年5月から勉強開始)
・そのまま勉強に専念し、2001年8月に簿記論(〇)、財務諸表論(×)、消費税法(○)受験
・2001年9月に就職、2002年4月から専念し、2002年8月に法人税法(〇)、財務諸表論(〇)受験
・2002年10月末に就職、2003年8月に国税徴収法(〇)受験
と、試験を受け、2007年8月に独立しました。

専念を随所に入れる、科目の組み合わせを考える、そして公務員を辞めるという大きな決断をしたからにはやらなきゃという本気でなんとか資格を取ることができています。

そのリスクのリターンはどうだったかを考えてみました。

公務員から税理士を目指したリターン

税理士を目指して2007年に独立でき、2020年で13年。
後悔はしていません。

そのまま公務員に残っていたよりも、時間を自由に使え(比較すればという話ですが)、収入もどうかはわかりませんが、さすがに今くらいだと、公務員時代を超えているかなと。

そういった目に見える損得よりも、税理士を目指すことによって出会えた家族(妻、娘)、友人、お客様が最高のリターンです。

公務員のままだったらどうだったかなと考えることはありますが、後悔はしていません。
私が嫌だったポイントは、今もニュースで見聞きします。
20年たってもかわっていないということです。
それもささやかなリターンといえます。

公務員から税理士を目指した理由として、いろいろ挙げましたが、一番の理由は、これです。

・そのときの仕事(3年たって異動になった国会関係の仕事)が嫌だった。2,3年続けるなら(1つの部署は2,3年)辞めるのも手→短期的

ここから逃れるため、そして家族(両親)に納得してもらうためにも「税理士」という理由を掲げました。
もちろん、単に理由を掲げるわけだけではなく、やりとげる!いう気持ちで。
大きな決断(独立も結婚も)は、リスクもリターンもありますが、計算できるものではなく、その時の気持ちで動いてみてもいいのではないかと思っています。

その気持ちがあれば、周りの家族もきっと応援してくれるでしょう。
同僚、上司、部下に相談してはいけません。
1000%反対されますので。
私は事後報告でした。

ただし、家族(両親、自分の家族)には、きちんと話しましょう。
私は両親へ事前に話しました。
父と1対1で話し、「おまえにゃ、公務員は無理じゃろな」と承諾をくれたことに感謝しています。
2020年10月17日に75歳で他界した父に、病床で改めて感謝の言葉を伝えました。

母も、祖父の忙しさや試験になかなか合格しない現状を知っていた中、承諾してくれています。

公務員から税理士、本気で目指せば、周りは応援してくれるはずです。



■編集後記

ソニーストアのPS5抽選にも落選。
残りは2つです。

「1日1新」
バッテリーシェア

■娘(3歳7ヶ月)日記
「パパよりB先生(保育園の先生)が好きなんだからね」とよく言っていたのですが、最近は、「パパよりB先生とT先生(保育園の先生)が好きなんだからね」とランクが下がりました……。