勘定科目の設定方法~「雑費」はおすすめしません。

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法人や個人事業主で決算書を作成する場合,
勘定科目
というものを設定します。
簡単に言うと,
使った経費や,入ってきた収入を
○○代とまとめるものです。
家計簿でも同様に使用します。
その設定方法についてよく聞かれるのですが,
基本的に自由に設定できます。
税務署がこうするようにという指定はありませんし(個人事業主の場合はある程度印字されていますが),
会計上この科目を使わなければいけないということもありません。
自分が把握したい科目,比較したい科目を設定します。
私の場合,
ビジネスでは会計システム関係の月々の使用料,ソフト代,リース料などは,
すべて同じ科目にまとめてあります。
家計簿では,「スカパー,BS」という科目があります。
サッカーを見るためにこれらのものを契約するので,その金額を把握しておきたいからです。
支出の割合が高い「図書費」や「セミナー費」なども設定しています。
その他,家での「食費」と外食の場合の「飲食費」も分けています。
法人,個人事業主,家計簿それぞれに言えることは,
「雑費」
を多用しないことです。
なんでも「雑費」,迷ったら「雑費」にしていると,
比較する際に,不便なことがあります。
例えば,『前年度より雑費が100万円増えた』という事実があっても,
何がどう増えたのかが具体的に分からなくなります。
あくまで自分が分かりやすい勘定科目を設定しましょう。
私のクライアントは「雑費」はほとんど使用していません。
なお,法人,個人事業主の場合は税務署に提出するという観点からも
「雑費」はおすすめしません。
税務署側が,「雑費がやけに多いなぁ→中身はなんだろう?→ちょっと調査してみるか?」と
なる可能性もあるかもしれませんので・・・。

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税理士 井ノ上 陽一
1972年生まれ。大阪生まれ宮崎育ち東京在住。 ひとりビジネスを、時間・お金の両面でサポート。 ・株式会社タイムコンサルティング代表取締役 ・アイアンマン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km) ・著書に『AI時代のひとり税理士』『ひとり社長の経理の基本』、『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』、『ひとり社長の経理の基本』,『新版 そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』ほか。 さらに詳細なプロフィールはこちら