<選択肢を増やす力>と<選ぶ力>

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昨日、五木寛之さんの『選ぶ力』という本を読み、<選ぶ>、<選択>について考えてみました。

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「生きる」とは「選ぶ」こと

『選ぶ力』には、こういう一文があります。
”「生きる」とは「選ぶ」ことである。人はみずから「選ぶ」ことで自分の人生を生きている。どうでもいいような小さな選択から、一生にかかわる「選び」まで、無限に広がる選択の世界が私たちの前に広がっているのだ。”

本当に人生には無数の選択をしなければいけません。

昔から<選択>ということはよく考えることがあります。

 

 

選択肢は多い方がいい?少ない方がいい?

選択肢はできるだけ多く持ちたいと思う一方で、選択肢がありすぎると逆にストレスにもなります。

レストランで、メニューが山ほどあるとかえって困り、1つだけ絶品のメニューがあった方が楽だということと同じでしょう。

あらかじめ選択肢が絞られていたのが選択しなくてもすみます。

会社員とフリーランスでいうと、フリーランスは選択肢が多い分、解決すべき問題や悩みも多くなります。
(かえって選択肢がせばまる部分もありますが)

それでも私は、選択肢が多い方を選びたいと思っています。

<選択肢を増やす力>、その選択肢から適切なものを<選ぶ力>の両方が必要なのでしょう。

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選択肢を増やさないのは楽ですが、視野がせまくなってしまいがちです。

昔、会社員だった頃は、この選択肢を増やしたい!とずっと思ってもがいていました。
やれることが少ないですからね。
フリーになり選択肢が膨大に増えると、今度は選ぶ力の方が重要になります。
未熟故に多くの選択ミスもしています。。。。。。

選択肢は意図せず増える場合もあります。
情報はその1つでしょう。
多くの情報が入ってくるようになり、かえって不安やストレスをうんでいます。
モノも増え、似たような性能、名称で選択に迷います。
ますます、<選ぶ力>が重要となってきているといえます。

 

 

選ぶ力を高めようとやっていること

私自身、未熟ながら、この<選ぶ力>を高めるためにやっていることを5つ上げてみました。

1 <やめる>という選択肢を持つ

<やめる>という選択肢は非常に重要視しています。
この<やめる>ができないこともありますが、必ず選択肢に入れています。
たとえば、効率的でなく、効果的でもない(誰にも貢献しない)仕事があったら、まずやめることを考えます。

ある程度の金額を払ったものでも、必要ないと思ったら、迷わずやめるようにしています。

 

2 選ばない

<選ぶ>ことは、大きなエネルギーを使います。
毎回毎回、選んでいては、消耗してしまうでしょう。

タスク管理やチェックリストも選ばないようにする工夫です。

毎朝見ている<やらないことリスト>も選ばないようにする効果があります。
自分の方針やルールにそぐわないものは選択肢に必要ないのです。

「迷ったときには面白い方を選ぶ」「迷ったときはブログネタになる方」というルールもあります(^_^;)

 

3 <選ばされてないか?>を常に考える

<自分で選んだ>つもりでも、実は何かに影響を受けている可能性もあります。
何気なく見ている雑誌、TV、新聞などから情報を得ると、そうなる可能性も高いでしょう。

自分で選んでいるかどうかを判断するのは非常に難しいのですが、意識だけはしています。
雑多な情報をカットしているのもそのためです。

 

4 ときには異質のものを選択する

いつも同じもの、心地よいもの、楽なものをいつも選択していると、<選ぶ力>は高まらないと思います。
ときには、<いつもは選ばないもの>を選ぶように心がけています。

行き先や、行く経路などもそうですね。

好きな言葉に、小山薫堂さんの「神様にフェイントをかける」という言葉があります。
「まさかこうするとは思ってなかったよ」といわれるような選択をたまにはしたいものです。
やりすぎに注意ですが(^_^;)

 

5 選択を反省しても後悔しない

これも非常に難しく、自分に言い聞かせているのですが、自分の選択を必要以上に悔やまないようにしています。
失敗する選択も多いので反省はします。
選択を失敗したら、やらないことリストに追加して日々確認するようにしていますので、これも選ぶ力を高めることにつながっているでしょうね。

 





【編集後記】
昨日は、書籍のゲラ(印刷されたもの)を受け取りました。
これからチェックして仕上げていきます。

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