レベルの高い知識は役に立つのか?ー知識のレベルと貢献度は関係ないー

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どんな仕事にも専門的な知識は必要です。
その知識のレベルをどの程度上げるべきか、知識のレベルとどこまで追求するかは、その知識が役に立つかどうかで決まると考えています。
専門書

レベルの高い知識は役に立つのか?

私の専門は税理士、特に法人に関わるものです。
それに加えて、Excelも専門と言えます。

専門とする知識を日々鍛錬し、レベルを上げていかなければいけません。
しかし、高い専門知識が必ずしも役に立つともいえないでしょう。

いくら詳しい知識があっても、役に立たなければ意味がありません。

知識のレベルと貢献

専門的な仕事をしていて、こういうのはなんですが、「知識のレベルをやむくもに上げない」ようにしています。
レベルの高いこと=役に立つことではありません。
むしろ、知識のレベルという概念は正しくないも考えられます。
(小難しいことを勉強したくない言い訳かもしれませんが(^^;))

 

役に立つ知識のインプット

レベルを上げるというのは、自分向きの視点であり、「役に立つ」というのは他者向きの視点です。

役に立つ知識をインプットするにはどうすればいいのでしょうか?

定期的に情報を収集する、本を読むことも重要でしょうが、やはり目の前の仕事を深く、真剣に考えることが、役に立つ知識のインプットになります。

目の前の仕事は、即アウトプットします。
アウトプットの場に直結するインプット、目的が明確なインプットは、吸収力が桁違いなのです。
そのためには何かを依頼されたり、質問されたりしたときに、深く、真剣に考えるだけの情熱と時間が必要となります。
日頃から、重要でない仕事をやめたり、重要だけれども役に立たない仕事を効率化したりするのは、役に立つ仕事に情熱と時間を投入するためです。

私はそのときどきで集中的に知識をインプットすることがよくあります。

 

 

真剣勝負の場を作る

目の前の仕事だけでは真剣勝負の場が足りないので、擬似的に真剣勝負を作り出すこともやっています。
それがこのブログや、メルマガ、セミナーです。

ブログ、メルマガ、セミナーは、アウトプットの場でもある一方で、貴重なインプットの機会でもあります。

目の前の仕事もふくめて真剣勝負の場は、決して知識を披露する場ではありません。
次のチャートの縦軸ではなく、横軸を意識すべき場です。
アウトプットの場があることで、インプットの方向性が縦軸ではなく、横軸になります。

知識のレベルと貢献

この業界に入った頃は、正直、知識のレベルに関する不安は大きかったです。
「もっと難しいことを知らなければいけないんじゃないか?」
「わからないことを聞かれたらどうしよう」
と縦軸ばかり意識していました。

独立してブログを書き出してからも、
「こんな簡単なことを書いて、バカにされるかも」
「もっと難しいことが書いて、アピールしなきゃ」
と思っていた時期もあります。

今となっては、こういった不安は縦軸の話で、自分だけの話だと思います。
あくまで、役に立つことを考えると、難しい、簡単ということは関係ありません。

 





【編集後記】
昨日は午後に新規のご依頼の打ち合わせ。
夜は、法人税申告書セミナーでした。
税理士事務所の方、経理担当者の方にご参加いただき、解説しながら手書きで申告書を書いていただくセミナーです。
今やPCで申告書を作るのですが、手書きで考えながら知識を理解するのは重要だと思っています。

 

 

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