「本、セミナー、実践+α」という学びのサイクル

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「おすすめの本はありませんか?」
「どのセミナーで勉強すればいいですか?」
ときかれることも多いです。

学ぶ側、教える側の双方の視点から、本とセミナーについて考えてみました。
本とセミナー

 

 

本とセミナー 学ぶ側の視点

いまやネットでも学ぶことができますが、主流は、本(電子書籍含む)とセミナーでしょう。
私も多くの本を読み、セミナーに参加してきました。

本とセミナーには、それぞれ特色があります。

○価格

一般的には、本の方が圧倒的に安いです。
1,500円程度で、体系的に学ぶことができます。

セミナーはある程度高めになります。

安い、無料セミナーは、別の目的があることが多く、私は行かないようにしています。

 

○時間

本は自分のペースで読むことができ、読む時間を短縮することができます。
セミナーは、一定の時間を確保する必要があり、こちら側から短縮することはできません。
(Webセミナー、DVDセミナーは少しずつ学ぶこともでき、早送りもできます)

 

○手軽さ

価格、時間から考えると、本は非常に手軽です。

 

○強制

本は買っても読まないことが多いのですが、セミナーは参加すると一定時間、強制的に学ぶことができます。

 

○人との出会い

セミナーでは他の参加者、講師との出会いがあります。
これもセミナーの醍醐味です。

 

○個別対応

セミナーでは個別に質問できるケースも多いのですが,本には基本的にそのような機会はありません。

 

○繰り返し

本は繰り返し読むこともできますが、セミナーは一度限りです。(Web等を除く)
ただ、その分、真剣に取り組むという利点もあります。

 

○体験

セミナーでは実際に体験し、話し方、書き方、PCの操作、ソフトの操作など、いわゆるワークで学べます。

 

○根本的な違い

本は、目で学び、セミナーは、耳、目、口すべてを使います。
内容によっては、セミナーの学習効果の方が高いでしょう。

 

 

本とセミナー 教える側の視点

次に、本を書き、セミナーを開催する側の視点で比較してみます。

3冊の本、ブログ、メルマガや記事執筆を含め、書く機会は多く、セミナーは月2,3回開催しています。
教える側を経験することで、学びの精度やスピードも加速してきました。

 

○本音

本でも本音を書いていますが、セミナーだと、さらに踏み込めます。
少人数になればなるほど、本音で語れます。

 

○情報の新しさ

本を書く場合の欠点は、「本を書いた時点で情報が固定されてしまうこと」です。
新しいことを伝えたり、補足情報を説明したりすることは基本的にできません。

セミナーの場合は、随時改善ができますし、セミナー中に補足情報を伝えることもできます。

 

○個別対応

セミナーでは、個別に対応ができます。
個別に対応ができない人数のセミナーはやりません。
私が最大8名でセミナーをやっている理由の1つです。

私はセミナーで台本(シナリオ)、カンペを使いません。
スライドや資料は準備しますが、臨機応変にアドリブで話すようにしています。
同じセミナーでも、参加者によってまったく異なったセミナーになることも多いです。
これがセミナーのよさといえます。

 

○出会い

教える側にとっても、出会いがあることはセミナーの大きな利点です。
セミナーに参加していただいたことがきっかけで、親しくさせていただいている方もいます。
3月には、セミナーつながりで、一緒にマラソン大会に出ました。
こんなにうれしいことはありません(^^)

本を通じて知っていただいたり、メッセージをいただいたりすることもあります。
昨日のExcelマクロセミナーには、『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』を通じて私を知っていただいたという方に参加していただきました。

本やセミナーの感想や実践結果を教えていただけるのも非常にうれしいことです。

昨日も、「テーブルとピボットテーブルを使って資料を作ってみました〜!」とのメールをいただきました(^^)

 

 

○使う時間

本は集中的に一定の時間を使います。
『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』では、約8か月ひたすら書いていました。
もちろん、1日の中で書く時間は自由ですが、相当の時間がかかります。

セミナーも準備や改善、フォローに時間が必要です。

同じ内容で繰り返しセミナーをやれば楽なのですが、どうしても改善点や修正は出てきます。
同じ内容を話すと自分が飽き、モチベーションがやや下がることもあるため、必ず見直し改善をやります。
セミナーの場合は、セミナー開催時間・場所の確保も欠かせません。
(私の場合、セミナールーム兼オフィスを借りているので、場所の問題はなくなりました。)

時間は、平日夜、土日で確保する必要があります。
セミナーに参加するのもこの時間帯が多く、トライアスロン等のレースは土日にあるため、土日はある意味平日よりも激戦区です(^^;)

時間に関しては本もセミナーも楽はできません。
むしろ時間はしっかりかけて手を抜きたくありません。

 

○価格

提供する側としても、本は圧倒的に手軽です。
本だと1,500円から2,000円程度ですが、セミナーだと5,000円〜30,000円の範囲でやっています。

 

○体験

セミナーでは実際に体験してもらえます。
私のセミナーの98%は体験型です。
聞くだけのセミナーの方が集客は楽なのですが、セミナーの良さを最大限に発揮するためにあえてそうしています。

 

 

本、セミナー、そして実践

本は安く、読む時間もコントロールできるため非常に手軽です。
1,500円から2,000円の本に、その時点でのノウハウを徹底的につめこんでいますので、破格の価格といえます。

セミナーは、価格的な問題、地理的な問題、時間的な問題がありますが、セミナーでなければ得られないものも多いです。

学ぶ側、教える側の両方の視点から考えると、本は入り口で、セミナーで補強するというのがベストでしょう。
だからこそ、多くの本を読み、この本はすごいと思ったからにはセミナーに参加するようにしています。

そして、勉強で重要なもう1つのピースは実践、トレーニングです。

本やセミナーで学んだことを自分でやってみることが欠かせません。
(私も十分にできていないものがありますが(T_T))

 

本、セミナー、実践のサイクルをぐるぐる回しています。
本がきっかけのこともありますし、セミナーがきっかけのこともありますし、自分がやっていることでさらに学びたくて、本を読んだり、セミナーに行ったりすることもあります。
本 セミナー 実践

そしてさらにおすすめなのは、【実践】の一環として、本を書く、セミナーをやることです。
「教学相長ず」という言葉があるとおり、非常に大きな相乗効果があります。

本を書く・セミナーをやることで、本やセミナーの選択眼も磨かれます。

僭越ながら、どの程度力をいれて書いているのか、宣伝・集客目的でさわりだけを取り扱っているかというようなことがわかるようになってきました。

本 セミナー 実践2

本を書く、セミナーをやるのはやや敷居が高いので、ブログを書く、仲間内で勉強会をやるというところから徐々にはじめていきましょう。

Excel、税務会計なら、学びの入り口として、私の本もご活用ください(^^)

 





【編集後記】
昨日の午前中は、ランニングセミナーに参加。
がんがん走るわけではなく、体幹トレーニングに関するものです。
午後は、Excelマクロ入門セミナー、Excelマクロ初級セミナーを開催しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

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