Excelで土日祝を除いて、月末・3営業日後の支払期限を表示。EOMONTH関数・WORKDAY関数

Excelで支払期限を自動計算することができます。
土日祝を除く場合は、ちょっとした工夫が必要です。

 

 

 

Excelで月末を表示するEOMONTH関数

 

請求書では、支払期限を表示すべきです。

Excelで支払期限を自動計算することもできます。
使うのは、EOMONTH関数です。
たとえば、=EOMONTH(B2,1)で、セルB2の翌月末日を表示できます。

 

=EOMONTH(B2,0)だと当月末日です。

ただし、3/31、6/30だと日曜日になってしまいます。
この場合、翌営業日を示したいものです。
Excelで請求書をつくり、支払期限を自動計算している場合は特に注意しましょう。

なお、日付に曜日を表示するには、セルの書式設定（Ctrl＋1）で、次のように設定します。

［種類］にyyyy/m/d(aaa)と入れましょう。

 

 

Excelに祝日のリストを準備

 

土日だけではなく、祝日も考慮したいものです。
特に2019年のGWは10連休。

4月末日の翌営業日は、5/7（火）になってしまいます。

 

祝日も考慮するなら、祝日のリストをExcelに準備しなければいけません。

このように準備しましょう。

 

祝日は、「国民の祝日に関する法律」で決められています。

第二条　「国民の祝日」を次のように定める。

元日　一月一日　年のはじめを祝う。

成人の日　一月の第二月曜日　おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。

建国記念の日　政令で定める日　建国をしのび、国を愛する心を養う。

春分の日　春分日　自然をたたえ、生物をいつくしむ。

昭和の日　四月二十九日　激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。

憲法記念日　五月三日　日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。

みどりの日　五月四日　自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。

こどもの日　五月五日　こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。

海の日　七月の第三月曜日　海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。

山の日　八月十一日　山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。

敬老の日　九月の第三月曜日　多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。

秋分の日　秋分日　祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。

体育の日　十月の第二月曜日　スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。

文化の日　十一月三日　自由と平和を愛し、文化をすすめる。

勤労感謝の日　十一月二十三日　勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。

天皇誕生日　十二月二十三日　天皇の誕生日を祝う。

 

 

2019年から天皇誕生日はなくなります。
これらに加えて、特別法で、5月1日が即位の日として祝日です。

そして、

 

２　「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。

 

という法律があるため、これも考慮しなければいけません。

2019年は、
・4/29の昭和の日、5/1の即位の日にはさまれた4/30
・5/1の即位の日、5/3の憲法記念日にはさまれた5/2
も休日となります。

 

それは、こういった法律があるからです。

 

３　その前日及び翌日が「国民の祝日」である日（「国民の祝日」でない日に限る。）は、休日とする。

 

2020年は、オリンピックにともない、海の日と山の日は変則的になります。

サンプルでは、祝日リストを準備しました。

 

Excelで営業日でカウントするWORKDDAY関数

 

祝日を準備したうえで、WORKDAY関数を使います。

わかりやすい例からいくと、3営業日後なら、=WORKDAY(E2,3,祝日!A:A)という数式です。

=WORKDAY(〇,△,□)で、〇から△営業日後を表示します。
ただし、□を除いて。
□は、祝日のリストの範囲（シート「祝日」のA列）を示します。

 

月末の場合は、EOMONTHと組み合わせましょう。

WORKDAY関数は、〇の△営業日後を示しますので、EOMONTHで表示した1/31の1日前から数える必要があります。
そのため、EOMONTH（B2、0）-1としているのです。
1/31の1日前の1/30から1営業日後と数えています。
3月だと、3/31の1日前の3/30から1営業日後は、4/1（月）です。

 

結果、こうなります。
サンプルはこのバージョンです。

 

なお、翌営業日ではなく、前営業日にしたいということもあるでしょう。
そういった場合は、数式をこう変えます。

=WORKDAY(EOMONTH(B2,0)+1,-1,祝日!A:A)

 

EOMONTHで計算した月末＋1日から-1、つまり1営業日前を表示するわけです。
私の場合税理士顧問料はこのパターンにさせていただいております。

 

2019年は、3月末日（決算月にしている場合が多い）が日曜日で、GWは変則的で長いので、月末・月初の支払いや入金に注意です。

 

サンプルはこちらです。

祝日リストは、それぞれで見直していただければ。

EX-ITサンプル　営業日カウント .xlsx

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■編集後記

昨日は、天気もよかったのでランで移動。
いい季節になりました。
途中、国会図書館で調べ物も。

■昨日の「1日1新」

永田町までラン（10㎞弱）

 

■昨日の娘日記

iPadのパズルがだんだんうまくなってきて、8ピースほどなら自分でやりきるようになりました。
再スタートする方法もマスターしています。
動物のパズルで、マンドリルが大好きです。
（ドラクエの中だけと思っていたらほんとうにいました）