会社の失点を防ぐゴールキーパー

会社にお金を残すためには,
税金の知識が必須です。
売上を上げ,利益を確保することは,「攻め」
税金の知識を持つことは,「守り」
だといえます。
攻めなければ,売上が上がらず,利益も増えません。
つまり,お金も増えないことになります。
かといって,攻めばかり重視して守らなければ,
無駄に税金を支払ってしまい,
せっかく稼いだお金が出ていってしまいます。
税金の知識を持つ人物は,
サッカーにたとえると,
ゴールキーパーのようなものです。
得点は利益,失点は税金
もしゴールキーパーがいないと,
得点(利益)を3点あげても,
一瞬にして,失点(税金)してしまいます。
得点が3点,失点が2点だと,会社に残るのは,1点分だけです。
さらにこの失点(税金)は,過去にさかのぼって,カウントされます。
1年前,2年前の失点を指摘されるのが税務調査です。
税金を支払わずにお金を残せるか?
税金は利益に応じて計算されます。
そのため,税金を1円も支払わずに利益を上げ,
会社にお金を残すには限界があるのです。
得点で言えば,5点くらいが限界でしょう。
それ以上,得点(利益)を上げるならば,ある程度の失点(税金)が伴います。
得点(利益) 5点 失点(税金) 0点 
→5点分,会社にお金が残る
得点(利益) 10点 失点(税金) 3点
→7点分,会社にお金が残る
得点(利益) 20点 失点(税金)6点
→14点分,会社にお金が残る
※利益とお金は一致しないことが多いのですが,便宜上,ほぼ一致するものと考えてください。
最終的に利益を会社に残すには,
できるだけ失点(税金)を少なくしながら,
得点(利益)を増やしていくことが重要です。
失点(税金)を少なくするならば,会社にゴールキーパーが必要になります。
しかし,ゴールキーパーがいないケースも多いのが現実です。
(茂木健一郎さんもそうでした・・)
ゴールキーパーを誰にするか?
このゴールキーパーを誰が務めるか?
つまり,誰が税金の知識を会社にもたらすか?
次のようなパターンがあります。
・経営者自身がゴールキーパーも兼任する(経営者が税金の知識を身につける)
・ゴールキーパーを雇う(経理担当者が税金の知識を身につけるor知識をもった経理担当者を雇う)
・外部のゴールキーパーに依頼する(税理士に依頼する)
サッカーでのゴールキーパーは,
後ろからフィールド全体を見渡し,指示を送ったり,
パスやキックで,攻めの起点になったりすることもあります。
会社のゴールキーパーにも,そのような役割を求めたいものです。

【編集後記】
昨日は,なんと2回の乗り過ごしを・・。
1回目は,夕方,考え事をしていたら,市ヶ谷から1駅乗り過ごして四谷に。
2回目は,夜,電車の中で眠ってしまい,御茶ノ水から1駅乗り過ごして神田に。
どちらもリカバリーできましたが,珍しいことでした(^_^;)
【読み終わった本】

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