・領収書記載事項のチェックポイント

  • URLをコピーしました!

税金の計算上,「領収書」は重要な証拠になります。
領収書には,いつ,どこで,誰が,誰から,何のために,いくら受け取ったかが記載されています。
この記載事項についてのチェックポイントです。
領収書の記載事項
・いつ
→記載されていないこともありますが,必ず記載してもらいましょう。「いつ」が重要な事実になることがあります。
・誰が
→元々印字されていることもあり,たいてい,記載されています。
・誰から
→宛名です。空欄のことも多く,「上様」の場合もあります。記載されている方がベターであることはいうまでもありません。その経費を使ったのが当事者かどうか,疑問に思われる可能性もあります。
・何のために
→これも記載されていないことが多いですが,「どこで」が分かれば,予測がつくものも多いです。
“お品代”と書かれていれば,何でもOKになると思われがちですが,反面調査をされると一発でばれます。
反面調査とは,領収書を発行した側を調査し,「何のために」お金を受け取ったかを調べるものです。
百貨店や飲食店などを一斉に調査するケースもあります。
もらった領収書に何も書いてなければ,自分でメモ書きしておくのも手です。
・いくら
→必ず記載されるべきものであり,加筆ができないものである必要があります。
例えば,10000と書いてあると,0を1個追加することができてしまいます。
「\」や「,」,をつけて,「\10,000」とすべきです。
以前,飲食店で「白紙でもいいですか?」と言われてビックリしましたが,きちんと書いてもらいましょう。
領収書を発行する側になったときは
逆に領収書を発行する側としては,上記の事項を必ず記載しましょう。
自分が不備のある領収書をもらって困ったときのことを考えると,もらった側が困らないような領収書を作成すべきでしょうね。
なお,振込の場合は,請求書+振込記録(通帳などへの記録)で,十分に事実を証明できます。
請求書等に「お振込控をもって,領収書とかえさせていただきます。」と書いてあるのはその意図からです。
領収書発行の場合は,収入印紙が必要な場合がありますので,注意が必要です。
(3万円以上100万円未満→200円) 
 
========================

【編集後記】
☆2/28(日)「決算書を読むための法人税の知識」勉強会 お申し込みは2/24(水)12:00まで
海外サッカーの試合で録画していたものが数試合たまっていましたが,昨日なんとか見終わることができました。
土日だけでなく,火曜,水曜に試合があると,ややつらくなりますね・・・。
今週も火曜,水曜に試合がある(かつ,見逃せない)ので,時間的につらい反面,楽しみです。
【読み終わった本】

未来思考 10年先を読む「統計力」/神永 正博
¥1,680
Amazon.co.jp

未来に関する予測の本ですが,「地味だが確度の高い予測」である統計をベースに書かれています。
例えば少子化の問題で,合計特殊出生率だけが問題視されるべきではなく,乳児死亡率の低下も合わせてみるべきといったように様々な統計から少子化,高齢化,都市化,仕事などを分析しています。

  • URLをコピーしました!