フリーランス・ひとり社長が定額減税で1人4万円受け取るには。所得税3万円には注意!

2024年、定額減税というものがあります。
1人4万円。
ちゃんと受け取るようにしましょう。
フリーランス(個人事業主)、ひとり社長向けにまとめてみました。

※娘分の定額減税(所得税3万円・住民税1万円。使わない現金をATMで引き出して撮影) by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8Ⅱ

1人4万円の定額減税とは

2024年、定額減税があります。
誰でも定額=同じ金額の減税ということです。

ざっくりと
・定額減税の金額は、合計4万円(所得税3万円・住民税1万円)
・所得で制限あり(合計所得金額1805万円以下=給料だと年2000万円以下)
・本人、家族(2024年12月31日時点で扶養の範囲、16歳未満も含む)
などといったものです。

扶養の範囲というのは、給料だと年103万円以下(合計所得金額48万円以下)となります。

対象の家族が2人だと、計3人。
4万円×3人=12万円となります。

ただ、4万円の内訳は、所得税3万円、住民税1万円。
4万円のお金が振り込まれるまたは取りに行くわけではなく、税金をひかれる・納めるときに反映されます。
(収入が少なくてそもそもの税金が少ないときは、引ききれないときも)

お金をもらって得をしたという感覚は薄いかもしません。

ちゃんと反映されているかどうかは、確認しましょう。
その確認方法について、フリーランス、ひとり社長別にまとめてみました。

フリーランスが定額減税を受けるには

フリーランス(個人事業主)が定額減税を受ける場合を、所得税(1人3万円)、住民税(1人1万円)にわけて考えていきます。

所得税3万円の定額減税は、確定申告で

所得税は、原則として、確定申告で3万円(+家族分)を引きます。
確定申告をしないと、3万円(+家族分)を受け取れないということです。
2024年分の確定申告のときに、気をつけましょう。

たとえば、2024年分の確定申告の税金が20万円だったとしたら、3万円差し引いて17万円を納めることになります。
還付の場合、たとえば、20万円が戻ってくる場合、結果的に定額減税の3万円を足して、23万円が戻ってくるわけです。

また、その年の税金がゼロ、または少ない場合は、3万円を引ききれません。
2024年は事業の利益に気をつけましょう。

例外として、予定納税(2023年分の確定申告で、15万円以上納税していると、その1/3を7月、11月に払う制度)がある場合は、
・第1期予定納税(7月)から本人分
・引ききれないというときは、第2期予定納税(11月)から引く
・それでも引ききれないときは、確定申告で
ということになります。

これは、自動的に引かれるので確認だけしておきましょう。
その引かれた結果を確定申告で反映することを忘れずに。

なお、家族分も予定納税で引きたい場合は申請(減額申請)というものができます。
確定申告のときでいいやという場合はしなくても大丈夫です。

住民税1万円の定額減税は確認のみ

住民税の定額減税は、役所から来る住民税の金額から引かれるので、確認するだけで大丈夫です。
こちらの手続きはありません。
通常は、6月、8月、11月、1月と払い、この6月から定額減税1万円(+家族分)が反映されます。

 

ひとり社長が定額減税を受けるには

ひとり社長は会社から給料を出しているでしょう。
その給料で定額減税の計算をします。

所得税3万円の定額減税は給与計算、年末調整で

所得税3万円(+家族分)は、2024年6月以降の給料から引きます。
6月で引ききれなかったら7月というように。

最終的には、年末調整で、その12月31日時点の家族の状況で、再計算します。
年内に子どもが生まれたり、家族が扶養から外れたりしたらそれを反映しなければいけません。

6月の1ヶ月で引き切れればいいのですが、そうでないとその管理が手間ではあります。
まあ、ひとりだからなんとかなる範囲ですが。

年末調整で年間の給料を計算するときに、さっと引いたほうが楽ではあります。

国税庁のチャットボットに聞くと、「定額減税を受けるかどうかは選べない=定額減税を6月からできるだけ早くやるべし」と。

早く定額減税したほうがいいといえばいいんでしょうけどね。
もちろん、早いうちに3万円(+家族分)を受け取って、夏にでも使いたい!という場合は、早いほうがいいのでしょうが。

なお、6月の給料で正確に計算しないと、定額減税はなし!ということにはなりません。

いずれにせよ、所得税の定額減税を2024年の給料できちんと計算しないと、3万円(+家族分)を結果的に受け取ることはできないということ。
しっかり確認しましょう。

住民税1万円の定額減税は確認のみ

ひとり社長だと、住民税を会社で天引きして、役所に払っているはずです(特別徴収)。
(そうでない場合は6月、8月、10月、1月と個人で払い、その金額に1万円(+家族分)が反映されます)

通常、6月から翌年5月まで12等分されますが、今回(2024年)は、2024年7月から翌年(2025年)5月の11等分となります。
そのときに定額減税1万円(+家族分)も反映されるので確認しましょう。

これ、処理が間に合わないからこうなるのか……。

所得税と住民税で確認ポイントが違いますので、それぞれ気をつけておきましょう。
特に所得税はこちらから行動しないと、反映されません。



■編集後記
昨日は、引き続き長崎・ハウステンボス。
朝は小雨、その後は大雨でしたが、夕方に小雨。
雨と過ごしつつ、娘と楽しみました。

実際に水を使うショーや、LEDの線を踏まないようにするゲームが特に楽しく。

結果、9時前に出てホテルに戻ったのは20時前。
途中、YouTube収録しつつ、ブログはホテルで。

1日1新Kindle『1日1新』
ハウステンボス YOKERO
ハウステンボス 花の家
ハウステンボスでYouTube収録

■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
引き続き2人でハウステンボス。
ホテルで朝食、目玉焼きを喜んでいました。
その後、オープンの9時と同時にハウステンボスへ。
人気のアトラクションを先に。
水の出るショーでちょっと怖かったようです。
大雨を避けつつ、探偵ゲームをしつつも雨で断念。
深海のアトラクション、カフェのあと、キッズ向けのアスレチックへ。
入れ替え制のところを2セット。

そのままLEDのゲームを2人で。
無事クリアしました。
(4回ミスでゲームオーバー)
ネット(網)で飛び跳ね、LEDにつきあってもらい、宮殿に行き、夕食はすきやきとうどん。
うどんを希望していたので、ちょうどよかったです。