・個人事業主と法人の違い

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ビジネスを行うには大きく分けると個人事業主と法人(会社)という形態があります。
起業する場合,この2つの形態のどちらかで起業することになります。
個人事業主と法人について,よくある質問についてまとめてみました。
1 人数が多くなると法人になる?
人数の違いは関係ありません。10人雇う個人事業主もありますし,1人だけの法人もあります。
2 売上が多くなると法人になる?
これも関係ありません。
売上1億円の個人事業主もありますし,売上がまったくない法人もあります。
3 個人事業主も法人も事業を開始するときに手続きが必要?
どちらも手続きが必要ですが法律上の取り扱いが異なります。
個人事業主→税務署等に届出書を提出
法人→法務局で登記→税務署等に届出書を提出
個人事業主は明確にスタートの時期が定まらないケースがあります。
法人は登記の日が設立の日です。
4 法人の方が有利?
有利な面もあれば,不利な面もあります。
【関連記事】個人事業主が法人化する場合の10のメリット
【関連記事】個人事業主が法人化する場合の6つのデメリット
5 個人事業主は税金が安い?
売上規模により異なります。
個人事業主が法人を設立した方がトータルの税金が安くなることもあります。
個人事業主は利益がマイナスならば税金はかかりませんが,法人は利益がマイナスでも年間7万円(地域により異なる。東京都の場合は7万円)の税金が発生します。
6 個人事業主だと経理が簡単?
個人事業主も法人も原則として経理の手法は変わりませんので,必ずしもそうとはいえません。
ただし,税金上の取り扱いは法人の方がやや複雑になります。
どちらもビジネスを行っている以上,経理(会計)の必要性は同じです。
個人事業だから経理が適当でいいというわけではありません。
7 個人事業主よりも法人の方が信頼がある?
必ずしもそうはいえません。個人事業主でも継続的に利益を上げているケースもありますし,法人でも利益があまりでていないケースもあります。
ただし,信頼性とは別に,法人であることが取引条件となることがあります。
起業の際には考慮しなければいけない事項です。
【関連記事】会社を作る必要があるか

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