・出版が決まってから完成するまで

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昨日、友人7人に、『そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』の出版を記念して食事会を開いていただきました。
こういう場をもうけていただき、非常にありがたく、うれしいことです。
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そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門/井ノ上 陽一
¥2,100
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この本は、執筆をはじめてから、1年以上の時間がかかっています。
過去のメールを見返しながら、どういう過程で出版までたどりついたのかをまとめてみました。

2009年
5/30 メールにて編集者さんから連絡。即返信。お会いすることに。
→ブログの記事を見てくださっての連絡でした。あとで伺うと、記事内容、プロフィール、これまでの執筆実績、ブログの文章、読書の習慣があることなどから判断してくださったそうです。
6/3 編集者さんと初の打ち合わせ
→この段階では、まだ、出版されるどうかは決まっていません。
編集者さんの企画(経理担当者・会計事務所のためのExcel)について、私が本を書けるのかどうか、書くとしたらどういう内容になるかという打ち合わせです。
もちろん、「できます」と回答し、具体的な内容を目次案として、6/18までに提出することになりました。
このとき、10冊ほど、編集者さんが担当された書籍を持ってきていただけたのはビックリすると同時に、うれしかったですね。

6/18 目次案の提出
→考えに考えて、目次案を提出しました。
今見てみると、完成後の目次と骨格はほぼ同じですが、やや基本的な知識のページが多かったですね。
7/2 出版の決定
→出版社の編集会議にて企画が通り、出版が決定しました。
次の段階は、目次の見直し、モデル原稿として「はじめに」、「第1章」、「事例」の1つを書くことです。
締め切りは7/18でした。
7/18 目次、モデル原稿の提出
→目次、モデル原稿を提出しました。
その他の部分も少しずつ書き出します。
といっても、なかなか書けてませんでしたが・・・・・・。
9/4 打ち合わせ
→次のミッションは、「はじめに」「第1章」の完成度を上げることです。
9/28 原稿提出
→「はじめに」「第1章」を加筆、修正し、提出しました。
まだ36ページの原稿です。

12/1 原稿提出
→この時点では93ページほどです。ほとんど進んでいません。
Excelの操作を示す画像の作り方を変更したことと、本業の方で時間がとれなかったことが原因です。
アドバイスをいただきつつ、年末年始に仕上げるつもりで書き進めていました。
2010年
1/20 メールのやりとり
→この時点では128ページほどです。
それまで書いたものの見直し、書き直しもありましたので、ページはほとんど進んでいません。
今考えると、一気に最後まで書いてしまった方が早かったような気がします。
そんな中、本業の方が繁忙期になってしまいました。

3/8 原稿の提出
→この時点では220ページです。事例の途中まで書き上げた状態でした。

3/18 打ち合わせ
→提出した原稿を元に打ち合わせです。本の目的を明確にし、それに伴って章構成や表記を変えています。
私の方から期限を設定して原稿を提出し始めたのもこの頃でした。
いつまでに発売しなければいけないということはありませんでしたが、そうしないといつまでたっても終わらない気がしたからです。
4/13 打ち合わせ
→編集者さんと私の双方の意見で、章の構成を大幅に変えることにしました。といっても書いたものの順序を変え、加筆するという方法です。
この時点で、現在の章構成に近いものに固まりました。
ページ数が330ページほどになりそうでしたので、テクニックを解説した章を1つ削除し、事例を中心にまとめることにしています。
5/7 原稿提出
→ほぼ完成に近い原稿を提出しました。
友人2人に原稿を見てもらい、そのフィードバックも反映させています。

5/31 原稿提出
→さらに原稿の完成度を高め、再提出しました。
6/9 打ち合わせ
→本に掲載する画像をとりまとめて、打ち合わせを行いました。
画像数は581個です。
実際にレイアウトして、紙に印刷する段階へと進みます。
ちょっと一安心です。まあ、その後が大変だったのですが。
6/23 タイトルと部数決定

7/15 その後のスケジュール決定
→校正や印刷のスケジュールが決まり、発売日が8月27日となりました。
7/29 1回目の校正
→ゲラ(印刷した原稿)を受け取り、1回目の校正です。
実際に紙に印刷すると、レイアウトの関係上、ページ数が増えてしまいました。
画像はページをまたがって表示できないからです・・・・・・。それに伴い、レイアウト上の余白も発生していました。
レイアウトとともに文章を見直しつつ、ここでもページ数を大幅に削除しています。
週明けの8/2に再提出しました。
赤字(修正、加筆)の箇所、画像の差し替えが多く、かなり申し訳ない思いでした。
「やっぱりこれも入れたい」と新たに書き起こした部分もありましたし。

8/5 2回目の校正
→2回目の校正は、ダウンロードファイルの動作確認が中心です。
実際に動かしてみると修正すべきところが多く、修正があると、文章を修正するとともに画像も差し替えなければいけません。
さらにExcelのバージョン(2002、2003,2007、2010)ごとに校正する必要がありました。
私自身も校正しつつ、出版社、校正を頼んだ友人・スタッフが校正したものを最終的に1つの原稿にまとめています。
この時点での修正の多さから、発売日を少し延期することになってしまっていました。
週明けの8/9に再提出しています。
8/12 3回目の校正
→3回目の校正は、校正箇所の確認のみだったので、そんなに時間はかかりませんでした。
週明けに提出し、完了です。
その後、印刷、発売となりました。
書いているときは、終わりが見えないつらさがあり、校正のときは、久しぶりに寝る時間を削って取り組んだりと、それなりの苦労はありました。
が、本を買っていただき、さらに冒頭のお祝い会をしていただいたり、感想のメッセージをもらったりすると、出版してよかったなぁと思います。
別の友人が企画してくれる出版記念パーティ・講演の予定もあります。
10月21日(木)19:00~ 下北沢で行います。
詳細が決まり次第、お知らせいたします。

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