・季節変動があっても会社の業績の傾向を捉えることができる移動年計

売上高が月によって、変動する場合(季節変動)、その売上高の推移を見ていても、業績の傾向をなかなか捉えることができません。
例えば、次のような推移の場合、月によって、かなりばらつきがあります。
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こういうときに使えるのが移動年計です。
移動年計とは、過去1年間の数値を合計したものの集計期間を1ヶ月ずつ移動させながら、データを比較する方法をいいます。
具体的には、次のように計算します。
2009年11月の移動年計は、過去1年間の数値を合計したものです。
2009年11月から過去1年間というと、2008年12月から2009年11月ですので、この期間の合計を計算します。
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同様に、2009年12月の移動年計は、2009年1月から2009年12月の合計です。
このように1ヶ月ずつずらして計算するわけです。
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結果、直近1年間(2009年11月~2010年10月)の移動年計は次のようになります。
Excelだと、1つの式を入れれば、あとはコピーすれば簡単に作成できます。
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この移動年計は過去1年間のデータを合計し、季節変動も吸収していますので、業績の傾向に問題があるかないかを判断できるのです。
ただ、数字だけを見ても、一目ではわかりません。
こういうときはグラフにします。
全体的に売上高の移動年計が下がってきています。
単に数字を見ただけではわかりにくかった業績の傾向がこのように明らかになるわけです。
売上などの数値が、月ごとに大きくする変動する業種に活用できます。
当事務所のクライアントでも活用していますし、当事務所自身でもこの数字を確認しています。
税理士業務は、月による数値の変動が多い業種の1つです。

『そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門』でも取り上げている事例です。
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【編集後記】
あるきっかけがあり、今日から新しい習慣を始めました。
「15分間の掃除」です。
なんどか掃除の習慣には挑戦しつつ、継続できませんでした。
今度こそは・・・・・・と思っています(^^;)