・「支払う税金の額」よりも、「手元に残るキャッシュ」を重視する

経費を使えば使うだけ、利益が減ります。
利益に応じて計算される税金も減っていくことになります。
しかし、大事なお金(キャッシュ)も減ってしまうのです。
(キャッシュが減らないケースもあります)
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【今日のテーマ】
・「支払う税金の額」よりも、「手元に残るキャッシュ」を重視する

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税金はいくら減るか?
例えば、利益が100万円出た場合、会社で支払う税金は、329,900円になります。
(東京都で資本金1,000万円、従業員50人以下を想定しています。交際費、その他の要素は考慮していません)
このときに経費を10万円使うと、税金は、303,900円になります。
差額は、26,000円です。
税金は、基本的に利益(所得)×税率で計算します。
利益が10万円減る(経費を10万円使う)と、税金が10万円減るわけではなく、
利益が減った分×税率
の分だけ税金が減ります。
キャッシュはいくら減るか?

では、この場合、キャッシュはいくら減るでしょうか?
経費を10万円使う→10万円の支出
税金を303,900円払う→303,900円の支出
合計 403,900円の支出となります。
経費を追加で使わない場合は、
経費→0円の支出
税金を329,900円払う→329,900円の支出
合計 329,900円の支出となります。
経費を10万円使った場合は、たしかに税金を減らせます。
しかし、出ていくキャッシュは増えていくのです。
「経費は、仕事に必要なんだから、しょうがないのでは?」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、仕事に必要なもの、将来への投資となり得るものならば、問題ありません
惜しまず使うべきです。
ただ、支払う税金を減らすために、必要でない経費(モノやサービス)を使っては、いたずらに会社のキャッシュを減らすだけになります。
無駄なものをあわてて買うくらいなら、普通に税金を支払った方が、会社にキャッシュが貯まっていきます。
手元に残るキャッシュ

少し視点を変えて、利益が100万円、「余剰のキャッシュ」が100万円ある場合のシミュレーションを行ってみました。
(実際には利益とキャッシュは一致しませんが、説明を簡略化するため同額にしています。
「出て行くキャッシュ」の合計額を「余剰キャッシュ」からひいたものが、「手元に残るキャッシュ」です。
「出て行くキャッシュ」の「経費」が増えれば、「税金」の額が減ります。
しかし、「手元に残るキャッシュ」も減っていくのです。
EX-IT
グラフにすると、こんな感じです。
EX-IT
よくあるのは、赤い「税金の額」のみを気にするケースです。
「税金は払いたくない」と、不必要な経費を使っていては、だんだんキャッシュが減ってしまいます。
究極的に言うと、会社にキャッシュを貯めるには、税金を払いつつ、残していかなければいけないのです。
会社にキャッシュがなくなれば継続することがなくなりますし、さらなる投資もできません。
「支払う税金の額」ではなく、「手元に残るキャッシュ」を重視しつつ、全体のバランスを考えて節税・投資の判断を行っていくべきです。
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【編集後記】
暑いな~と思いつつも、よく考えると、今週、来週(宮崎)は、この熱い中、トライアスロンに出場します。
大丈夫だとは思いますが・・・・・・(^_^;)
ランニング時のキャップは買っておこうと思います。




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