・キャッシュ・フロー計算書の基礎知識

キャッシュ・フロー計算書は,会計上,上場企業では作成が義務づけられていますが,中小企業では特に義務づけられていません。
税務署への提出する必要はありません。

ただ,経営上は作成することが好ましいです。
このキャッシュ・フロー計算書は,どのようなものか,簡単にまとめてみました。

一言で言うと,資金の増減の内訳を示すものです。
同じ資金が増えた,減ったと言っても,その理由には様々なものがあります。
本業で稼いで増やしたのか?金融機関から借りて増やしたのか?によって評価が異なります。

例えば,前期と今期を比較して,資金が1,000万円増えた会社があるとします。

この1,000万円の増加を
本業での増減→営業キャッシュ・フロー
投資での増減(設備投資や設備の売却等)→投資キャッシュ・フロー
財務での増減(借入や返済等)→財務キャッシュ・フロー
の3区分に分けます。

Aパターン
営業CFが1,400万円
投資CFが0
財務CFが-400万円
合計で+1,000万円


このケースは,資金の増減1,000万円の内訳を見ると,本業で資金を稼ぎ,それを返済に充てています。
理想的なパターンです。
しかし,投資にお金を回していない点は気がかりです。

Bパターン
営業CFが-500万円
投資CFが-200万円
財務CFが1,700万円
合計で+1,000万円


このパターンは,本業で資金がマイナスとなっており,それを借入金で補っています。
本業で資金がマイナスであることは非常に危険な状態です。
このような場合で利益がプラスであることもあります。

上記の2つの例のように,資金が増えていても,その性質が異なってきます。
それを一目で分かるようにしたのがキャッシュ・フロー計算書です。
さらに各区分が増減した理由も細かく分かるようになっています。

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【編集後記】
事務所と自宅に置いてある本を捨てようと決断したのですが,どうやって捨てるか悩み中です。
書き込みやページの端を折っているので,ブックオフは×。
普通にひもで束ねて資源ゴミかなぁと思っていましたが,「本の寄付」というサービスもあるようです。
こちらは書き込みがあってもOKみたいでした。

NPO法人セカンドブックアーチは、あなたのご不要な本を地域のために役立てます!
明日問い合わせてみようかと思っています。