まねされる力
独立後、まねされる力は必要です。
それが仕事になりえます。
※実家近くの公園にて 父をまねする娘
まねされる条件
「まね」には、ポジティブな要素、ネガティブな要素があります。
ポジティブな要素としては、まねることによって学ぶこと。
学びは何事もまねをするところから始まります。
「まねる」が「まなぶ」になったともいわれている所以です。
ネガティブな要素としては、パクる、楽をするということ。
楽をするというのはとにもかくにもネガティブな要素があります。
しかしながら、別にネガティブなことではないかなと。
そのために世の中に情報が溢れているわけですから。
じゃあ、自分がまねされる場合どうか。
学んでいただきたいのであれば、まねされることは大歓迎なはずです。
まねしてほしくないというのであれば、情報を隠しておけばいい話でしょう。
ただ、著作権というものがあるように、100%まねるというのは好ましくなく、その線引きは難しいところではあります。
まねされるにしても、それがいいと思われなければ、まねされません。
まねされるということは、一定の評価がされるということでもあります。
評価されないとまねされない、まねされる条件は、一定の評価をされるということです。
そしてまねされる力は仕事になり得ます。
まねされる力は仕事になる
依頼されて仕事をする、つまり請負の仕事であれば、まねされる力も必要はありません。
請負ゆえの限界や自由度のなさもあります。
まねされる力が必要になるのは、自分のまねをしていただくような仕事、自分のノウハウやスキルを提供するものです。
仕事の柱として常々おすすめしている「書く仕事」「話す仕事」には、この「まねされる力」が欠かせません。
まねされないように書いたり話したりするというのはなかなか難しいもので、仮にできたとしても、その価値は下がるでしょう。
このブログも、僭越ながらまねしていただくために書いているものでもありますし、セミナーもそうです。
まねされるということを意識しつつ、どうやったらまねしていただけるかというのを考えておくことが書く仕事・話す仕事につながります。
そのためには、まねされるための工夫も必要です。
まねされるようになるには
まねされるようになるには次のようなことを意識してみましょう。
言語化する
書くにしろ話すにしろ、言葉にする=言語化しなければ、まねしようがありません。
・ひたすら頑張ればいい
・お客様のために思ってコツコツやっていればいい
・好きなことをやりましょう
などと、いったことだと、なかなかまねはできないでしょう。
かといって、背中を見てまねるべき、技を盗むべしといっても、同じ空間にいなければ無理です。
何を、どういった意図で、どのようにやったかといった思考や行動を言葉にしないと、まねはできません。
書く仕事・話す仕事をするためには言語化が必要で、その言語化をトレーニングをするために書く仕事・話す仕事をやるという、双方影響がある不思議なつながりでもあります。
再現する
まねしていただくことを言語化するときに、自分で再現してみるというのも大事です。
たまたまできたこと、運だけのことというのは、再現しようがありませんし、それを言語化してまねしたところで成果につながらない可能性があります。
運だけのことというのは、ノウハウには、なかなかならないでしょう。
ただ、最初は運の要素が大きくても、仮説を立てて再現できることであればノウハウになりえます。
もちろん言語がしやすいノウハウというものもありますし、 IT 系のスキルであれば言語化しやすいものであり、再現しやすいものです。
次の手を打つ
まねしていただくといっても、上記のような言語化ができ再現できるようになってから外に出すということを考えたほうがいいでしょう。
そして躊躇なくまねしていただく 、躊躇なく書く、躊躇なく話すいうことをやっていくのであれば、自分も次の手を打っておく必要はあります。
そうしないと他との違うはなくなっていきますし、まねしていただくものが廃れていく可能性もあるからです。
次の手を打ち、言語化して再現しておく。つまりネタを熟成させておくということは常に必要ではあります。
新製品の開発、R & D( 研究開発)部門というのは、ひとりの場合でも欠かせないものです。
むしろ次の手をサボらず打つために、まねしていただくよう、今あるものは出しておくという考え方もあります。
まねされないように囲い込もうとするよりも、次の手を打ちつつ、まねされるように工夫していきましょう。
自分が大事に囲っていたとしても、他の方が出してしまうこともあるでしょうし、時代の流れで古くなってしまうこともあるでしょうから、先に出したほうが得です。
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■編集後記
5月末に沖縄でExcelセミナーを企画し(メルマガ読者限定)、おかげさまで定員となり締め切りました。
あとは、しっかり準備かつ、現地でのトライアスロンと両立するだけです。
ホテルも、会場近くにおさえています。
■昨日の「1日1新」
近所の公園
■昨日の娘日記
「動物園行く?」→「うん」、「車乗る?」→「乗らない」、「フラミンゴ見る?」→「行く!」、「じゃあ車乗ろうよ」→「行かない」とどうしても乗りたくないようで、結局近場の公園で遊びました。
■著書
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