パソコン・ITスキルは自分の中に蓄積するもの

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パソコン、 IT スキルは、パソコン本体やソフト・サービスなどが主役のようですが、あくまで主役は自分自身。
自分の中にスキルを蓄積するような感覚でいましょう。R0000029

※社会保険料の口座引き落とし明細書 RICHO GRⅢ

 

ゆうちょ自動化 RPA が無駄になった日

私の会社で社会保険料を毎月払うという仕事があります。
口座振替または振込(ペイジーでの支払い)という方法があるのですが、会社でメインで使っている銀行では口座引き落としができません。
住信 SBI ネット銀行は、口座振替もペイジーの支払いもできず、ゆうちょ銀行は口座振替ができないのです。
その代わり、これらの銀行は、ネットバンクが使いやすかったり、ネットバンク利用料が無料だったりというメリットがあります。

「毎月、振り込まなければいけない」というデメリットをのんでまで、そのメリットをとっていたわけです。
社会保険料の振込は、その金額と振込に必要なデータ(3種類の数字)が郵送されてきます。
まだネットで見ることができればいいのでよいのですが、紙です。
しかも支払い期限が月末のものが20日過ぎに送られてくるというもの。
届いてからそれを見て振込処理をしなければいけません。

ちょっとしたことですが、めんどくさいのでこれを RPAで自動化していました。
必要なデータを入れてプログラムを実行すると、
・ゆうちょ銀行のネットバンクを立ち上げる
・そのデータを読み込み、ブラウザに入力
・メールで届いたワンタイムパスワードを読み取る
・読み取ったパスワードをネットバンクに入力する
ということができます。
(ワンタイムパスワード方式でないとこの子どうかはできません)。

UiPath×ゆうちょダイレクト(ネットバンク)。社会保険料の振込を自動化。ログイン~データ入力~メールからワンタイムパスワード読取。 | EX-IT

毎月ちょっとしたことなのですが、確実に効率化はできていました。

このプログラムを今月から使わなくてよくなったのです。
ゆうちょ銀行が2019年4月分から、社会保険料の口座振替に対応しました。
すぐに手続きしたのですが、タイミングもあり、6月末の支払いから、ようやく口座振替になりました。
(今回は7月1日に引き落とされますが)

ゆうちょ自動化 RPA は、無駄になったわけです

プログラム自体は無駄になったけどスキルは残る

この プログラムををつくるのもそれなりの労力はありましたし、テストし完全に動くまでの時間もかかりました 。
RPA 自体が無料で使えますのでお金がかかっていませんが、自分が動くということはお金を使っているということです。

プログラムをつくったこと自体が無駄になってしまったのですが、私はそれでも構わないと思っています。
このプログラムをつくったことで、スキルが蓄積できたからです。

・ブラウザの操作を自動化する
・メールサーバーから該当のメールを読み取る
・メールで届いたワンタイムパスワードだけを読み取る
・読み取ったパスワードをブラウザに入力する
・ゆうちょ銀行のネットバンクのしくみを把握する
などといったスキルを身につけました。

これらはスキルとして、私の中に蓄積され他の用途に役立っています。
それなりにエラーパターンも経験でき蓄積できたのも収穫です。

・他のネット銀行の自動化
・メールを直接読み取りに行く
・ゆうちょ銀行で振り込みを自動化する
などいったことが今も役に立っています。
大量の振込データを次から次に振り込むという  RPA の仕事も先日行ったところでした。
今は、日々の大量のデータの国際送金自動化の仕事をやっています。

パソコンや IT を使うとなると、もっと便利な機器やソフト、機能を求めがちでありますが、人が操作する以上、人側にスキルがないと意味がありません。
自分の中にどれだけパソコンや IT のスキルを蓄積できるか、蓄積できるように磨いていくというのが大事です。

私が独立前の仕事、総務省統計局、3つの税理士事務所、 IT 企業そして独立してからのさまざまな事例で役立ったのはそのスキルです。

OS、ソフト、サービスなど時代によって使うものというのは変わって来ていますが、そのスキルは蓄積できます。
新しいものが出てきても、その蓄積したスキルがあれば対応できるわけです。

ちょっと前でいえば、請求書を Excel マクロでつくるというスキルが無駄になったことがありました。
それまで活用していたのですが、もっと便利で郵送も自動化できるmisocaというサービスが出てきたからです。
それでも請求書をマクロをつくるというスキルは、私の中に残っており他のさまざまな仕事に役立ちました。
一枚のシートにあるデータを複数のシートに分けるというスキルであり、このスキルは、RPAやPython、GASといった他のプログラミングでも役立つものです。

そして、そのスキルは、再び必要になり、今は請求書を Excel マクロでつくっています。
その理由はmisocaというサービスが、弥生会計に組み込まれたことにより、使いにくく使いたくなくなったからです。
このようにスキルが蓄積していれば、そのサービスが使えなくなったとしても対応できます。

どんなスキルを今蓄積できているか。
もっといえば、スキルが蓄積できないような仕事はしない・スキルが蓄積できないような時間の使い方をしないということも意識してみましょう。

 

パソコンIT スキルの鍛え方

パソコン・ IT スキルを自分の中に蓄積するようにする鍛え方は、次のようなことを考えています

スキルを抽象化する

パソコンや IT を使うときに、どんな意味があるのか、そもそものしくみはどうなっているかをちょっと踏み込むことで、スキルを抽象化できます。
具体的な事例から何かを導き出すというのは、すべからく必要です。

たとえば、「データを規則正しく整えて、そのデータをイレギュラーはなく処理する」というのはパソコンや IT を使う上で大事なことです。
イレギュラーで邪魔をするのは多くの場合、人。
自分も含めて人が邪魔をしないようにするというのは、パソコンや IT を使う上で欠かせないものです。
こういった抽象化したスキルを自分の中に持っているかどうかが欠かせません。
「だいたいこんなもんだ」という感覚でもあります。

道具をあえて変えてみる

パソコンや IT は道具にすぎず、これらに頼りすぎると、スキルが蓄積しません。
便利なソフト、ボタン1つでできるソフト、誰にでも使えるようにしたソフトは必ずしもいいことではないのです。

自分にスキルを蓄積するには、その道具をあえて変えてみましょう。
たとえばパソコンの変わっても、自分の中にスキルがあれば使いこなせるはずです。

・新しいソフト、サービスを使ってみる
・Windows ではなくMacを使ってみる 、Mac ではなく Windows を使ってみる
・使い方を変えてみる
・メーカーを変えてみる
・スマホ、パソコン、タブレットという種類を変えてみる
といったことで自分の中にスキルを蓄積できます。

非効率に勉強する

目の前の仕事をこなしているだけでは、スキルがなかなか蓄積しないこともあります。
独立前であればスキルの蓄積など考えずとにかく仕事をこなしてくれと言われてしまいますが(そういうしくみですし)、独立すれば、そのさじ加減は自分で決められるのがメリットです。

目の前の仕事も大事ではあるのですが、ちょっと立ち止まりスキルに関しての勉強をしてみるというのも効果的です。
入門書を読んでみたり、ネットで検索してみたり、用語を調べてみたりということをやっていくことによって、時間はかかりますが結局はスキルの蓄積になります。

机上の勉強だけではなく実際にやってみることが大事で、実際の仕事でスキルを磨いていくのが最も効果的です。
自分が勉強したい方向に仕事をしていく、自分が勉強したい分野の仕事をとるという考えも欠かせません。

ロールプレイングゲームでいうと、鉄の剣や鋼の鎧など道具を変えたとしても、自分が持っているスキルは変わりません。
魔法(呪文)を覚えたらずっと使えるものです。
そんなイメージでスキルを考えてはいます。
現実は魔法がなく、もっと地味な積み重ねしかでしかありませんが。

 



■編集後記

昨日は友人たちと。
たまたま去年の徳之島レースのメンバーでした。
あのときは、台風で2日間帰れなくて大変でしたが、今となってはいい思い出です。

「1日1新」

新Excel本 チェック開始

 

■娘(2歳)日記

大きい封筒を持ち出してきて「紙芝居」の真似をしています。
紙芝居、何かないかと探しているのですが、なかなかいいのがなく。
ちょっと高めだけど買ってみようかと。

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