Excel、IT、税金からマラソンまで。守破離の「守」を教える

守破離という言葉があります。
本来、これは自分が学ぶ、習うときに使う言葉ですが、自分が教えるときにも意識している言葉です。
30kmラン

「守」を教える

守破離とは、茶道や武道の言葉です。

ウィキペディアではこう書かれています。
”守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。
その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。
最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。”

以前、「守破離」の「守」を大事にという記事を書きました。

最初の「守」は非常に大事で、ここを抜けられるかどうか、ここでやめないかが重要です。

守の道のりが50まで、破が80まで、離が100と考えて次のような曲線をイメージしています。
スクリーンショット 2013 10 15 8 38 53

さらに、一番、傾きが大きい「守」の過程に、分厚い壁があります。
スクリーンショット 2013 10 15 8 39 46

この壁を抜けるサポートを、今積極的にやっています。
ここさえ抜ければ、あとは自分なりに調べたり、継続したりして続けていけるでしょう。
ときには、続けるかどうかの的確な判断も下せます。

私が「守」を教えているのは、公私含めて次のようなものです。
・税務、会計
・Excel
・IT
・Mac
・WordPress、ブログ運営
・税理士独立
・効率化
・トライアスロン
・マラソン


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------※この記事は、投稿日現在の状況、心境、法律に基づいて書いています。---------

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このブログに書いてあるテーマが該当します。
(たまにマニアックなネタも書きますけどね)

この記事トップの画像は、先日の30kmランのコースです。
主宰するランチームの仲間で走りました。
仲間のほとんどが参加する11/3のフルマラソン対策に、この時期に30km走っておきたかったのです。

初フルマラソンの方がほどんどですので(私が誘ったわけですが^^;)、練習やケア、装備などの情報をFaceBookのグループで共有しています。

明後日は、クローズドで行っているWordPress勉強会の2回目です。
こちらもWordPressでブログを始めたい、アメブロからWordPressに移行したいという向けのサポートをしています。

その他、開催するセミナーのほとんどに「入門」とついているのは、「守」の最初の壁を乗り越えるお手伝いをしたいからなのです。

私が昔、「守」を教えたがらなかった理由

とはいえ、私も昔(勤めていた頃)は、「守」を教えるなんて考えていませんでした。
その理由は次の3つです。

1 言語化が大変

なんとなく身に付いていることは多いです。
やると簡単なんだけど、説明すると難しく、大変ですので、つい、おっくうになります。
言語化しないと、人には伝えられません。

2 かんたんなことを書く(話す)ことに対する恐れ

かんたんなことを話す、書くのは、ある意味勇気がいります。
「そんなの知ってるよ」
「なんだ、この程度しかしらないのか」
「ホントに専門家なのか?」
と思われがちだからです。

その結果、ついつい小難しく書いたり、専門用語を多用したりしてしまいます。
かんたんなこと=実は大事な「守」の部分を教える機会が減ってしまうのです。

私もブログをやり始めた頃に悩みました。
(みんな悩むものでもないとは思いますが)

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3 インセンティブがない

苦労してまで、「守」を教えても一見インセンティブ(報酬)がありません。
自分だけが理解したことで、仕事をこなしていた方が楽だからです。

仕事中にそんな時間も確保できず、時間外にやるなんてなおさら無理でしょう。

「守」を教える効果

しかし、「守」を教えると、次の3つの効果があるのです。

1 言語化のスキルが上がる

言語化(書いたり、話したりして伝える)のは大変ですが、仕事をしていくには欠かせません。
今は、個人が情報発信できる時代ですので、その重要性は増しています。
言語化のスキルを磨いておいて損はありません。

「守」を伝えようとする、つまり初心者、入門者に物事を伝えるには、言葉を選びますし、具体的な事例も交えます。
その苦労が言語化のスキルを上げてくれるのです。

「やってみればわかるよ」
「とりあえずやってみて」
では、なかなか厳しいでしょう。

上級者や自分と同じくらいの人とのかかわりでも言語化スキルは活かせます。

2 役に立てる可能性が高い

かんたんなこと、基礎的なこと、つまり「守」を伝えると、他者の役に立てる可能性が高いです。

前述したように、「守」の壁が一番厚く、乗り越えられなくて挫折するケースがあります。
(実は私は簿記の「守」の部分で一度挫折しています^^;)

一定の壁をのりこえて、自分で判断がつくようになれば、あとは続けるもやめるも自由ですが、その前に嫌になってしまったらもったいないです。

「守」を教えるセミナーだと、中・上級者の方が参加されることはありませんが、ブログやメルマガ、書籍だと、中・上級者の目にふれることがあります。
それでも、私は「守」中心です。
「守」を書くことへの恐れは払拭しました。
中・上級者の100人(あるいはもっと多く)から笑われようと、初級者の1人(できればもっと多く)に役に立てばいいと考えています。

3 自分の上達につながる

「守」を伝えることの一番のインセンティブは、自分の上達でしょう。
基礎を見直して、他者のニーズにより掘り下げて、伝えることは、自分の勉強になります。

話したこと、書いたことは、自分へやまびこのように返ってくるので、身がひきしまります。
「基礎が大事」といいつつも、なかなか見直す機会はありませんが、「守」を教える場(ブログ、セミナー、コンサルなど)を作ることで、強制的にその見直す機会が作れます。

重要なのは、自分が上達しきってからやろうとしないことです。

どの分野でも上級者はいます。

私より税金が詳しい方、Excelが詳しい方、マラソンが速い方、トライアスロンが速い方などなど、山ほどいるのです。

トップに立ってから、教えようとしたら、一生できないでしょう。

自分が得たことはすぐにでも伝え、教えた方が他者のためにもなりますし、自分のためにもなります。

 

「守」を教える効果は間違いなくありますので、まずは、身近な方(職場の同僚、部下、友人など)に、自分の専門分野の「守」を教える機会を作ってみるのをおすすめします。





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【編集後記】
昨日は整体へ。
30kmランで結構ダメージがありました。
もはや30kmくらいでは大丈夫と思っていただけにちょっとショックでしたが、よく考えると、この1ヶ月、レースも練習も増えていたので当然かもしれません。
今週はトレーニング軽めにします。週末のレースにむけて^^;




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