忌まわしき記憶とともにリース機器返却ー独立・起業時にやりがちな5つの失敗ー

独立時の失敗の1つ、忌まわしきリース機器をようやく返却できました。
IMG 6608

払い続けた無駄ガネ

独立当初、2007年11月にリース契約で税務会計ソフトのTKCのサーバーを導入しました。
月々21,472円の5年契約です。

実際に入れてみたところ、使い勝手が悪く、1年後にはほとんど使わなくなったのです。
徐々に利用を減らし、2009年4月には完全に使うのをやめて段ボールに詰めました(^_^;)

場所もとり邪魔だったのですが、リース契約のため処分もできず、片隅においたまま。

今年の10月末にようやくリース契約が切れ、手続きを経て昨日返却できたのです。

せめてブログネタにします(T_T)

リースは借金と同じ

税理士としてやってはいけないミスを犯しました。
リースといって、月々料金を払うといっても、お金を借りてモノを買うのと同じです。
(会計上はモノを買ったものとして処理する方法があります)

途中で解約はできませんし、モノを処分することもできません。

わかっていたはずが、自分のこととなると判断をミスしてしまいます。。。。。。


■スポンサードリンク
------※この記事は、投稿日現在の状況、心境、法律に基づいて書いています。---------

■スポンサードリンク


リース期間にわたって、本当に使い続けるかどうか?を考えると、PCのサーバーなんて契約してはいけなかったのです。
5年もたてば、サーバーの性能も大きく上がります。
この5年間で、クラウドサーバーの進化も著しいものがありました。
(これも私が読めなかった部分です)

さらに、リース料だけではなく、ソフトの更新料が年20万程度、保守料が10万円程度かかったのです。
(当初に説明はなかったはずですが。。。)
ガンガン拡大していく税理士事務所であれば問題なのでしょうが、私はそうではありませんので、結構な負担です。
リース契約は続いていましたが、さらなる出血をとめるため、2008年末にはソフトの更新をやめ、保守を断りました。
(保守を断れるのは不思議でした)

ITに多少詳しい私がやったとんでもないミスです。

独立・起業時にやりがちな失敗

なぜ、こういうミスをおかしたのでしょうか?
それには、独立・起業時にやりがちな失敗という要素もあります。

1 「これくらいは必要」と思う

独立当初、税理士事務所として「これくらいは必要」と思っていました。
これが失敗のモトです。

オフィスを構えたり、サーバーを導入したり、人を雇ったり、いろんなところにお金をかけてしまいました。
著名な方にコンサルティング付きでHP作成を頼んだこともあります。
(ほぼ詐欺に近い形でしたので、3か月後くらいに解約しました)

いわゆる「見栄の消費」ですね。
こういったものはまったく必要なく、徐々に断ってきました。
独立間際は重々注意しなければいけません。

2 独立前の認識・慣習を引きずる

このリース契約は、CMもやっているTKCと結びました。
(正確に言うと、提携のリース会社です)
独立前にTKCを使っており、独立後にそのまま使ったのですが、特に比較検討もしなかったのが失敗でした。
(今は別のシステムを使っています。サーバーのリース契約とシステムの使用は別なのです。)
独立するときには、いったんそれまでの認識をリセットして判断する必要があります。
いい方向に進むときはあるのでしょうが、自分に合うかどうかを今一度検討すべきでしょう。

独立前にTKCを使っている税理士としか付き合いがなかったのも失敗です。
視野は広く持たなければいけません。
(TKCのシステム自体が悪いわけではありません。私に合わなかっただけです。)

私の場合、急遽独立せざるを得なかったという言い訳はあるんですけどね(^_^;)

■スポンサードリンク

3 舞い上がる

独立すると、いろいろな会社から声をかけていただきます。
自分の顧客になっていただく可能性のある会社からではありません。

自分を顧客として考えている会社です。

名のある会社から、声をかけていただき、オフィスに来ていただくと、舞い上がります(^_^;)
ついつい契約してしまうのです。
これで某広告代理店に依頼して多額の広告を出してしまいました。。。。。。

顧客として考えられているのですから、こちらがいくら小さくても関係ありません。
舞い上がらないようにしましょう。
(私だけかもしれませんが)

4 路線変更の可能性を考えていない

仕事のスタイルや方針は、年々変わっていくものです。
年どころか、月、日単位で変わっていくでしょう。

その路線変更に対応できるようにしておかなければいけません。
私も5年前は今のようなスタイルで仕事をしているなんて考えてもいませんでした。
「5年後も税理士は続けているだろう」としか考えてなかったのです。

リース契約なんてやっていると、その路線変更に対応できません。
私は、お金を払い続けてもシステムを使わないことで、路線変更できましたが、場合によってはリースにしばられることもあるでしょう。

5 お金の使い方に慣れていない

独立すると、それまで扱っていたお金以上のお金が流れます。
例えば独立前に年収600万円だったのが、独立して1,000万円、2,000万円というお金が入ってきて、その中から経費を使い、自分のために使い、税金を払っていきます。

残るお金はそんなに変わらなくても、入るお金、出るお金の流れが急に増えるのです。
しかも、直接自分にお金が入ってくるプレッシャー、出るお金の決定、税金の支払いなど、今までにないことをやらなければいけません。
お金の使い方に慣れていかなければいけないのです。
その状態で、判断を誤ってしまうのです。

まとめ

私のような失敗をしないポイントを1つ挙げるとすれば「視野を広げる」ことでしょう。
今となれば信じられないのですが、独立後、数ヶ月は、税理士業界しか見てませんでした。

本もほとんど読んでませんでしたし、業界外と接することもなかったのです。
そのため、思考が狭まっていました。

とはいえ、税理士業界に疑問を感じていた部分も多く、自分なりのスタイルに迷っていた時期でもあります。
視野を広げる、自分のスタイルを模索するのは独立まででもできたはずですが、ほとんどできていませんでした。

今となっては、今後の糧やネタにできればと考えています。

私の「やらないことリスト」には、
・リース契約をしない
・有料広告をしない
というものが含まれています(^_^;)





■スポンサードリンク
【編集後記】
昨日は冬至。ということで、かぼちゃの煮物を作りました。
しいたけと一緒に煮込んで、ゆず皮もいれています(^_^;)

IMG 6630




■スポンサードリンク


■ブログEX-ITの購読 →feedlyを使って無料で読む
→Twtterで読む
Facebookで読む

1日1新 Instagram
井ノ上陽一のVALU
■著書
ひとり税理士のIT仕事術―ITに強くなれば、ひとり税理士の真価を発揮できる!!
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』
『そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』