ボリュームビジネスとクオリティビジネス

大前研一さんの『クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道』を読みました。
日本のこれからの戦略について書かれている本ですが、自分の生きる道についても考えさせられる本です。

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ボリューム国家とクオリティ国家

本書によると、世界で反映していく国には2つのタイプがあるそうです。
1つは、<ボリューム国家>。
ロシア、インド、中国など巨大な規模、人口・労働力のボリューム、安価な人件費で勝負する国です。
(人件費は高騰しているとききますが)

もう1つは、<クオリティ国家>
スイス、シンガポール、フィンランド、スウェーデンなど、経済規模は小さく、人口も300万〜1000万人、人件費は高い反面、それをカバーする付加価値と人材力で勝負する国です。

日本はどちらにも属さず中途半端な位置づけであり、今後はクオリティ国家を目指すべきと大前さんは語っています。

本書はクオリティ国家の事例を研究し、日本がクオリティ国家として成長することを指南したものです。

ボリュームビジネスとクオリティビジネス

この話は、ビジネス(会社、フリーランス)にも同じことだと思います。

規模で勝負し、安価なモノ、サービスを提供するボリュームビジネス
少数で特色のあるモノ、サービスを提供するクオリティビジネス。

中途半端な位置づけだと、なかなか生き残れません。

業種や資金力(個人の資金力含む)にもよりますが、変化に対応しやすいクオリティビジネスの方が、今後は(今も)新しい価値を提供できるのではないでしょうか。


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------※この記事は、投稿日現在の状況、心境、法律に基づいて書いています。---------

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規模が小さいことはデメリットもあります。
個の力でだけではできることに限界があるからです。

クオリティ国家の例で言うと、国外に人材を派遣し、国内に海外企業や移民を受け入れています。
クオリティビジネスでいうと自分の業界だけではなく、外の世界へ目を向け、外の世界からノウハウや情報を得ることでデメリットを補うことができます。

いまはネットがあるため、規模が小さくてもつながりをつくるやすい時代になりました。
このことは間違いなく追い風になっています。

個の力とチームワーク

ボリュームビジネスのメリットの1つとして、チームワークが挙げられます。
しかし、耳障りのよい「チームワーク」という言葉だけが重視される傾向もあります。

あくまで「個」が自立して力をつけてこそのチームワークだと思うのです。
スキルを身につけず向上心がなく、自立していない個が集まってチームワークの効果は薄いでしょう。

サッカーでも、チームワークだけでは限界がありますし、勝負を決めるのは個の力であることが多いです。
野球だとなおさらでしょう。
スポーツでも仕事でも1対1の局面が必ずあります。
そのときこそ真価が問われるのです。

本書にこういった記述があります。
”日本人の染色体の中に「みんなで力を合わせて頑張ろう」という工業国モデルの集団主義が深く入り込んでいるため、
「個人」に、そこまでの力があるということを認めにくい”

私がこれまで属していた組織にもこういった傾向はありました。
税理士事務所でもそうでしたし、企業でもそうでしたし、特に公務員の統計局では顕著でしたね。
私は帰っていましたが、「みんなでがんばって残業しよう」って感じでしたから(^_^;)

従来だと1つの場所に集まらなければ成立しなかったチームワークが、今はネット上で簡単につながり、共有できます。
(もちろん、会うことの重要性は今も昔も変わりません)
個が力をつけ、個性を発揮するクオリティビジネスがやりやすくなっているといえます。

ボリュームか、クオリティか、明確な方向性が欠かせません。
私はクオリティの方を目指しています。
(「クオリティ」というのは恐れ多いですけどね(^_^;))

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こういった本もあります。クオリティビジネスを目指す方はぜひ一読されることをおすすめします。





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【編集後記】
昨日は新オフィスの正式オープン日。
オープンを(勝手に)記念してメルマガ読者向けにセミナーを開催させていただきました。
急な告知にもかかわらず定員となり、本当にありがたいです。
テーマは、「メルマガ・ブログでは話せない税理士の仕事術」。
ほぼアドリブでしたが、いつもより、ちょっと踏み込んでお話しさせていただきました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!




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