集中連載「鉄人への道」Vol.03 3年目にしてようやく海を克服?

2013年6月23日、フルのトライアスロン(五島長崎国際トライアスロン。バラモンキング。スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.195km)に挑戦し、無事完走できました。
備忘録と、今後トライアスロンに挑戦される方へ、「鉄人への道」を連載していきます。
第3回は、トライアスロン3年目の話です。
(である調で書きます)

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初オリンピックディスタンスへ向けてのトレーニング

2012年4月の石垣島トライアスロン(初のオリンピックディスタンス スイム1.5km バイク40km ラン10km)に向けて、トレーニング。

苦手のスイムは、冬で寒くても定期的にプールへ行き、ランのマンツーマンレッスンを2011年の夏頃から受け、バイクのマンツーマンレッスンも年明けから受けるようにした。

やはり、正しい方法、フォームで練習した方が効率がいい。
今でもこの考えで、レッスンに通っている。

トライアスロンのオフシーズンは、10月から3月。この時期をどう過ごすかが非常に重要だ。
前年は正直練習不足だったので、この年はきっちりとトレーニングするようにしていた。

2月には東京マラソンに参加し、4時間00分15秒。
3月からは、デュアスロン(バイクとランのみ)のレースに2本(ラン5km→バイク30Km→ラン5kmのレース、ラン10.5km→バイク80km→ラン9.5km)出場した。

バイクは、このデュアスロンで一皮むけた気がする。フォームを習ったこと、距離を乗ったことがいい影響だった。

その他、ランでは、4月にトレイルラン(青梅高水山トレイル。30Km)に挑戦。
絶望的なほど急傾斜な山道を経験したことで(レースは足きりだったが。。。)、ランも一皮むけた。
ランの強化、メンタルの強化にトレイルランは最適だと思う。今年も出てみる予定だ。

肝心のスイムは、TIスイムに通いつつ、プールでも1.5km泳げるようになっていた。
問題は、久しぶりに海を泳ぐこと。
レースがある石垣島なら泳げるが、東京近辺では海練ができず、ほぼぶっつけ本番で、初の1.5kmに挑むことが不安だった。

初のオリンピックディスタンス

むかえた石垣島トライアスロン。
スイムは一番最後のウェーブのスタート。
このレースでは、申告タイム順にスタートするので、最後なのだ(遅いので)。
後ろに誰もいないというのは安心する。

・・・が、スイムのスタート前のウォーミングアップで心臓がバクバクいいだした。。
とても泳げる状態ではない。
「やばいなぁ。。みんな(チーム)と一緒に来てるのに、ブログにもトライアスロンに出るって書いたのに、リタイアか〜(T_T)」
と思っていた。

気を紛らわすためにチームメイトと談笑。ちょっと落ち着いてきた。
本当に仲間はありがたい。

スタートしてから、落ち着いて海に入り、しばらく泳ぐと、心拍が元に戻ってきた。
「なんとか普通にいけそうだ」

しかし、海での泳ぎ方(前方確認)をすっかり忘れていて、右にそれては、監視員の方に中止される始末。
プカプカ浮きながら、しっかり確認しながら進んだ結果、スイムは46分もかかってしまった。
(普通の人は30分から35分くらい)

まあ、無事に済んでよかったと安心しつつ、バイクへ。

バイクはどしゃぶりの雨で、ブレーキがきかず危険だった。
(現にチームメイトはケガをしてしまい、病院へ運ばれることに)
雨に加え、坂道も多く、苦戦したが、スイムが終わった開放感もあり、初の40kmも1時間30分で無事終了。

「スイム苦手なら、バイクとランだけやればいい」と思うこともあるが、スイムがないとやはりつまらない。苦手のスイムを含めて3つやるからこそ面白いのだ。苦手でないにこしたことはないが。

ランの10kmでは、太ももの上(内転筋)が痛く、最初の方はまともに走れなかった。
バイクで力を入れすぎていたからだと思う。
結局、1時間9秒かかってしまった。
トータルでは、3時間16分。3時間切りを目指していたので残念な結果ではあったが、無事にオリンピックディスタンスをクリアできた満足感はあった。

ホノルルで海克服

次戦はホノルル。
はじめていくハワイ。
距離はオリンピックディスタンスだ。

レースは、アラモアナビーチを中心に行われる。
前日にスイムのコースを泳げる貴重なコースだ。
他の大会では、漁港を使うことが多く、前日以前に泳ぐことはほとんどできない。
実際に1.5km泳いでみた結果、なんとなく海がこわくなくなった。
ホノルルの開放感もあったからだろう。

それまでは海の中ばかり見ていた。
当然、真っ暗(レースによっては海底が見えるが)。
それで不安になっていたが、このときから、息継ぎをしたときの空、背景を楽しむようになっていた。

朝2時起きで、朝5時スタートのこの大会。
泳いでいるときに、こんな空が見えるのだ。
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海を克服した瞬間だった。
(今回の五島ロングでは再発したが。。。)

バイク、ランもそつなくこなし、2時間46分13秒。
ホノルルはバイクコースがちょっと短いので参考記録と考えるべきだろう。

レース後には、トライアスロンをはじめたきっかけでもあり、生き方も参考にさせていただいている本田直之さんと一緒に写真も撮れた。
一緒にレースに出ているだけでも感動ものだ(タイムはかなり違うが)。

この年は、レース慣れしようと、近場を中心に大会に出まくった。
日産カップ(神奈川県・追浜市。オリンピック 3時間1分)
幕張(スプリント 1時間25分)
昭和記念公園(スプリント 1時間20分)
シーガイア(宮崎県・宮崎市。オリンピック 2時間58分)
横浜(山下公園。オリンピック 2時間51分)

海への恐怖はなくなり、山下公園前でもきっちり泳げた。
相変わらず遅かったが、石垣島で46分かかったのが、9月の横浜では39分でクリア。
何よりもスイム後の疲れも少なくなった。
以前は、かなり体力を消耗してふらふらだったが、この頃以降は、バイクの切替まで走る余裕もある。

この年のベストは横浜。スイムが37分、バイクが1時間25分、ランが47分ですべての種目がベストだった。
スイム→バイク、バイク→ランの切替がうまくなったこと、バイクで消耗せず、ランで力を発揮できるようになったことが、原因だろう。
スイムが遅くてもバイク、ランで巻き返せるというのが、トライアスロンの魅力だ。

チームメイトに対しても、スイムで13分負け、バイク、ランでその差を巻き返して先にゴールするという展開も増えてきた。
スイムは安全にパニックにならずにクリア。バイクでも足を温存するやさしいこぎ方、ランでは通常時(ランのみのとき)に近い走りをするというのを今でもパターンにしている。

ロングを意識

ホノルルをクリアしたあたりから、調子に乗って、ロング(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)を意識し始めた。
完走できなくても、このタイミングで挑戦してみたくなったのだ。

6月頃、翌年4月の宮古島トライアスロン(スイム3km バイク155km ラン42.195km)に応募するも、落選。
12月には、翌年6月の五島長崎トライアスロン(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)に応募した。

日本で開催されるロングはこのほかに佐渡がある。
今年からアイアンマン・ジャパンとして北海道・洞爺湖で4つめのロングが開催される。

2009年までは五島長崎トライアスロンがアイアンマンジャパンだった。
ところが2010年、口蹄疫の影響もあり中止となったため、アイアンマンの称号が使えなくなったのだ。
地元の方のご尽力もあり、2011年からは「五島長崎国際トライアスロン」、通称「バラモンキング」として開催されることになった。

今回完走したが、正確にはアイアンマンではない、バラモンキングなのだ。
ちなみに、宮古島はストロングマン、佐渡はアストロマン。
まあ、わかりやすくアイアンマンでもいいと思うが、この連載のタイトルも「鉄人」にしている。

来年は宮古島に出る予定だ(抽選だが)。

ロングの前に、ミドルを経験しなければと、10月のいぜな88トライアスロン(沖縄県 伊是名村 ミドル スイム2km バイク66km ラン20km)に申し込んだ。
しかし、台風であえなく中止。
あえなく2012年シーズンも終わった。

その後2012年12月30日に五島長崎トライアスロンの参加決定通知書が届いた。

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抽選ではあるが、書類審査の上、だいたい参加できるらしい。
チームメイトも10名以上参加するので心強かった。
(初ロングがほどんど)

とはいえ、ランはともかく、スイムは最大1.5km、バイクは最大80kmしか経験したことがない。
しかもバイクコースは山の中を走る難コース。
(実際そうだった)
苦手のスイムだけではなく、バイクもきっちり練習しないといけないと感じた。

大会まで175日(通知書が届いた時点でカウントダウンスタート)。
腹をくくって挑戦することにした。

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(つづく)
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