「税理士 独立 失敗」というキーワードについて考えてみた

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当ブログに「税理士 独立 失敗」というキーワードでアクセスされる方がいらっしゃいます。
このキーワードについて考えてみました。
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「税理士 独立 失敗」

最近に限らず、「税理士 独立 失敗」というキーワードでの検索は多いです。
特にそういう記事は書いていないのですが、「税理士 独立」という内容でひっかかっているのでしょう。

今だと、Googleで1ページ目にこの記事がヒットします。
独立して5年となりました。ー税理士事務所の4つのモデルー | EX-IT

 

 

 

 

成功・失敗の基準は違う

税理士として独立しようとしている方が、失敗事例を知りたい、失敗しないように情報を集めたいという思いで検索しているのだと思います。

独立すれば多少(又は多くの)失敗はします。
失敗しなければ成長はしませんし、成功もできません。

前に起業希望者に向けのセミナーをしたとき、「失敗しない方法はありますか?」と聞かれましたが、そんな方法はないと答えました。
失敗しなかったら、もっと時間もお金もムダにせずにすみましたが、仕方がないと思っています。

そもそも成功・失敗の基準は人によって違います。
売上、従業員の数、事務所の立地、広さ、お客様の数で比べたら、私は税理士として大失敗ともいえるでしょう。
しかし、本人としては、成功ともいえませんが、大失敗とも思っていません。
基準が違うからです。

基準が違う人の成功論、失敗論は、それほど役に立たないでしょう。

方向性や成功・失敗の基準が近い方には、成功論・失敗論(特に失敗論)を話しています。
そのためにメルマガというクローズドな媒体を使っているのです。
(セミナーでは、もっと踏み込んで話しています)
平日に毎日配信! 『税理士進化論』

 

 

私が考える「税理士 独立 失敗」とは

私が考える「税理士 独立 失敗」とは、次のようなものがあります。

・顧客を増やしすぎて、個々の対応がおろそかになる。自分の目の届かないお客様が増える
・従業員を消耗品のように使う。採用してもすぐ辞めていく。担当者がころころ変わる
・アドバイスする側でありながら、税務の専用システム、家賃、給料などの固定費に苦しむ
・作業に追われ、時間に余裕がなくなる
・法律改正についていかなければいけないが、時間がない

もちろん、資金が尽きて事業を続けられなくなるのが失敗と位置づけられるでしょうが、事業継続していれば拡大していれば成功というわけでもありません。

成功・失敗の基準なんて、やってみないとわかりませんし、私の基準も今後変わる可能性もあります。
「売上を増やしてなんぼ」「人を増やしてなんぼ」となる可能性もあるでしょう(^_^;)
(少ないでしょうが)

「なんぼ」って話で言うと、税理士は独立して、資金繰りに苦しみ、経費の基準に悩み、税金を払ってこそなんぼだと思っています。
独立したいと思っているなら、固定費(人、事務所、システム)にお金をかけず、さくっと独立しましょう(^_^)

ちなみに私は、独立当初、見栄で固定費をかけすぎてかなり苦しみました(T_T)
これは失敗でしたね。。。

 





【編集後記】
ここ数日、読書が進んでいません。
バスや飛行機、空港では、PCを使えるので、ついついPCを使う仕事をしてしまいます。
私にとっては、電車移動中の閉ざされた空間が読書には最適です。

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