なぜ繁忙期ができるのか。繁忙期・繁忙人生から抜け出す工夫。

繁忙期には、効率化も効力はありません。
繁忙時自体をなくすことをひたすら考えています。
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※リッツ・カールトン沖縄にて iPhone X

「繁忙期中の仕事術」という仕事を断った理由

昨年、「繁忙期中の仕事術」という「書く仕事」の打診を受けました。
「仕事術」とつけば、大好物ですので、断る理由はありません。
しかしながら、今回は、「繁忙期中の」というなにやら気になる言葉がついています。

その仕事が世間に出るのは2月頃。
私の業界(の1つ)、税理士業界は繁忙期です。
その繁忙期中に仕事をどうこなすか、どう勉強するという内容でした。
そのため、お役に立てないと判断し、お断りせざるを得なかったのです。

繁忙期をなくすなら得意なのですが、繁忙期が来てしまうと、ちょっとやそこらの仕事術ではどうにもなりません。
仕事量は最大の敵です。
多勢に無勢、1対多では限界があります。

締切が重なり、こなす時間、考える時間がなく、自分がやると決めたルーティンができず、家族や友人とも過ごせず、自分の時間もなく、食事もそこそこに、睡眠を削って・・という状態だと、仕事術もなにもありません。
少なくとも私は、その術を知らず、ただ時間に流されるでしょう。
ひとりで仕事をしているからこそ、時間に流され、目の前の仕事だけをやっていたら、先細りです。
もともと細いのにさらに。

だからこそ、繁忙期をなくすことに注力しています。

この仕事も、もっとふさわしい方がいるはずです。

繁忙期はなぜできるのか

そもそも、繁忙期はなぜできるのでしょうか。
繁忙期をなくす上で、その繁忙期がなぜできるのかを考えてみましょう。

あきらめているから

まずは、あきらめ。
「繁忙期だから」
「繁忙期が終わったら」
「繁忙期はしかたがない」
などと、よく聞かれる言葉です。

こういった言葉を発してしまうと、それまでで、繁忙期はなくなりません。
たかが言葉、されど言葉。
私は言葉をコントロールすることで繁忙期(それでもたいしたことはない規模ですが)をなくしました。


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また、最初からあきらめて、
・残業する
・土日も仕事をする
と時間を増やすのも逆効果です。
時間があればあるだけ人は使ってしまいます。

同種の仕事をしているから

その仕事ならではの呪い=繁忙期もあります。
業種の特殊性、季節的なもの、構造的なもので、どうしても繁忙期になるものもあるのです。
私の業界の1つ、税理士もその1つで、3/15が確定申告の期限なので、3月が繁忙期、最近ではだんだん伸びて、12月〜3月、10月〜5月が繁忙期なんて声もききます。
1年は12ヶ月しかありません。
12月〜3月でも4ヶ月で3分の1、10月〜5月なんて8ヶ月です。

かといって他の時期に悠々自適かというとそうでもなく、そこそこ忙しいので、繁忙「期」ではなく、繁忙「人生」になります。
もちろん望んでいれば問題ありません。
そうでないなら何かを変えるべきです。

その仕事ならではの繁忙期があるとしてもやりようはあります。
もしどうしても繁忙期になるのなら、それは同種の仕事をしているからです。
働き方、仕事のやり方も多様化し、ITの進化も追い風である今も、慣習や固定観念で、周りと同じ仕事、今まで通りの仕事をしていたら、繁忙期からは逃れられないでしょう。

年末が繁忙期
土日が繁忙期
年度末が繁忙期
など、その仕事の特性に何もあわせる必要がありません。

どっちみち、違いをつくらなければ食べていけないので、その繁忙期のある仕事とも違いを出してきましょう。

仕事を減らしていないから

繁忙期とは、
自分のキャパシティ<仕事量
です。

この状態を崩すには、
・自分のキャパシティを上げるか
・仕事量を減らすか
しかありません。

自分のキャパシティなんてそうそう上がらないものです。
となると、仕事量を減らすしかありません。

仕事を増やすことも大事ですが、仕事を減らすことも大事で、仕事を増やすも減らすも自由なのが独立のメリットであり、ひとりのメリットです。
そして仕事を増やし方も重要で、やむくもに増やすと繁忙期からは抜けられません。

繁忙期をなくす覚悟

繁忙期をなくすには覚悟が必要です。
・あきらめない
・違うことをする、自分の軸を持つ
・仕事を減らす

特に仕事を減らすということは、売上を減らしお金を減らすことにもなるので、よりいっそうの覚悟が必要です。
しかし、そうしなければ繁忙期はなくなりません。
お金と交換に繁忙期をなくす、時間をつくることができればいいと考えましょう。

私は独立して2年目の2008年の冬、プチ繁忙期を迎えました。
「このまま行くと来年はまずい、なんのために独立したかわからん」と、メニューをちょっとずつ変え、仕事を減らしました。
売上は十分ではありませんでしたが、そのときメスを入れたおかげで今があります。

今でも仕事量のチェックは欠かしません。

あきらめず、人と違ってもひるまず、仕事量を減らしつつ、繁忙期、繁忙人生をなくしましょう。


【編集後記】

昨日は、マンツーマンレッスンを受けて、その後別のセミナーへ。
マンツーマンレッスンが五反田で14時まで、セミナーが世田谷(井の頭線 東松原)で14:45から。
ぎりぎり行けそうだったので、申し込みました。
徒歩区間はもちろんランで短縮です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

五反田でIllustratorのマンツーマンレッスンを受ける
豪徳寺駅
編集工学研究所

【昨日の娘日記】

最近、「ぱぱ」というように。
私を指しているかどうか微妙ですが、これまでは、「たた」「ちゃちゃ」だったところ、大きな前進です。


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井ノ上陽一のVALU
■著書
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方
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