長時間労働是正のための独立・起業

長時間労働をさけるためには、独立・起業も1つの手です。
ただ、会社員時代以上に気をつけなければいけない点もあります。
IMG 5740
※東京駅付近にて。iPhone 6s

上からの長時間労働是正には限界がある

長時間労働とは、ずっと戦ってきました。
勤めていた8年6ヶ月、公務員・税理士事務所3カ所、中小企業1カ所での戦いです。

私が勤めだした1997年から、19年弱。
世の中の長時間労働の状況はそれほど変わらず、むしろ悪化しているケースも多いです。

長時間労働との戦いでは次のようなものがネックでした。
・ふられる仕事が時間内に終わらない(効率化しても)
・無駄な会議が多い
・その無駄な会議が時間外に設定されている
・残業時間の認識があいまい(20時まで働いていても19時まで認識される)
・中小企業、個人事業主では、残業代を払っていないケースが多い
・帰りたくない人・会社に残りたい人が多い
・無駄な連帯感

こういったものと戦わなければ長時間労働から逃れるのは難しいでしょう。
特に「人」の問題は根深いです。

・「もう帰るの?」「予定あるの?」と聞いてくる人
・家に帰ると煙たがられるので帰りたくない人
・長時間=成果を考えている人
・「一緒に頑張る」という感じが好きな人
・暗くなってからが仕事と思っている人
・仕事内容がわからないので時間でしか評価できない人
・あとちょっとで定年だから変えなくてもいい人
などなど、まともに戦っても歯が立ちません。

国や会社からの働きかけが必要な部分もありますが、それを待っていては、こちらが疲弊してしまいます。
日本でも、長時間是正の動きがようやくでてきました。

それはそれでいいことなのですが、具体的な効果が出るまで、まだ数年かかるでしょう。
現場でないところからの働きかけには限界があります。

自分の人生。個人でできることをやっていかなければいけません。

長時間是正のための独立・起業

長時間是正のためにできることの1つは、独立・起業です。

独立・起業してしまえば、
・仕事量を調整できる
・会議をしなくていい
・スケジュールも決められる
・定時を守れる
・帰りたくない人に振り回されない
などといったメリットがあり、自分で時間をコントロールできます。

現状を変えるための独立・起業は、1つの選択肢です。
しかし、独立・起業しても、長時間労働からは逃れられず、かえって大変になる可能性もあります。

独立・起業後の時間管理で気をつけるべきこと

独立・起業後の時間管理では、次のような点に重々気をつけなければいけません。

1 時間もお金も失う可能性

独立・起業すると、時間もお金も自由になる可能性もありますが、時間もお金も不自由になる可能性もあります。

長時間労働だけど、一定のお金は入ってくる会社員と比べ、長時間労働してもお金が入ってくるとは限りません。
望んでいた「成果で評価される世界」なので、長時間労働は認めてもらえないのです。

「20時間かかったので20万円いただきます」は通用しません。

このリスクも考えて独立・起業を考えましょう。

2 無駄な連帯感は独立・起業後もある

独立・起業後は、自由気ままにできると思いきや、団体や会に所属すると、またそこに組織があります。
無駄な連帯感がまた生まれるのです。

「大変ですね〜」「全然ですわ〜」「忙しくて〜」と言い合う関係も続いてしまいます。
(私は断ち切りましたが)

こういった連帯感があると、長時間労働が当たり前になってしまうのです。
どれだけ長くつらく働くかの競争意識も生まれます。
長時間労働で稼ごうと考えたらいつまでたっても長時間労働から抜けられません。

3 お客様との戦い

「変な上司、理不尽な上司はいない」と思いきや、独立・起業しても、新たな敵が出てきます。
それは、本来愛すべきお客様です。

時間の考え方が違うお客様、長時間労働を望むお客様とのあくなき戦いが待っています。
仕事を依頼されお金をいただいている以上、上司より難敵です。
上司からは直接お金をもらっていない(ボスなら別ですが)ので、まだましといえます。

幸い、今はそういったお客様は皆無です。
(そうでないとこういった記事は書けません)
正確にいうと皆無になりました。
私も独立当初はあくなき戦いがあったのです。

「長時間労働から逃れたい」と思って独立・起業した方は、当初の思いを今一度確認してみましょう。
・時間あたりの単価を上げるためにはどうするか?
・無駄な連帯感を捨て切れているか
・お客様がネックになっていないか
などを考えてみるべきです。

私は常にこのマトリクスを考えています。

EX IT SS





【編集後記】

昨日はトライアスロンのバイク練習をちょこっと。
暖かいかなと思いきや、かなり寒く、つらかったです。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

バイク練で新しいコース
トロピカーナ Essential

■スポンサードリンク

■スポンサードリンク

■著書
新版 ひとり社長の経理の基本
毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』
『そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』