独立を博打にしないためにできること

独立は博打(ギャンブル)でしょうか。
もしそうだとしたら、大きなリスクです。
独立を博打にしないためにもやれることをやっておきましょう。


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独立は博打?

「独立」というと、
・リスクがある
・このご時世に・・
・勇気あるね
といわれることが多いです。

独立自体が危険、博打という見方もあるでしょう。

・いちかばちかの独立
・会社が嫌だからの独立
・思い切って独立
というのはすすめません。

独立を博打にしないためにできること

独立を博打にしないためには次のようなことが考えられます。

1 お金をたっぷり

お金をたっぷり貯めている状態です。
数年、いや、1年でも、収入がなくても暮らせるくらいのお金があれば、博打要素は減ります。

2 経験をたっぷり

勤めているときに、経験とたっぷり積んでいる状態です。
独立しても怖くありませんし、博打要素は減ります。
知識、スキルもたっぷりあれば、怖いものなしでしょう。

3 仕事をたっぷり

依頼していただける仕事がたっぷりある状態です。
お金や経験があり、さらには、仕事がたっぷりあれば、営業なんて考えずに済みます。

・・・と挙げてみましたが、こんないい条件で独立できるなんて、そうそうありません。
これらを待っていたら、ずっと独立できないでしょう。
できたとしても、歳をとりすぎてしまいます。

私自身、独立時は、ほとんど準備できてなく、博打に近い状態でした。。

準備していなかった私が、独立前にしておいてよかったこと

その準備していなかった私が、独立に向けてそれなりに博打要素を減らせたものは次のようなものです。

スピードアップと考える時間の確保

勤めていたのは、8年6ヶ月、5箇所。
どこもほとんど残業していませんでした。

暇で暇でしょうがないというところに勤めていたわけでもなく、流されていたら残業せざるを得ないところにいましたが、残業しないよう努力はしたつもりです。
この結果、スピードはそれなりにつき、独立時も独立後も役に立ちました。

そして、何よりも、考える時間を確保できたのは大きいです。
今後どうするか、
独立したらどうするか
今のままでいいのか
などを考えることができました。

その時間で、セミナーへ行ったり、本を読んだりすればいいのでしょうが、それをしていなかったのは痛手です。
独立前にセミナーへ行ったのは1回、本を読んだのは10冊程度しかありません。
今の時代、セミナーへ参加したり本を読んだりしている方は多く、そういった方は、当時の私よりも、ずっと有利な位置にいるでしょう。

仕事の工夫

勤めていたときに、自分なりの仕事をするようにしていました。
といってもかっこいいものではなく、会社や上司のやり方に疑問があったからです。
役所や会社はもちろん、個人の税理士事務所だと、その疑問はさらに高まります。

自分の判断で、Excelを使って効率化したり、いらないと思うものを省略してみたり。

いい雇われ方ではないのでしょうが、いい雇われ方をしていては独立は遠くなります。
会社に忠誠を誓っていても、条件変更や、ときには解雇(に近いこと)もあるわけです。
雇う、雇われるに、上下はなく、イーブンと考えていました。

このときの工夫は、今も役に立っています。
独立後は、自分なりの仕事だけですから。
独立前と違って、個性を全開にできます。

仕事をつくる力も必要です。
「手が空きました。なにかないですか?」では独立できないと思っていました。
時間をつくり、そこで本当の仕事をつくって、自分を高めることが欠かせません。
給料分は働かなければいけませんので、それはそれで終わらせて、その先をやるイメージです。
時間内に。

現場経験

どの職場でも現場にいました。
独立したのが、34歳の夏。
年齢からすると、管理職になる可能性もありますし、現場を離れる可能性もあります。
それが嫌で、転職をしたこともありました。
(最初の公務員はそんな感じです)

「独立する」と決めていたので、現場にこだわりました。
最初の仕事はたまたま任せてもらえるところでしたが、次の転職からは、どのくらいの仕事を任せてもらえるのかを面接時に聞き、「むむむ…」と思うときは、断ったこともあります。

現場というのは、税理士事務所でいえば、担当を持たせてもらえること。
「2年は下積み」となると、2年も費やしてしまいます。
下積みとは、たとえば、レシートを入力するだけで、お客様に接しないことです。
お客様と会話せずに、作業だけをやることが大事だとしても、長すぎます。
独立までにどのくらい下積みが必要かという議論に対して、私は必要な下積みとそうでないものがあるという考えです。
さらには、独立後の経験値は独立前の数十倍、ときには比べられないくらい大きなものであるという事実もあります。

だからこそ現場にこだわっていました。
現場で剣を振ること=独立と思っていたからです。
もちろん、独立して人を雇ってとなると、管理スキル、マネジメントスキルも必要となりますが、独立しても現場にいたいと考えていた私としては、たとえ給料が上がろうと役職がつこうと関係ありませんでした。

昇格して、会議が増えるとなって、断ったこともあります。

独立のタイミングは早いほうがいいのは、この「現場を離れる」があるからです。
30、40となっていくと、そのリスクは高まります。

独立時に、お金、経験、仕事があれば、言うことなしですが、そんな状況は望めませんので、独立を考えている方は上記を参考に今できることをやってきましょう。

上記に挙げた
・スピードアップと考える時間の確保
・仕事の工夫
・現場経験
というのは、今も続けています。
(だからこそひとりを選んでいます。特に現場経験という点で)

独立を博打にしないためには、独立後も、考え、行動し続けることが欠かせません。


【編集後記】

昨日は、シベリア鉄道に乗って移動、(微妙な)博物館、土産物屋、展望台、ゴールデンブリッジといった観光ツアーでした。
ツアー苦手ですけど、ウラジオストクは個人観光をするにはビザが必要で(かつ航路変更が急だったのでとれなかった)。

(微妙な)博物館以外は楽しめました。
16時にウラジオストクを出て、日本へ。
着くのは土曜の8時です。

【10/31までに300kmラン】
+4.5km 188.7km

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

シベリア鉄道
ウラジオストク展望台
ウラジオストク ゴールデンブリッジ
ウラジオストク ポテチ

【昨日の娘日記】

ウラジオストク観光、だっこひもで回り、娘は、ほとんど寝てました。
そのせいか、夜はなかなか寝ず。。
昨日の夜は袴でした。