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「お休みをいただいて」を捨てる。休み・遊び・仕事の垣根をなくす

by 税理士 井ノ上 陽一

ひとりしごとでは、「お休みをいただいております」「お休みをいただきます」はいりません。
時間の自由度を活かすためにも、捨てましょう。
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※川治温泉にて iPhone 7 Plus

「お休みをいただいて」

先週の木曜日と金曜日、お休みをいただいて温泉へ行ってきました。

・・・と私が書くことはありません。

ひとりで仕事をしているので、誰かに休みをいただいているわけではないからです。
(そもそも「お休みをいただく」という敬語自体に疑問があります)

「お休みをいただいております」
「お休みをいただきます」
という概念を捨てないと、いつまでも時間を自由に使えません。

もちろん、完全オフにしたい場合は、休暇中であることを伝える必要があるかもしれませんが、その場合も
「お休みをいただいております」
「お休みをいただきます」
ではなく、単に、「その日はいません」や、締切の調整をすればいいはずです。

休み?遊び?仕事?

完全オフにするという考え方やスタイルもあると思いますが、私は完全オフにしないタイプです。

休みなのか、遊びなのか、仕事なのか。
その垣根をなくすスタイルもあります。

そもそも「休む」というのは疲れを取る意味で、仕事がつらいもの、負担がかかるものという前提です。
ひとりで仕事をしているなら、嫌な仕事をしない、負担がかからないようにすることも不可能ではありません。
完全オフにして休まなければいけないほど疲れているのであれば、普段を見直す必要があります。

遊びといってもどこから遊びでどこから仕事か。
遊んでいるときに、ひらめくことがありますし、遊んでいるからこそ知り得ることもあります。
私のメンタルの大部分は、遊び(ゲームやトライアスロンなど)でつちかったものです。
じゃあ、新しいPCやソフトを試す、仕事を効率化するといったことが仕事かというと、そうともいえず、遊びの要素もありますし、休みの要素もあります。

ITを活用すれば、休み、遊び、仕事の垣根はなくなり、時間の自由度が格段に上がるのです。

今回の1泊2日の旅行はこんな感じでした。
・木曜日の午後に出発。車内では新企画の構想、アポ調整
・15時ごろ着き、あとはオフ。食事、温泉。
・金曜日は、ルーティンの経理・タスク管理・メルマガ・ブログ(ブログは時間がかかりそれ以降合間に)、食事、温泉、ドローン。
・11時に出発して、観光、食事、ドローン。
・移動しつつブログアップ、新企画の構想、アポ調整のメール、臨時の請求書発行、原稿執筆、新企画の送信など。

今回の記事も含めて、ネタ、ネタ写真もたくさん仕入れることができました。
同じ時間、机に向かっていた場合とはまた違った収穫であり、それが違いになりえます。
同じようなものをみて、同じように過ごし、同じような体験をしていては違いを作れません。

だからこそ、時間の自由度にこだわり、休み・遊び・仕事の垣根をなくしています。

時間の自由度を上げる秘訣

時間の自由度を上げるには次のようなことが欠かせません。

ITスキル

完全オフにするなら必要ありませんが、旅先や移動中に何かするなら、ITスキルは必須です。
・どこでもネットに繋げるようにしておく(ホテルのWi-Fi、スマホのテザリング)
・メール
・データ共有のしくみ(Dropbox、Evernoteなど)
・持ち運べるノートPC
・電源管理

そして、メモシステム。
休み・遊び・仕事。
この垣根をなくすために必須なのが、メモシステムです。

私はEvernoteを使っています。
思いついたこと、アイデアなどをスマホでさっとメモできるしくみです。
休み・遊び・仕事を瞬時に切り替えることができます。
<class=”link”>iPhoneで記録→PCで整理・活用・アウトプット。自分だけのEvernoteシステムを作ろう

前払いはアリ、後払いはナシ

休み・遊びのかわりに、仕事を別の日にやることもあるでしょう。
この場合、前払いはやっても後払いはないようにするのがおすすめです。
先週の2日の分は、それまでに集中して仕事を詰めました。

先にやる分には、集中力も発揮できるのでおすすめですが、
「旅行にいったぶん、次の土日は仕事」というのはやめておきましょう。

後払いだと、旅行は終わっているわけですから集中力が発揮できるわけでもないからです。
また、仕事がたまっていたり気になっていることが多かったりすると、十分遊べません。

 

 

日頃の習慣

日々の習慣、マイルールがあると、時間の自由度が上がります。
完全に自由だと、逆に時間がなくなるのです。

ひとりで仕事をしていると、歯止めが効きません。
楽しい仕事を延々やってしまいますし、ずっと仕事をしがちです。
それを食い止めるためにも日頃の習慣や仕事スタイルの追求が欠かせません。

・早朝に起きる(旅行に出た日も、早朝から午前中は仕事していました)
・午前中は原則仕事
・毎日やると決めたらやる(毎朝のタスク、メルマガ、ブログなど)
・ルールを守る(18時以降にメール、SNSをみない)
・タスク管理、記録を徹底する
・電話を使わない
・書く仕事、話す仕事をする(時間、場所を選べる)
・土日は仕事メールしない

今回の1泊2日の旅行の
1日目 早朝から午前 仕事 午後 移動、温泉
2日目 早朝から午前 仕事&遊び 午後 移動・観光
という日程は普段からやっていることでもあります。
(特例で2日目の午前中にちょっと遊びましたが)

普段から時間の使い方のトレーニングは欠かせません。
平日にこなしたほうがいいことも多いですし、平日はすいています。
冬はスイムもバイクもランも寒いので、日中にしかトレーニングしません。
プライベートな予定も、平日に入ることが多いです。

ひとりで仕事をするのは、そういうものですから、そこに罪悪感をもつ必要はありません。
「忙しくて・・・」
「大変で・・・」
「稼げてなくて・・」
といいあうのが免罪符になっているのは、おかしなことです。

そして、お客様や取引先に、「延々働く」「瞬時の対応」を求められるのであれば、それはもうお客様でも取引先でもありません。
「ひとりしごと」だと複数のお客様、取引先と仕事をするのが通常ですので、時間を縛られるのは変な話です。(そういうメニューなら別ですが)

罪悪感のあらわれが、「お休みをいただいて」にあるなら、早々に捨てたほうがいいでしょう。
アポ調整の際も、旅行に行くことを明かす必要も「すいません」を過度につける必要もなく、しれっと日程を調整すればいいだけです。

独立したばかりのお客様に、「まず平日にプラプラ歩いてみてください」と言っています。
「ひとりしごと」をするなら、時間の概念から変えなければいけません。


【編集後記】

昨日は確定申告の打ち合わせ。
親子でご依頼いただき、毎年ご自宅へうかがうのが楽しみです。
これで、所得税確定申告の仕事はほぼ完了。
この1ヶ月に一大プロジェクトがあるので、それに備えます。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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