カメラを選んだ理由 Panasonic G9 PRO編。マイクロフォーサーズ・Leicaレンズ・望遠

カメラを選んだ理由シリーズ。
今回は、Panasonic G9 PROです。

※Panasonic G9 PRO by Leica M10+50mmF1.4

マイクロフォーサーズのメリット

Panasonic G9 PROは、マイクロフォーサーズという種類のミラーレス一眼です。
センサーサイズが大きい順に、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズという種類があります。

センサーサイズが小さい=カメラ本体が小さいというわけでもありません。
左は、Sony α7S (フルサイズ)、右はPanasonic G9 PRO(マイクロフォーサーズ)。
Panasonic G9 PROのほうが大きくて重いです。

技術の進化により、フルサイズのカメラ本体は、小さくて軽いものが増えてきました。
ただ、マイクロフォーサーズのレンズは、まだ小さい傾向にあります。
(レンズも小さく軽くはなっていますが)
フルサイズは、カメラ本体が小さくてもレンズが大きくて重い場合も多いです。

レンズが小さくて軽いというのは、マイクロフォーサーズの利点といえます。
特に大きくて重くなりがちな望遠レンズ。
左はフルサイズの70-200mmF4。
右は、マイクロフォーサーズの200mmF2.8(フルサイズに換算すると400mmF5.6)。
400mmという望遠レンズがこのサイズで1.3kg、新品だと30万円弱なのです。
(私は中古で20万円弱でした)

フルサイズで同様のもの(400mm)だと、2.8kg、新品だと140万円……。
もちろん写りは違うでしょうが、マイクロフォーサーズのお得感のほうが勝ります。
それでも安くはありませんが。

どのくらい望遠なのか。
スマホ(24mm)、

400mmだとクリスマスツリーが見えます。
プリキュア仕様ということもわかるのです。

スマホだと、遠くに見える東京タワーが、

ここまで撮れます。

月もスマホだとこうで、

400mmだとこのくらいに撮れるのです。

このレンズ(200mmF2.8)は、最短撮影距離が1.1mと望遠にしては近いので、スマホでこのくらいの距離でも、

こういう写真が撮れます。

「欲しいレンズからカメラを選ぶといい」という言葉があるとおり、まさにこのレンズのためにマイクロフォーサーズのPanasonic G9 PROを選びました。
ただ、一方でマイクロフォーサーズには不安もあるでしょう。
センサーサイズが大きいほど、一般的にはきれいな写真が撮れると思われていますので。
決してそんなことはありません。

マイクロフォーサーズへの不安

マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので、
・夜に弱い
・ボケが少ない
と言われてはいます。

ただ、「夜に弱い」に関しては、カメラの性能が上がっているので、さほど気になりません。
このレンズは、Panasonic42.5mm F1.2(換算85mmF1.8)。
十分なボケですし、明るさです。

ボケに関して言えば、これがフルサイズの50mmF1.4、

これがマイクロフォーサーズの換算50mm(Panasonic25mmF1.4)。
ボケが少ないのは事実です。
ただ、どこまでボケが必要かにもよりますし、近寄ればボケを大きくすることはできます。
(映り込んでしまいましたが)

これがフルサイズの50mmF1.4

これが、マイクロフォーサーズ換算50mm(Panasonic25mmF1.4)。
このくらい被写体に近づいて、背景との距離を開ければ、マイクロフォーサーズでもボケます。
(ボケは、センサーサイズ、F値、被写体との距離、背景との距離という4要素で決まります)

マイクロフォーサーズだと物足りないということはありません。
私はよく持ち出しています。
持っているレンズは、
・Panasonic 8-16mmF2.8-4.0(換算16-32mm)

・Panasonic 25mmF1.4(換算50mm)

・Panasonic 42.5mmF1.2(換算85mm)

そして、前述したPanasonic 200mmF2.8(換算400mm)です。


そのマイクロフォーサーズの中でも、Panasonic G9 PROを選んだ理由があります。

Panasonic G9 PROを選んだ理由

マイクロフォーサーズのカメラには、PanasonicとOM SYSTEM(旧OLYMPUS)があり、レンズは双方で使えます。
ただ、同じメーカーのほうが、手ブレ補正が効くというメリットもあるので、実質的には同じものを使ったほうがいいでしょう。

私は、レンズが選んで、Panasonicにしました。
Panasonicのレンズは、Leicaが監修しているものがあるのです。
前述のレンズは、すべてLeica印です。
Panasonicのレンズがダメというわけではなく、マイクロフォーサーズを買う前に、Leica M10を買っていたので、そのLeicaのレンズから入りました。

本体で候補に上がったのは、次のようなもの。
(今は、GH5Mk2があります。)
このうち、GH5を持っていて下取りに出し、G100は妻が持っているので使ったことがあります。
GH5は動画に強く、G100は最も小さくもの。
G9 PROとG99の選択が悩みどころです。

G9 PRO G99 G100 GH5 GX7MK2
実勢価格 9万円 8万円 7万円 9万円 6万円
重さ 658g 536g 345g 725g 450g
大きさ 136×97×91 130×93×77 115×82×54 138×98×87 124×72×46
液晶可動 フリー フリー フリー フリー チルト
AF 225点 49点 49点 225点 49点
手ブレ補正
防塵・防滴

Panasonic G9 PROよりもG99のほうが、新しく、安く、軽く、小さいです。
ただ、AF(オートフォーカス)性能は、Panasonic G9 PROが上。
Panasonic G9 PROを買おうとした当時は、
・Leica M10
・SIGMA fp
を持っていました。

どちらも手ブレ補正はなく、Leica M10はマニュアルフォーカス、SIGMA fpはAFが弱いという状況。
「手ブレ補正あり・AF性能がいい」というテーマがありました。

さらに、小さいG100やSIGMA fp(世界最小のフルサイズ)を使ってみて、「小さいからいいというわけではない」という考えに至っていたのです。
私の手は普通の大きさとは思うのですが、大きめだと持ちやすく感じます。
Panasonic G9 PROのボタンやダイヤルの配置のよさも後押しし、マイクロフォーサーズだけど大きいPanasonic G9 PROを選んだのです。
重さはプラス100gですが。

今持っている他のカメラ(Panasonic S1、Sony α7S 、FUJIFILM X-Pro3)と比べても、AF性能は優れていると感じます。

Panasonicのマイクロフォーサーズなら、
・大きさ、AF重視ならG9 PRO
・同等の性能ならG99
・とにかく小さいのがいいならG100または手ブレ補正のあるGX7 MX2→ただ、望遠レンズは厳しいかと
・動画重視ながらGH5またはGH5 MK2→ただ、動画で背景のボケをつくるならやはりフルサイズがいいかと
でしょうね。

今の実勢価格9万円を考えると、Panasonic G9 PROは、お得です。
2018年モデルということもあるからでしょうが。

今日現在で、マップカメラだと中古の良品が9万円、新品が13万円(キャッシュバックで12万円)です。
良品よりいい美品がどのくらいの値段かによりますが(今は在庫なし)、新品もありかと。

カメラ選びの参考にしていただければ。



■編集後記
昨日は、祝日ですが、火曜日なので週刊メルマガの配信を。
最近は、前日の月曜日に書き上げ、火曜日に最終チェックしてから配信しています。
夜出かけるまでは、ゲーム(スパロボ30)を。

1日1新Kindle『1日1新』Instagram『1日1新』
『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』

■娘(4歳8ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
夜、すみっこぐらしの映画に。
すいている時間帯をネットで見ながら様子を見て、18:50〜の回へ。
4組ほどでした。